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【NBA】NBAプレイオフボイコット!?〜NBA選手達の黒人差別に対する訴え〜

どーも、わたぼーる だいち です。

本日は、暗い話題ですが重要なことなのでお付き合いください。

8月26日にアメリカのウィスコンシン州で警官が黒人男性を銃撃したというニュースがありました。

正当防衛なら理解はできるが、この警官は黒人男性の背後から7発も発泡し、重傷を負わせた。それも車に彼の子供がいる目の前で。

警察は、黒人男性の車からナイフが発見されたと発表しているが、7発も発泡した理由は明らかになっていない。

7発も銃を発泡する必要があったのか?

これが黒人差別となって、再びアメリカで大きな衝撃となっています。

5月にジョージ・フロイドの事件があったばかりなのに、再びこのような差別的な事件が起こったことは極めて遺憾であり、寂しい気持ちになりました。

今回のウィスコンシン州で起こった事件の映像を見ましたが、発泡を受けたジェイコブ・ブレイクさんが車の方に歩いていく際、周りに叫ぶ声がありました。

その声はジェイコブさんに対して言っているようで、「警察に逆らってはダメ」、「最悪殺されてしまう」という、これまで黒人がどのような扱いをされてきて、どのように生きてきたかが伝わってきました。

現場の状況は、その場にいた人しかわからないのでなんとも言えませんが、黒人に対する差別は大きな問題であり、今それを正すチャンス(機会)です。


バックスがプレイオフGame5をボイコット!

この事件が起こったことに対して、8月27日に行われる予定だったNBAプレイオフのバックス vs マジック のGame5がバックスの黒人差別に対する抗議行動ととして試合開始時間になってもコートに姿を現さず、ボイコットをしました。

チームでしっかり話し合った上、ボイコットをすることを決定したそうです。

バックスはこの判断について声明を出しています。

声明和訳

少しばかり(声明発表に)時間がかかって申し訳ありません。ただ我々としてはチーム内で意見交換をし、自らを教育し、拙速にありのままの感情で話すことはしたくありませんでした。自分たち自身とチームを代表し、今日この時点での声明を発表させていただきますが、戻った後にも自らを教育し続け、取り巻く事柄への気づきを高めて、またみなさんの前でお話しできればと思っています。
チーム声明。
ここ4ヶ月間という時期は我々のアフリカン・アメリカン・コミュニティに対する継続的な人種的不公正さに光を当ててきました。国中の市民が自らの発信力と議論の場を用いてこのような不正行為に声を上げてきました。
我々の地元州であるウィスコンシンにてここ数日、ジェイコブ・ブレイクがケノーシャにて警察官に背後から7発もの発泡を受け、さらにはこれに抗議する集団に対して発泡されるようなゾッとするようなビデオを目にしています。しかし、変化を嘆願する圧倒的な声にも関わらず行動は起こされていません。そのため我々の今日の焦点はバスケットボールたりえません。
我々がウィスコンシンとミルウォーキーを代表してコートに立つときは、一切の努力を惜しまず、高いレベルでプレーし、お互いに対して責任を持つことが当然期待されます。
我々が追求するその基準と同じものを、いまこの瞬間においては、我々の立法者、そして法執行機関に求めます。
ジェイコブ・ブレイクのための正義を求め、警察官たちが責任を追うことを要求します。これが起きるためには何ヶ月間も警察組織の責任問題、彼らによる暴力を是正し、刑法再編するために有効な対策を取ってこなかったウィスコンシン州議会に対して緊急的な協議を求めます。全ての市民に自らを教育することを促すと共に、平和的で責任ある行動をとって頂くよう求めます。そして最後に11月3日には投票を忘れずに。

引用ツイート↓↓↓


そして、この日行われる予定だったプレイオフ2試合も延期となりました。

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また、WNBAもこの日行われる予定の試合は、話し合いの末延期されることとなりました。


バックスの行動にNBA界から賛同の声

このバックスのボイコットに対して、NBA関係者から多くの賛同の声が見られます。

ビル・ラッセル

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スコッティ・ピッペン

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ドウェイン・ウェイド

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アイザイア・トーマス

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JR・スミス

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フロリダでNBAのレフリー達がバブル内を行進しました。

"今" 変わる時です。

まとめ

このボイコットは世界中に大きな影響を与えました。

長年続く黒人差別問題。

これを機に何か解決の糸口となる動きを国は見せて欲しいですね。

では、また次回。

第106回 バスケット豆知識

さて、バスケット豆知識の時間です。
私が個人的にバスケットの豆知識や面白いと思ったことを紹介するコーナーです。

バックスのボイコットでプレイオフが延期となったが、8月28日にNBAとNBPAが共同で今後についての声明を出しました。

NBAプレイオフは再開となり、現地時間29日から再スタートとなります。

そのスケジュールです。

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