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「蒲生干潟クリーンアップ探鳥会」が開催されました

10/27(日)、日本野鳥の会宮城県支部による「蒲生干潟クリーンアップ探鳥会」が開催されました。
蒲生干潟は宮城県仙台市にある干潟で、多くの渡り鳥が飛来する場所として知られています。
このイベントは、2019年の台風の後、宮城県支部が蒲生干潟で探鳥会(バードウォッチングのイベント)を行った際に、多くの漂着ゴミを目した参加者が自発的にゴミ拾いを始めたことをきっかけに始まりました。その後、2020年から毎年開催しています。

今年は37人が参加。穏やかな秋晴れの空のもと、ゴミ拾いを行いました。一見それほどゴミはないように見える場所でも、歩き始めると、そこかしこにちぎれたロープや食品の袋、プラスチック製品のかけらなどが見つかりました。一つ一つ丁寧に拾い集めていました。
「こういったゴミがやがてマイクロプラスチックになっていくんだね」といった参加者同士の会話も聞かれました。

途中、野鳥が現れると、ゴミ拾いの手を止めて、みんなでバードウォッチングをしました。また、鳥の骨や羽根、漂着したカメやスナメリが見つかることもあり、生き物に詳しいリーダーから解説を受ける場面もありました。様々な生き物たちがこの場所を利用していることを実感しながらのゴミ拾いです。

終わるころには、参加者の皆さんのゴミ袋は拾ったゴミでいっぱいに。最後にみんなで記念撮影をし、見られた野鳥の確認をしてクリーンアップ探鳥会は終了となりました。

いつまでも蒲生干潟にたくさんの鳥たちがやってくるように、とのみんなの想いを込めて続けられているイベントです。


イベントが終わるころにはみなさんの袋はゴミでいっぱいに。