ウェルビーイングと私 まき
日々暮らしていると、色んなことがあります。体調が優れなくて気分が落ち込んだり、ニュースを見て悲しくなったり、些細なことで家族にイラっとしたり。更年期もあるのか感情の起伏をどうにもコントロールできないなと自分で感じることがここ数年増え、身体と同じくらい心のメンテナンスの必要性を感じるようになりました。
世の中を見渡しても、生きづらさを感じる人が多い今の時代。情報過多で常に雑音が入り、心穏やかに過ごすには何かしらの指針が必要で、国内外で確立されつつあるメソッドを日々の暮らしに取り入れない手はないと考えています。
数年前、前野先生のポジティブ心理学入門の本に出会ったのが、ウェルビーイングの意識を強く持つようになったきっかけでした。その後、コロナ禍で巣ごもり生活の有り余る時間の中で、Yale大学のLaurie Santos教授のThe Science of Well-Beingの授業をオンラインで視聴したりする中で、もっとこの分野の学びを深めたいと思いを強め、色々な本を手にするようになり今に至ります。ウェルビーイング大学との出会いもきっと必然というか導かれたのかな、と思います。
ウェルビーイング大学の中ではHomeroom部という部活を運営しています。仲間とつながって、いつでも安心して戻って来れるような場所にしたいという思いを込めてHomeroomと名付けました。朝の時間にこれまでの人生を仲間と一緒に回想して、未来にも思いを巡らせる30分ほどの回想ワークショップを週1回行っています。回想することは脳がポジティブになり、認知症の予防効果もあるそうです。試行錯誤しながら運営を続けていますが、ウェルビーイング大学の仲間は本当に温かい。多様でありながら互いを尊重して、傾聴し合うベーシックルールみたいなものがあって、不思議な安心感に包まれてています。出会いとつながりに感謝の気持ちでいっぱいです。
多様な人とのゆるやかなつながりや、心穏やかに過ごせる場を求めている人に届くように今後も場を広げていきたいと思っています。
また、個人としても色んなことの好奇心を持って学び続けることも大切にしています。絵画、茶道、お琴などを趣味として続けています。先人から伝わり代々守られてきているものに心惹かれます。自然療法や伝統療法に興味があり、いつか国内外のリトリートを巡ってみたいと思っています。旅も大好きで、聖地と呼ばれる場所を訪ねて周りたい。
やりたいことが多くて大変ですが、心も身体もウェルビーイングを目指して日々穏やかに過ごしていきたい、それが今の願いです。