これぞ天才!昨シーズン新人王ルカ・ドンチッチ!今シーズンはMVPか!?
どーも、わたぼーる だいち です。
今日もワッと驚くバスケ情報をお届けします。
最近ではNBAの下部リーグのG-Leagueも始まり、アメリカでのバスケの日本人情報が届けられる日々が盛んになってきているのではないでしょうか。
もっとアメリカでの日本人バスケ選手の活躍がここ日本で届けられるように、しっかりと応援しましょう!
本日はあるNBA選手を一人ピックアップして紹介します。
昨年、新人王を受賞した "ルカ・ドンチッチ" です。
今シーズン4度目のトリプル・ダブル!勢いが止まらないドンチッチ!
昨シーズン新人王に輝いたダラス・マーベリックスのルカ・ドンチッチが今シーズンも引き続き勢いが止まりません。
なんと今シーズン始まって8試合終わった時点で、すでに4度のトリプル・ダブルを達成しています。
この8試合で4度のトリプル・ダブルを記録したルカ・ドンチッチは今までで一番若い選手(20歳)での達成となりました。
今までで他にこの記録を達成している選手は、モーリス・ストークス(1957-58)、オスカー・ロバートソン(1960-61, 1961-62)、ラッセル・ウェストブルック(2016-17)の3選手だけである。
では、今シーズン8試合でのルカ・ドンチッチの活躍をみていきましょう。
8試合でのスタッツは以下の通りです。
<2019-20シーズン開幕から8試合のスタッツ>
10/24 Thu vs. ワシントン・ウィザーズ
34分出場 34得点、9リバウンド、3アシスト、2スティール
10/26 Sat vs. ニューオリンズ・ペリカンズ
38分出場 25得点、10リバウンド、10アシスト、2スティール
10/28 Mon vs. ポートランド、ブレイザーズ
38分出場 29得点、12リバウンド、9アシスト、3スティール
10/30 Wed vs. デンバー・ナゲッツ
33分出場 12得点、4リバウンド、5アシスト、2スティール
11/2 Sat vs. ロサンゼルス・レイカーズ
38分出場 31得点、13リバウンド、15アシスト、1ブロック
11/4 Mon vs. クリーブランド・キャバリアーズ
34分出場 29得点、14リバウンド、15アシスト
11/7 Thu vs. オーランド・マジック
37分出場 27得点、7リバウンド、7アシスト
11/9 Sat vs. ニューヨーク・ニックス
35分出場 38得点、14リバウンド、10アシスト
ナゲッツとの1試合を除いて7試合すべてで25得点以上を叩き出しているドンチッチ。まだ20歳の若さですが、すでにチームのエースとして力を存分に発揮しています。
ニューヨーク・ニックス戦でのトリプル・ダブル
クリーブランド・キャバリアーズ戦でのトリプル・ダブル
ロサンゼルス・レイカーズ戦でのレブロン・ジェームズとダブルでのトリプル・ダブル
ニューオーリンズ・ペリカンズ戦での今シーズン1回目のトリプル・ダブル
100人に1人の逸材!ヨーロッパの天才 "ルカ・ドンチッチ"
さて、なぜ彼は天才と呼ばれているのか。それは彼のヨーロッパでの軌跡をたどればわかります。ルカ・ドンチッチのこれまでの活躍を紹介します。
<プロフィール>
名前:ルカ・ドンチッチ
出身国:スロベニア
身長/体重:201cm/99kg
誕生日:1999年2月28日
ドラフト:2018年 3位
<受賞歴>
NBA新人王:2019
NBAオールルーキーチーム 1stチーム:2019
<ユース時代エピソード>
ルカ・ドンチッチはヨーロッパで数々のMVPを総なめにしてきました。その数なんと7回!!!彼のこれまでの輝かしい活躍をみていきましょう。
8歳でU-11でプレイ。11歳時にはU-14でプレイできるレベルまで到達していた。しかし、リーグ規定により試合には出場できなかったが、練習にはU-14の選手に混じって練習を行っていた。
2011年9月にブダペストで行われたU-14の大会にオリンピアの一員として出場したドンチッチ。準決勝でFCバルセロナに敗れたが、この大会のMVPに選出された。
2012年2月にスペインで行われたU-14の大会でレンタル移籍としてレアル・マドリードのチームの1人として出場。この大会でチーム最年少ながら平均13.0得点、4.0リバウンド、2.8アシスト、3.3スティールを記録し、またもMVPを獲得した。
