【NBA】スティーブ・ナッシュがヘッドコーチに!?〜NBAのHC動向〜
どーも、わたぼーる だいち です。
今日もバスケが楽しくなるバスケ情報をお届けします。
さて、NBAプレイオフのカンファレンスセミファイナルが行われていますが、1stラウンドに引き続き劇的な試合が続いています。
非常に見応えがあるプレイオフ2020となっています。
そんな熱いプレイオフの裏側では、来シーズンに向けてチームが動いています。
そんな中で、ヘッドコーチに関して動きがあった球団がありましたのでその情報をシェアしたいと思います。
それでは、いってみよーう!
NBAヘッドコーチ動向
さて、9月4日現在までで発表があったNBAのHCの動向について紹介したいと思います。
主にこの3つについてとなります。
・ペイサーズ:ネイト・マクミランHC解任
・シクサーズ:ブレット・ブラウンHC解任
・ネッツ:スティーブ・ナッシュHC就任
「えっ、意外!」なものや、「え、なんで?」というものや、「あ〜やっぱりね」というバラバラな反応が見られるこの3点について見ていこうと思います。
ペイサーズ:ネイト・マクミランHCを解雇!
8月27日にペイサーズはネイト・マクミランHCを解雇することを発表しました。
ネイト・マクミランHCは2016-17シーズンからペイサーズのHCを務めて今季までの4シーズンで計319試合を指揮して183勝136敗を残していた。
183勝はペイサーズのHCとしてフランク・ボーゲルHC(250勝181敗/現ロサンゼルス・レイカーズHC)、ラリー・ブラウンHC(190勝138敗)に次ぐフランチャイズ史上3位という好成績。
4年連続で出場したプレーオフではいずれも1回戦敗退となったものの、つい今月上旬に延長契約をしていたやさきだっただけに、驚きの声が多くありました。
怪我人を出しつつも、今シーズンもプレイオフに進出した手腕の持ち主だったのにも関わらず、プレイオフ1回戦でヒートにスイープ(1勝もできなかったこと)されたのが原因かわからないが、それだけで解雇とは疑問が残ります。
他のチームのHCからも疑問の声が上がっています。
エリック・スポールストラHC (マイアミ・ヒート)
「ありえない。まったく信じられないね。ほんの2週間ほど前、シリーズが始まる時に彼ら(ペイサーズ)は契約延長をしていたんだ。でもシリーズを終えたら感情的な決断ですぐさま解雇してしまった。本当にがっかりだ」
リック・カーライルHC (ダラス・マーベリックス)
「ショックだったね。このことを理解するのは非常に難しい。あの組織が持つ哲学上の理由が何だったのか、私には分からない。だがネイト・マクミランはこのリーグの中で最も尊敬されているコーチの1人だと私は知ってるよ」
ブラッド・スティーブンズHC (ボストン・セルティックス)
「あの組織でやろうとしていることを他の人物が決めたんじゃないか。ネイト・マクミランがこの3~4年間にやってきたことを上回ることができる人物がいるとは私には思えないね」
という声が上がっていた。
来シーズンは、誰がペイサーズを指揮を取るのだろうか。
そして、これまで以上の成績を残せるのだろうか。
大きなプレッシャーがかかることには間違いない。
シクサーズ:ブレット・ブラウンHCを解雇!
次に、8月25日にフィラデルフィア・76ersは、ブレット・ブラウンHCを解任することを発表しました。
『The Process』という標語を掲げ、ジョエル・エンビードとベン・シモンズという若手スター選手を中心に数か年計画で優勝を目指してきたシクサーズだったが、今シーズンは43勝30敗という前評判を下回るレギュラーシーズンの成績に終わり、プレイオフでも早々に姿を消してしまった。
2013年にヘッドコーチに就任したシクサーズで221勝344敗という成績を記録。
シクサーズのエルトン・ブランドGM(ゼネラルマネージャー)は、リーグ下位に低迷していたチームをイースタン・カンファレンスの上位にまで引き揚げた功績は高く評価しているよう。
「私は、1人の人間性として、そしてプロフェッショナルとして、ブレットのことを非常に尊敬している。球団とフィラデルフィアの街のために尽くしたブレットに感謝したい。彼はシクサーズのヘッドコーチとして、若手の育成、3年連続プレイオフ進出といった数々の功績を残した。残念ながら我々は今年の目標には届かなかったが、新たな方向に進むことが正しい判断だと信じている」
確かに、今シーズンの初めには、エンビート、シモンズ、ハリス、リチャードソンに加え、ホーフォードをセルティックスから獲得し役者が揃い優勝候補のチームの一つとして言われていました。
しかし、シーズンは43勝30敗となかなか勝ち星が取れず、リーグ6位と苦戦。そして、プレイオフでは1回戦でセルティックスと対戦するも、シモンズが怪我でいないのもあり1勝もできず今シーズンを終えることとなった。昨シーズンカンファレンスファイナルまで勝ち進んで、今シーズンも期待もあったのでちょっと不甲斐なさが残るフィラデルフィアでした。
『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者によると、シクサーズの次期ヘッドコーチの最有力候補には、ロサンゼルス・クリッパーズのタロン・ルーAC(アシスタントコーチ)の名前が挙がっているようだ。
ネッツ:スティーブ・ナッシュがHCに就任!
そして最後にビックニュース!こちらは解雇ではなく新たに就任の情報です!
なんと、スティーブ・ナッシュがブルックリン・ネッツのHCとして就任することが9月3日に伝えられました。
2005年と2006年にNBAシーズンMVPに輝き、引退後の2018年にバスケットボール殿堂入りを果たしたスティーブ・ナッシュと4年契約を結んだ。
ナッシュは5シーズンにわたってゴールデンステイト・ウォリアーズで選手育成コンサルタントを務め、2度のNBA優勝や4年連続NBAファイナル進出に貢献しました。
その当時、ナッシュはデュラントにも練習をともにしており、今度はヘッドコーチの立場で再びタッグを組んで来シーズン挑むこととなる。
今シーズンネッツは、デュラントが怪我で全休、アービングも怪我でシーズンを途中で離脱しており、来シーズン二人の復帰が期待され、優勝を目指すであろうチーム。そこに標準を合わせたナッシュのHC任命。
ヘッドコーチ、アシスタントコーチの経験もないナッシュはどうチームの指揮を取っていくのか非常に注目が集まりそうです。
それにしても、再びNBAの舞台でプレーではないですが、ナッシュの姿を見ることができるので、それだけで来シーズンへの楽しみが増えました。
まとめ
本日は3名のヘッドコーチについて取り上げました。
やっぱりスティーブ・ナッシュのHC就任はインパクトありました。
まさかナッシュが就任するとは誰もが予想外だったのではないでしょうか。
来シーズンへ向けてのチーム作りが着々とプレイオフの裏で進んでおります。
では、また次回!
第109回 バスケット豆知識
さて、バスケット豆知識の時間です。
私が個人的にバスケットの豆知識や面白いと思ったことを紹介するコーナーです。
本日もプレイオフでの記録について紹介します。
プレイオフ1stラウンドでロケッツとサンダーの第7戦で記録が生まれました。
ロケッツが第7戦でチーム全体で17本のスリーを成功させるという、現代のNBAバスケスタイルを象徴する記録がありました。
この17本という記録は、2016年でゴールデンステイト・ウォリアーズが記録した本数と並ぶ記録となりました。
今や3Pラインの2、3歩離れたところから決めることが当たり前のNBA。
コートのNBAロゴのところからも楽々とシュートを決める選手も多発しており、シュートレンジの広がりがすごいこととなっています。