中期目標を樹立せよ。

　皆さん、こんにちは。「長距離ランナーの孤独」って言うと、映画ですか？　小説ですか？　ワタクシはアイアン・メイデンの曲です。木賃もくちんふくよし(芸名)です。

　さて。「長距離ランナーの孤独」と言うと、映画もしくは小説「長距離奏者の孤独」を思い浮かべる人が多いとは思います。
　まあ、現実的な話をすると「長距離ランナーの孤独なんか知らねえよ」って人の方が圧倒的に多いとは思いますが。ええ。

　で。ワタクシは今から当たり前の話をします。長距離走と言えば、42.195kmを想像する人が多いでしょうが、

　21kmを走れない奴に、
　42kmは走れないのだ。

　何を当たり前の事を。とお思いの方もいる事と存じますが、案外、コレをわかってない人がいましてね。ええ。
　もう少しわかりやすく言いますと、

　(´・∀・｀)　オレは平社員の
　仕事なんかにゃ向いてないが、
　オレが社長にさえなれば
　もっと上手くやれるんだよ！

　って人が多いんですよ。割と。マジで。てか、いますよね、皆さんの周囲にも少なからず。
　無論、一営業マンと社長じゃ仕事の内容がまるで違いますから、向き不向きの問題はあります。ありますけど、

　(´･Д･)」平社員から
　抜きん出ない奴が、
　人の上に立って
　指揮なんか出来る訳がない。

　だって、「オレが社長ならもっと儲けられるから、ヒラの仕事なんかやってられねぇよ！」なんて妄言を吐いてる奴に、

　(´･Д･)」人望なんか
　ある訳がないでしょ。

　人間的魅力のない奴が会社や部下を引っ張っていくのは厳しいからね。うん。
　と言うか、こーゆー人たちって、びっくりするぐらいに、

　中間目標がないんですよ。

　ざっと、物事を10段階に分解するとしますね。

　1.金持ちになる目標を立てる。→2.独立起業を計画。→3.実行。
　4.利益拡大目標を立てる。→5.作戦を実施。→6.調整と修正。
　7.更なる拡大を計画。→8.革新と維持と撤退を選別。→9.結果が出る。

　10.金持ちになる。

　と言うような10段階があるとすると、ダメな人って驚くぐらいに、

　(´･Д･)」1と10しかない。

　平たく言うと、考えるだけで、何ひとつ形にしない。残念ながら、

　妄想する人……………100,000人
　具体的に考える人……10,000人
　実行する人……………1,000人
　続ける人………………100人
　挫折しない人…………10人
　成功する人……………1人

　数字はわかりやすくテキトーに書いたので根拠はないが、「俺だったら出来るのに」なんてのは誰もが妄想する事であり、ダメな人はそこで終わる。
　せいぜい、すべてが自分に都合のいい妄想を「計画した」と勘違いしてるぐらいだ。
　そして、実行しない。具体的に行動しないのだ。
　だって面倒だから。日々の生活に追われているから。そして、実行して失敗するのが怖いから。もっとハッキリ言うと、

　(´･Д･)」失敗より、
　その失敗で
　自分の実力を
　思い知るのが怖いから。

　だから実行しない。そんな心構えでいるから、実行する事があっても、挫折とも言えないようなしょーもない躓きで「運が悪かった」とか「本気を出してない」とか言い訳する。
　だから、成功者を見ても、「運が良かっただけ」とか「あんなの俺でも出来る」とか言えちゃうんだよ。
　あんなのは「俺でも思い付けた」だって？　そう。誰にでも思い付けたんだ。
　だけどアンタはそこで止まってた。起業でも特許出願でも、行動に移した奴は進んだんだよ。
　そう。誰でも歩き続けてりゃゴールにはたどり着けた。だが、アンタは立ち止まってた。それで「思い付いてたもーん」なんて、捨て台詞にも程がある。

　ちなみに、今ふっと、獣神サンダーライガーの上を行くには、

　(´°Д°)」ヨンダーライガーに
　なるしかないのでは！？

　って思い付いたんだけど、調べてみたら、

　(´・ω・｀)　石野卓球に
　先を越されてたわ…チクショウ

　でも、この時に「先を越されてた」と思うか「石野卓球と同じ発想が出来てた」と思えるかの差は大きいと思う。

　そりゃね、思い付いたのがガキの頃で実行に移せるだけの力がなかったとか、色々あるとは思うよ。確かに、そーゆー運の問題はある。
　だからって、それじゃアナタが特許を取れた事に対して、「俺の方が先に思い付いてた！」なんて奴の要求を受け入れて権利を渡すかい？　特許申請について勉強したかい？　内容証明について勉強したかい？　残念だけど、99%以上は妄言なんだよ。具体性なんかありゃしない。
　そーゆー奴は前述の１と10しかないから、具体性も実現性も現実性もないのだ。
　そもそもこの1や2の中にも10段階があって、やっぱりそこでも、彼らは1と10しかない。
　そうなると何が起きるか。

　「目先の利益」に翻弄されるのである。
　中長期的な利益が見えないから、成長できないのだ。

　だから誰かにツッコミを入れられると実現性のなさが露呈する。
　しかし、１の段階で止まっちゃう人ってのは、指摘された「実現性のなさをどうやって補強するか」ではなく、「実現性のなさをどうやって誤魔化すか」の方にシフトするのだ。

　残念な話だが、彼らに出来る行動は「言い訳」や「ごまかし」ばかりなのである。

　そして、何がヤバいかと言うと、

　(´･Д･)」言い訳になってないし、
　誤魔化せてもいないのである。

　言い訳ひとつにしても「こう言えば切り抜けられる」という妄想(1)と、「最後には勝ってるオレ様」(10)という妄想しかないので、言ってる事がちぐはぐで矛盾だらけ。でも、目先しか見えていないから、それで誤魔化せた(騙されるなんて馬鹿なヤツめ)と思ってる訳だ。

　そう言えば、中学の同級生にYって奴がいて、要は上記のような人間で、周囲から嫌われていた。(自覚なし)
　ソイツは学習塾に通っていて、その塾の講師に「学校の成績表を持ってくるよう」に言われていたらしい。

　だが、成績が悪かったYは、講師に怒られるのがイヤで、成績表を持って来なかったのである。
　当然、講師は「なぜ持って来なかったか」と尋ねるが、

　(´・∀・｀)　なくしたらダメな
　大事な成績表ですから、
　なくさないように机に鍵を掛けて
　保管していたんですが、
　机の鍵をなくしてしまって…

　と返答。
　それを受けた講師は、

　(*´ω｀*)　よし。
　机ごと持ってこい。

　と返されたと言う。
　これほどチョンバレな言い訳と秀逸な返しは珍しいが、多かれ少なかれ、人はこーゆー部分を持っているのだろう。
　だからこそ、目先の利益より、大いなる最終目標より、段階を踏まえて、都度、

　(´･Д･)」しっかり
　中期目標を持とうぜ。

　って言いたいのである。そして、失敗や挫折が待っているとしても、実行して内容を埋めること。
　始めと終わりだけで中間がないんじゃ、

　(´･∀･)」中身のない人間って
　バレちゃいますからねえ。

　中身空っぽの方が夢を詰め込めていいね。(もちろん皮肉です)

　※　この記事はすべて無料で読めますが、お気に召した方は投げ銭(¥100)をお願いします。
　なお、この先には、中身のない人のわかりやすい特徴が書かれてます。