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WBUと私 ~ 魂のお風呂。~

ウェルビーイング大学を一言で言うなら、「魂のお風呂」です(笑)なんて言うとスピリチュアルっぽい香りがしますが、そんなことは全くありません。

ウェルビーイング大学には、前身であるウェルビーイングデザインサロンの時からの参加です。
参加の動機は、とあるきっかけで出会った「幸福学」への造詣を深めたいと思っていたことと、同じような志を持った人たちがいるということでその親交を深めたいと思ったことからでした。初期は「オンラインサロン」という名前だったものの、主にオフラインの活動が主で、直に会って話ができる分、今よりも密度が濃かった記憶です。そして、コロナ禍という大きな障害下で、驚くべき進化を遂げました。コロナに関しては様々な思いを抱えている方々がいらっしゃると思うので、あまり声を大にして言うのは憚られますが、ウェルビーイング大学の進化には大きな存在でした。人と人が直に会えない中でも、ウェルビーイングについて、幸せについて、学びを深めたい、判りあいたいと言う人たちの思いがその進化を促したのだと思います。それはまるであるべき生物の進化の様に、時代に合わせて有機的に姿を変え、あっという間に巨大なオンラインサロンになっていきました。形や規模を変えても、心理的安全性が頗る高く、いつ、誰がきても温かく迎えてくれる、そんな存在です。参加すれば何かしらの学びにつながり、多種多様な繋がりが生まれ、そこに上下関係などは付随しない。こんなに素晴らしい集まりがオンライン上に存在するなんて、誰が想像しうるでしょうか。まだ現代では残念なことに、参加してみないと実感できないのです(笑)

僕は劣等生気味で、前野先生の授業への参加すらままならない事も多いのですが、それでもとても学ぶことに溢れ、また誰かに何かを「伝えられる」機会も多いのではないかと思っています。これは、とても素晴らしいことです。一方的に享受するわけではなく、自分も何かしらの発表や経験の共有により与える側になれる。難しいと感じる人でも、周りの人たちがそれとなく促してくれる空間。僕は他に例に出会ったことがありません。

基本的な活動は「授業」「発表」「クラス」「部活」に大別されていて、「授業」は主に前野先生やマドカさんの授業(次のフェーズではゲスト授業も多彩になってパワーアップするとか!)で、時に今までのおさらいであり、時に研究発表のプロットなどを先駆けて公開されることもあり、どちらもとても有意義です。「発表」は参加者の研究発表、「部活」は有志の同志の集まりであり、自分の好きなことや学びの嗜好に応じて自由参加です。さらに特筆すべきは「クラス」で、主にランダムに、(稀に恣意的に)割り振られた偶然性の高い集団が思い思いのペースで集まり、会の趣旨を見出し、参加者同士が学び合うというものです。色々なタイプのクラスを経験しましたが、偶然性や繋がりの構築が、楽しみの一つだと思います。おそらく1番の特徴であるこの「クラス」への自由な参加(不参加も自由(笑)が、ウェルビーイング大学を形作っているのではないでしょうか。

知識や経験のレベルも人それぞれで、誤解を恐れずに言うなら「ビギナー」から「マスター」までの人がいらっしゃると思います。そんな千差万別の人々が大きなストレスなく集団を形成できているのは、「ウェルビーイング」と言うテーマならではなのでしょうか。誰しもが誰しもの意見に耳を傾け、必要に応じて同調したりアドバイスをしたりしている気がします。どんな人の話でも何らかの価値があり、学ぶべきところがあると皆が捉えているとなると、とても勤勉な集まりなのかもしれません(笑)心理的安全性の高さは、そんなところからも醸成されているのではないかと思います。

さて、何故「お風呂」なのかというと、お風呂って、疲れていたりすると、どうしても入るのが億劫になって、状況によっては入らなかったりするじゃないですか。でも、入って後悔することはほぼない。お風呂を出た後はさっぱりして、「やっぱり入って良かったなぁ」と思う。それと同じなんです(笑)
日々の仕事や育児に追われ、忙しくて入らなかったり、そこまでの気力がなかったり、少ししか入らなかったりする。でもいざ入って、終わってみると、やっぱり暖かいし、「入って良かったな」と心の底から思える、そんなオンラインサロンです。きっと数年後には、他のことよりも優先度がぐんと高い、「魂の温泉」になっていることでしょう(笑)劣等生ながら、引き続き参加して見守っていきたいと思います。


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