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「ウェルビーイング大学と私」 by むね

 私が幸福学を知ったのは、2019年、働きながら通学していた大学院でのことでした。当時は、経営学の授業の中で、一人の教授が、働く幸せに関する研究の紹介をしたのがきっかけでした。その時、「なんて面白そうな学問があるのだろう」と率直に思った次第です。ただ、当時は私が研究していた分野とは異なっており、また博士論文執筆の時間的制約があったため、あまり深入りをしないでおりましたが、どうしても気になって通学していた大学院以外で探していたところ、幸せのさまざまな発表を行うシンポジウム「幸せ2020」を知りました。
 発表当日は、様々な刺激的な発表を吸収しながらも、「私も次回、発表したい!」という想いに強く駆り立てられました。仕事では、内部監査室という全く幸せとは程遠い(?)業務を担当していたため、すぐには発表アイディアが思いつきませんでしたが、コロナ禍において通常の「現場のできていないところに着目する監査業務」に変え、従業員が元気になるきっかけをつくりたいと、「Well-being監査」と名付け、ポジティブ心理学等の観点から、更なる成長の機会が見込める箇所について提言を行う監査をすることとなりました。その結果を「幸せ2021」で発表を行い、参加者の方から評価をいただくことになり、とても興奮し、やりがいを感じたのを覚えております。そして、その後すぐにイベントを主催しているウェルビーイング大学に入学することとなりました。
 入学後は、幸せに関する知識や、環境が一気に整いまして、ウェルビーイング大学でも発表させていただくこととなりました。活動も多く、周りの方は、皆さん幸せに関心のある素敵な方が多いのが魅力的です。そのような環境に恵まれ、さらに幸せに関する研究を進めたいと思っていた折に、素敵なご縁もありまして、大学の教授の方から、Well-being監査の共同研究のお話へとつながることになりました。そして翌2021年は、その大学教授と本格的にWell-being監査を進め、社内でポジティブ心理学に関するイベントも企画し、従業員の幸福度が向上することになりました。そして、そのアウトプットを論文という形で残せることとなったのです(2022年5月現在、査読審査中)。会社のメンバーからも評価もいただき、3年目の2022年もWell-being監査を続けることとなり、本当に嬉しく感じております。
 思い返しますと、ウェルビーイング大学がなければ、幸せの研究をここまですることもなく、結果的に会社での充実さも今ほどなかったと思います。ウェルビーイング大学の皆さまには大変感謝しております。日頃改めて皆さまに感謝することがありませんでしたので、これを機会に御礼を申し上げます。引き続き、面白い発表を目指しますので皆さま、どうかよろしくお願いいたします!!


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