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小松基地航空祭2023に行ったよ日記メモ vol.3

 エアレースを知ったのは2015年にNHKが放映した「レッドブル・エアレース」から。アブダビやブダペストなどの街並みに近い場所に設営された会場で、空気で膨らませた大きなパイロンを攻める空のF1🏁 
 細かなルールはリンクを貼っておく。機体や速度・Gなどに制限がある中でタイムを競うモータースポーツ。

 速さを競うけれど、皆で一斉に飛ぶわけじゃない。危なすぎるよね…. 車のF1レースのように一斉に飛んでいた過去には大きな事故もあったという。
 一機ずつの飛行でも十分すごい。だけど、レッドブル・エアレースでは映像に対戦相手の航跡をグラフィックで重ねて見せてくれて、より安全にレースを楽しめた。
 そういう飛行機好きに堪らない新しいスポーツがある事に驚いたし、そのパイロットに日本人の室屋義秀さんがいらっしゃるのにも驚いた!これは、応援するでしょ!
 今回はレッドブルから装いを新たにした「エアレース エックス」の予選を控えた室屋義秀さんが、小松にやってくる!!ワーイ!

 というわけで、午後。会場のエプロンへ向かう途中。通り道には大型破壊機救難消防車がいたり、油圧ショベルがいたりする。13時まで時間ギリギリ…早足で通過。防空用の地対空誘導弾を発射するFCS(射撃統制装置)などを写真に収めながら…

射撃統制装置を搭載した車両
飛行機楽しいな~だけで見てたらいけないなと思った
自衛隊カラーの油圧アーム

1255  中央の室屋さん機の近くへ。辿りついたのは午前中と同じ303寄り。でも、風向きのせいで、アナウンスが聞こえにくい。そして人が多い!もっと早く場所を選ぶんだった〜

なかなか良い場所!と思ったけど、
この後、座ってる人たちがみんな立ち上がるのであった…
そりゃそうだ…

1310  出発!軽そうな動き!タキシングが早すぎて飛んじゃうのかと思った…
1320 小松空港に到着する旅客機との関係で予定より遅れて発進。離陸すると、そのものすごい機動と、鮮やかなスモーク、サービス心満点のパフォーマンスに、周りの熱気がどんどん高まるのを感じた。「すげー!」「なんだあれ!」空中で停止して木の葉のように落ちてくる時など、わたしも思わず声がでちゃった。空にハートを描くバーチカルキューピッドや連続スピンでは、拍手が上がった。

↑スマホカメラで追いかけた、
息つく暇もない曲芸の連続

   いったいどんな空間認識をお持ちなのだろう。これだけの機動ができたら、エアレースのバイロンギリギリ通過なんて楽々なんだろな…と思うよ。
1340   あれだけの曲芸飛行を終了してすぐ機を降りて笑顔で端から端まで挨拶。ほんとにすごい。

室屋義秀さん、ありがとう!!
すごい熱気だった!イーグルファンも釘付けだったよ

 さて 小松基地航空祭、最後の展示は306飛行隊の機動飛行。周りは大きなカメラを持った男性ばかり。高校生か大学生くらいの子もいる。みんなわたしより背が大きいから、彼らの肩と頭の間から準備の様子を眺める。
1350  エンジン始動!
1359  行ってらっしゃ〜い

いってらっしゃい
カブトムシもお見送り

 この後、旅客機待ちでしばらく時間が空き、待ってる間に撮った写真などを確かめていた。初めての航空祭にしたら、わたし、案外うまく撮れたんじゃないかな!
1420 いよいよ離陸っ 室屋さんの華麗な飛行を見た後だから、空気を裂くその力強さや鉄の硬さを感じた。

ベイパーの糸が綺麗だった

1435  すべての飛行が終了!戻ってきた2機に周りから大きな拍手!周囲はまだパイロットが降りてくるのを待つ人の熱気。その人垣をそうっと抜け出る。
帰りのバスは15時出発。後ろ髪引かれながら歩き出す。ああ〜 格納庫の展示もっと見たかったー 小松グルメも何があるのか見てこればよかったー C-2の中は…もう終わってる〜 あっ、お土産買わなきゃ…  
 会場アナウンスは終了のお知らせを流し、片付けが始まってる。物販ブースは最後の呼び込み。時間が迫っているので、細かいものは選べない。基地カレーと記念切手シートをささっと購入。おっと、1450やばい。
 早足でもギリギリか。バスが見えるところからは駆け足で向かった。1455乗り込む前に、基地を振り返る。CH47チヌークが大きなお口を空けてこっちを見てた。
1505出発。バスが通り過ぎる横に、除雪車両が見えた。石川は雪国。あの広い基地を除雪するのは大変な作業だろう。除雪車の解説もどこかにあったのかなぁ。
ゲートを抜ける。さよなら、小松基地!ありがとう小松基地!!またね!来年も来られたらいいな。

CH47カエルのようなチヌークに見送られてカエルよ
車内から慌てて撮った除雪車両

 帰りのバス。お隣の女性がごっついカメラを出してたので、大きなカメラですね、航空祭にはよくいらっしゃるんですか?と訊ねた。写真を撮るのが好きで、航空祭には何年か前からバスツアーで行くようになったそう。F15速いから追いかけるの難しいですね…など話した。でもって、コミュ下手なので、そのくらいしか会話無し… 女性の方も積極的におしゃべりされる方ではなかったので、気まずくはない。ひとりの時間はいいものだ。車内も静かだった。

 そして、1745  地元に戻ってきたら、なんと、土砂降り!! 傘、持ってないし〜 
 バス降車場からとりあえず駅へ走る。家族には夕飯食べてくるね、と伝えてあるし、せっかくだから地元グルメ何か食べてこかな…と思う。しかし。昨日買ったおにぎりがまだ2個残ってる。土曜の夕方。構内のお店は混み始めてる。いいや、車に戻ってそこで食べよ。
 雨、止む気配無し。気象レーダー見ても後1時間は降ってそう。まさかいざという時用にリュックに入れてた雨ガッパが、小松ではなく、帰り道に必要になるとは思わなかった。カッパを引っ掛けてそこそこ距離のあるパーキングへ。愛車の中、落ち着くな。某小説の愛機大好きパイロットもこんな気分なのか(違) とか思いながら、ちょっとごはんが硬くなったおにぎり2個と残ったお茶で補給をし、雨に滲む夜の町を走り抜けてRTB帰投。

帰ったら雨の中花火上がってて驚いた

 こうして、わたしの初めての小松航空祭観覧は終わったのであった。また行きたい。まだまだ見たりない。今度はもっと知識をつけて。解像度を上げて。写真の腕も上げてくぞ!そのうちF35の飛ぶ姿も見られるといいな。

 ここまでお読みいただき、ありがとうございました!

基地カレー
トマトベースで野菜の旨みたっぷり
スパイシーで美味しかった




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