Vintage用語&スラング集(20240609)
この国のVintageも20年以上になりました。最近出てきた用語や、今となっては語源も定かでないスラングもありますので、私の記憶の整理も兼ねて書いていきます。
今日僕は○○のVintage大会で××しました!
これは、2009年~2010年に日本に留学していたChen Stanleyが〇〇のVintage大会で××した時のDiarynote日記名が元ねたです。基本的なテンプレートは以下の通りです。
(日記名)今日僕は○○(店名、大会名)のVintage大会で××(成績)しました!(”今日僕は”で始め、”しました!”で終えなければなりません)
(本文)参加者△△人だった。それで、成績は□□だった。之は僕のレポートです。どうぞ!(これはできるだけ書きましょう)
用例
<レポート>(簡単でも詳細でも可)
<使用したデッキ>(これは省略してもいいです)
<賞品>☆☆!(これも省略してもいいです)
ありがとう
神様
家族
友人 (必須 ありがとう 神様 家族 友人で日記を終えなければなりません)
くやしい/9841/エロま!ハード
綺麗さっぱり無かったことにしたいのですがこれについても書いておかないといけないでしょう。クリムゾンという漫画家の成人向け同人誌がいつも同じストーリーでしたので、ジェネレータが作られていました。それに便乗してしまったのが大きなプレイミスです。基本的なテンプレートは以下の通りです。
用例
(日記名)○○ハード (極はほとんど使われないです)
(本文)××(大会名)に参加する○○。だが、それは△△(主な負け相手の属性)の巧妙な罠だった。
いつもの力が出せれば、こんな△△なんかに・・・!
よかったじゃないですか。□□(負けた原因1)のせいにできるのですから。
んんんんんんんんんっ
へへへ、おい、■■(負けた原因2)を用意しろ。☆☆(負けに至る過程)してやる
耐えなきゃ・・・今は耐えるしかない・・・
○○の★★(負けが決まった過程)ゲーーット
いけない!※※が**(負けた原因3)なのを悟られたら・・・
生○○様の生◇◇(負けた瞬間)を拝見してもよろしいでしょうか?
こんなやつらに・・・くやしい!でも・・・感じちゃう!(ビクビクッ (半角のほうが風情があります)
おっと、◆◆(負けた瞬間)になってしまったか。甘い▲▲(今日の成績)がいつまでもとれないだろう?
D
日本煙突協会でのDack Faydenの呼び方です。頭文字だけで呼ぶようになったのはおそらくJ(Jace, the Mind Sculptor)の流れでしょう。日本煙突協会のWorkshopプレイヤーにとって、悪質きわまるこれらのプレインズウォーカーの名称は口にもしたくないのです。
これ以降、Vintageでよくみるプレインズウォーカーを頭文字で呼ぶのが日本煙突協会のMUDプレイヤーでは流行っています。明らかに身内スラングなので大会ではきちんと正式名称で言いましょう。主な頭文字は
D:Dack Fayden
O:Oko, Thief of Crowns
W:Wrenn and Six
N:Narset, Partner of Veils
これらをつなげるとDOWNになりますので、日本煙突協会のMUDプレイヤーがプレインズウォーカーに持っているヘイト値がわかりますね!!!
黒雪姫先輩
アクセル・ワールドのヒロインです。アバター名がブラック・ロータスです。当然英語版のアバター名称はBlack Lotusです。転じて、MagicのBlack Lotusの呼び名にも使われます。が、多くの場合役に立たなかったMagicのBlack Lotusのことです。
用例:Null Rodの返しに颯爽と待たせたなハルユキ君めいてトップしやがる黒雪姫先輩
ふらっと鉄の掟
マッチを落す、明らかなミスプレイをする等した時の戒めとしてガチャをまわすおそろしい掟です。ガチャは大型艦建造、フレポ、無料石などのゲーム内資源でももちろんOKです!2022年時点で人気があるのは何といってもFate/Grand Orderです!
ふらっと鉄の掟による勝敗もマッチに加算されますので、今日は5回戦で3-4だった、の様にtwitterなどで報告します。
日本煙突協会
東京都内某所にあるVintageプレイヤーの集会場です。国内では最も熱心にプレイしているといえるでしょう。名前の由来は家主がStax大好きによるものです。もちろんStaxプレイヤーでなくても歓迎です。Youtubeに多数フリプ動画を公開していますので雰囲気はそれを見るのがよいでしょう。
主なプレイヤー構成は以下のようになります。
家主:剛腕 様(Stax、Ravager Shops、Goblin)
主な出入り者(2019年後半時点):MasaH 様(Golos、Combo Shop)、ハカイソウ 様(Jeskai)、迫田 様(Dredge)、HOM 様(Survival、Goblin)、月見 様(PO)、ミスト 様(Shops)、りんてつ 様、Arvel 様(Survival、Ravager Shops、Oath)、三原様、私(Stax、Ravager Shops)
重要なローカルルール:
(1)喫煙者が多いです。
(2)Mana Cryptは246がダメージです。
同姓同名の他人
MUD協会は奇跡的な被りですが全くの他人です。
英文学を教授していましたが全くの他人です。ご冥福をお祈りします。
電力システム社に従事している方は全くの他人です。
大型トラックで交通事故に遭った方も全くの他人です。ご冥福をお祈りします。
Vintage Champsの変遷
2002:この年にもType1 Championshipがあったというのをアメリカで聞いたのですがソースがないので真偽不明
2003:確認できる最初のType1 Championship。優勝賞品はChristopher Rush製の新Black Lotus。
2004:この年からVintage Championship。優勝賞品はMark Tedin勢のTimetwister。この年までは大版カード枠がついた状態ではなく、絵とトロフィーの形でした。
2005:優勝賞品はMark Poole製のAncestral Recall。
2006:優勝賞品はVolkan Baga製のMox Pearl。Moxenはオリジナルの絵師ではありません。以降2010年までMoxが続きますがいずれもVolkan Baga製です。これらの絵はMagic Online(Vintage Masters)で使用されています。