2012年4月のU-13の大会では準決勝で29得点、15リバウンド。決勝では54得点、11リバウンド、10アシストを記録して大会MVPを獲得。
2012年9月にレアル・マドリードと5年契約を結んだ。U-16のチームへ参加した。
2013年2月、スペイン国内の大会で決勝戦、25得点、16リバウンド、5スティールを記録。平均24.5得点を記録し、MVPをここでも獲得。
2013年3月にはU-16スペイン選手権でMVPを獲得した。
2014-15シーズン、レアル・マドリードのU-18でプレー。2015年1月、U-18トーナメントで優勝し、MVPに輝いた。
2015年4月30日、プロデビュー。16歳2ヶ月2日とリーグ史上3番目(リッキー・ルビオ、アンヘル・レポロに次ぐ)に若いデビューとなった。
2015年10月8日、NBAプレシーズンマッチとしてボストン・セルティックスと対戦した。この試合でドンチッチは4リバウンド、1アシスト、1ブロックを記録。
2015年10月16日、ユーロリーグデビュー。17歳未満でのユーロリーグに出場した21番目の選手となった。
2016年12月4日、バロンセスト・フエンラブラダとの試合で23得点、11アシストと初のダブルダブルを記録。この週に週間最優秀選手も獲得している。
そしてこのシーズン、チームをユーロリーグベスト4に導く。ユーロリーグのライジングスター賞、リーガACBベストヤングプレイヤー賞を受賞した。
2017-18シーズンでは、2018年5月9日にトリプル・ダブルを達成し、ACB史上7人目の選手となった。7人の選手の中ではドンチッチが最年少である。
これだけの記録を10代でやり遂げてしまうのですから、ただ者ではありません。若いうちに母国から離れ、慣れない土地や言語の中で生活とバスケをしたおかげで精神的にもバスケの能力も愕然と上がった要因になっているはずです。
新人王に輝いたシーズン2018-19:ルカ・ドンチッチ成績
昨シーズン(2018-19)新人王に輝いたルカ・ドンチッチ。これまでヨーロッパで様々な賞を受賞してきたドンチッチだが、ここアメリカの地でもその続きを序章するかのようだ。
授賞式の様子をどうぞ。
まずは新人王に輝いたドンチッチだが、まだ彼は20歳という年齢。これからまだまだ多くのNBAの記録を塗り替えていくことになるのか。2019-20シーズンの彼の活躍が楽しみである。
2018-19シーズン:ルカ・ドンチッチベストプレー
彼の武器はステップバックからの3P。彼はスピードはそこまで早くはないものの、体幹のバランスがものすごく良く、全力でドライブ行く体勢からクイックで止まり、そのままステップバックで3Pを繰り出します。
さらにドンチッチは体格が良く、当たり負けもしません。ドライブからの強烈なダンクシュートも彼の特徴です。
<2018-19シーズンスタッツ>
平均出場時間(MPG):34.9分
フィールドゴール成功率(FG%):48%
スリーポイント成功率(3P%):32.1%
フリースロー成功率(FT%):83.6%
平均得点(PPG):27.7点
平均リバウンド数(RPG):10.8
平均アシスト数(APG):9.1
平均ブロック数(BPG):0.1
トリプル・ダブル:6回
最高得点:35得点
まとめ
今シーズンも勢いが止まらないルカ・ドンチッチ。今後もどんなプレーを見せてくれるか楽しみである選手の一人である。
まだまだこれから多くの記録を作りあげていくだろう。
では、また次回!
第28回 バスケット豆知識
さて、今回もバスケット豆知識を紹介します。
ここではバスケットに関するちょっとしたことをお届けするコーナー。
今日の話題は、ルカ・ドンチッチも所属するダラス・マーベリックスに関する豆知識です。
昨シーズンで引退をしたダラス・マーベリックスの顔であったダーク・ノビツキー。そんなダーク・ノビツキーの名前が通りの名前となりました。
ダラス・マーベリックスが本拠地とするアメリカン・エアラインズ・センターの前の「オリーブ・ストリート」が、球団で21シーズンを過ごしたダーク・ノビツキーにちなんで「ノビツキー通り」に改称された。
自分の名前が通りの名前になるなんてなんと光栄なことでしょう。これも彼がこれまでマーベリックスでの活躍とダラスの街、コミュニティーとの関係の良さが伺えます。
引退の身となったノビツキーですが、チームに現れた救世主、ルカ・ドンチッチの存在のおかげて、晴れた気分でチームを託して引退できたことでしょう。