2007:優勝賞品はMox Jet。
2008:優勝賞品はMox Ruby。この年はGen Con内での1イベントではなくアメリカ選手権のサイドイベントとして開催されました。
2009:優勝賞品はMox Emerald。
2010:優勝賞品はMox Sapphire。
2011:優勝賞品はTime Walk。なおこの年からLegacy Champsの優勝賞品も絵になりました。
2012:優勝賞品はTimetwister。去年でパワー9が1周したので何になるのかなと思っていましたがもう一度パワー9を周回することになりました。
2013:Gen Con内のイベントから、Cardtitan主催のEternal Weekend内の1イベントに変更。開催地もIndianapolisからPhiladelphiaに変更。以後会場は数回変更になっています。主催者にNew YorkとかLos Angelsのような交通のいいところにしない理由を聞いたのですが単純に箱代だそうです。
優勝賞品はAncestral Recall。2006年から2013年までのイラストがVintage Mastersで使われています。Black Lotusは?と思いませんか?Vintage Mastersに使用されているBlack Lotusは賞品になっていません。あのイラストのオリジナルはChris Rahn自ら競売で誰かに売りました。
2014:優勝賞品はMox Pearl。
2015:優勝賞品はMox Emerald。
2016:この年からEuropean Eternal Weekendが開催されるようになりました。そのため、単にEternal Weekendだったアメリカの大会はNorth Americaを冠するようになりました。また、日本でも東京MTG主催でAsia Vintage Champsが開催(各地域の予選勝者+過去の覇者+殿堂入りプレイヤー+主催者招待枠)されました。優勝賞品は
North America:Mox Sapphire 会場はPhiladelphiaからColumbus(OH)に変更となりました。
Europe:Mox Jet
Asia:Mox Sapphire。ただしこのMox Sapphireは大版カードではなく絵だけです。
2017:優勝賞品は
North America:Black Lotus 会場はColumbusからPittuburgh(OH)に変更となりました。
Europe:Mox Ruby。
2018:この年からAsia Eternal Weekendとして日本でも開催されるようになりました。優勝賞品は
North America:Time Walk
Europe:Mox Ruby
Asia:Timetwister
2019:優勝賞品は
North America:Mox Jet
Europe:Ancestral Recall
Asia:Mox Sapphire
有名芸能人
日本煙突協会内等で(有名)芸能人と職業名だけで出てきた場合は、Nicolas Pujol 様のことです。(有名)の部分は省略したりお好きな称号をつけてください。
Nicolas Pujol 様は、Belcherを愛用するVintageプレイヤーです。また、日本語漫画等のフランス語翻訳も行っています。
**の王
**には白青黒赤緑から1色が入ります。元ねたはアクセル・ワールドですのでみなさま課金しましょう(ダイマ
それから転じて、2003、2006~2010年のVintage Champship覇者のことを指すことがあります。もちろんこれは日本煙突協会の更にごく一部だけでしか通用しません。ちなみに他の年にも何回かBlack LotusとMoxenは配布されていますが、日本煙突協会では通常最初のAlternate勢だけを**の王としています。なお、Black LotusとMox Jetのどちらを黒の王にするのか問題については、2003年の覇者Carl Winterが2022年時点では大会に来ていないのもあって2007年の覇者Stephen Menendianを黒の王とする勢力のほうが優勢です。
ニコ2号
かつて日本にはもう1名Nicolasという名前のフランス人Vintageプレイヤーがいました。その為1号である2022年現在有名芸能人のNicolas Pujol様との呼び分け方として使われていました。
征服王
かつて調布市で開催されていましたハイリスクローリターンの2日間15ラウンド(3ラウンド×5フォーマット)の大会です。ブービー賞になると物理的にかさばる賞品を貰わないといけないことで有名でした。
参加者には後のポケモン世界覇者(のお父さん)、アニメ化もされた有名ライトノベル作家、後のカードショップ店長等多彩な顔触れでした。
立木流
首都圏でVintageをプレイされている立木さんを開祖とする武術です。その精神は、対戦相手が出したMana Cryptを利用して勝利につなげるということにあります。
開祖はこれで少なくとも5ゲームはMana Cryptだけのダメージで勝利し、内1回はTime Vaultで無限ターンをされた状態で勝っています。これが立木流奥義と言われるもので、Mana Cryptを出される=出した側の敗北決定という大変すごいものです。習得するための修行には、秘伝のかけじくを入手することが必要という伝承がありますが、開祖が一切の秘伝書を作っていない武術でもあり、伝承者となるのは大変困難な武道です。
ウラキ
ガチャでSSRを出したり、何らかの誰かにとって非常によいことをXにアップロードすると、どこからともなくコウ・ウラキの画像(大体はガンダムウォーの「駆り立てるもの」の絵で)を張ってお祝いするという文化です。祝われた側はお礼をしましょう。この文化の起源も、卑猥の化身さんとされています。
用例
Team Evolution
2004年頃~2011年頃にかけて愛知県を中心に活動していたVintage勢です。チーム名の由来は当時のWWEで展開していたEvolutionだと思います。総帥のchickenatogさんは、かのEternal Oathのクリエイターであり、おそらく日本人初のVintage Championship参加者です。また、日本人でおそらく私とchickenatogさんだけがBazaar of Moxenに参加した経験があります。
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