ゼルダの恋
皆さん、こんにちは。ゼルダって言ったら、ゼルダ・フィッツジェラルドだろ? 木賃ふくよし(芸名)です。
はい。そんな訳で本日はモテないキミたちのために、優しいワタクシが恋愛術講座を開いて差し上げよう、という記事でございます。
(´・Д・)」 そのためにはまず、
キミたちに素直になって、
貰う必要があります。
ハッキリ言いますが、モテるためにとても重要な要素のひとつは、
(´°Д°)」 自分の
立ち位置を知ること。
あのですね? 時折、頑なに自分の事を「ぼ、ぼぼ、僕はモテないんじゃなくて恋愛に興味がないだけだ!」みたいに、自分を偽る人が多いんですけれども、
(´・Д・)」 それじゃ
ず〜っとモテない。
あのね? 小学校の算数の授業を一切受けず、いきなり中学校の数学からスタートして、授業の内容がわかる訳がないですよね?
体操どころか運動なんて全くやってないのに、なんかバク転の練習を始めたって、バク転を習得する前に大怪我するのが関の山。それと同じ。
あー、運動も勉強もダメでモテないキミにはわかりにくい例えだったかな?
わかりやすく言えば、レベル1 「こんぼう」「ぬののふく」「やくそう」だけで魔王の城に挑戦しねえだろ? 仲間もいないのに。
いや、モテないままでいいなら別にいいが、モテたいと思うなら、まず、ステータス画面を開いて、
(´°Д°)」 身の程を知れ。
んで、モテるためにレベルを上げて、仲間を連れて、装備を整えなさい。
キミらの言うモテ術ってのは、レベル1で「勇者の剣」が欲しいです。究極魔法アルテマが使いたい、です。要するに流行りの「チート」(いんちき)の方法を知りたいだけ。
(´°Д°)」 その癖して、
純愛とか抜かしよるねん。
(´°Д°)」 アホか。チートする方法なんてお金を5億ぐらい用意する以外にない。5億を用意する方法はワタクシが知りたいわ。
なので、まずキミらが一番最初にすることは、
(´°Д°)」 モテない
って自分を認めること。
それが出来ない奴は何をやってもダメ。
弱点がわからないと弱点は克服できない。
はい。そんな訳で認めましたか? ん? お前がクソ童貞だろうと、付き合った経験さえなくとも、あるいは非童貞でも素人童貞でも付き合ったことぐらいはあろうと、そんなのはどうでもいい。大事なのは、てめえ自身がモテないって自覚だ。
ただし、卑屈になるな。モテない自覚は必要だが、卑屈になったら余計にモテない。心配すんな。お前の恋愛経験なんか別に誰も知りたいと思わないから、どうでもいい。その辺はこの記事を読め。そんで投げ銭(¥100)しろ。
さて。そろそろ本日の本題に移行しようと思う。
本日はゼルダに学ぶ恋愛術だ。
(´・Д・)」 ん? ゼルダの伝説?
(´・∀・)」 は? なに言ってんの?
冒頭にも書いたが、ゼルダって言ったら、F・スコット・フィッツジェラルドの妻、
(´・Д・)」 ゼルダ・フィッツジェラルド。
え? グレート・ギャッツビー知らない? ゼルダ・フィッツジェラルド知らない?
(´・∀・)」 そんなん
だからモテないのよ?
まず本屋に行って「華麗なるギャッツビー」を買って読むことから始めるといいよ。
(´・Д・)」 とか言う奴は
モテないので注意しよう。
まあ、教養のひとつとしてフィッツジェラルドやゼルダについて知っていた方がいいけれど、本日の議題はそれじゃない。そう。
(´・Д・)」 ゼルダの伝説。
恋愛術の鍵は日本を代表するRPG「ゼルダの伝説」に隠されているって話である。
そう。日本国内でRPGと言えば「ドラゴンクエスト」「ファイナルファンタジー」そして、「ゼルダの伝説」なのである。
なお、日本でRPG(ロールプレイングゲーム)と言うと、ファンタジーの世界で、魔物を倒して成長し、強くなっていく冒険モノを想像する人が多いが、実はコレ、誤訳なのである。
海外ではそのテのゲームはアドベンチャーゲーム(つまり冒険モノ)と呼ばれ、日本で言うRPGと逆転しているのだ。
おそらくはボードゲームから生まれた「ごっこ遊び」としてのRPGが、D&Dなどで有名になり、それがRPGとして日本に定着したと思われる。
そう。RPGとはロールプレイングゲーム。つまり、「役割を演じて遊ぶ」ごっこ遊びなので、ファンタジーやら、モンスターを倒して成長する要素は必要条件ではない。
モンスターを倒して成長するRPGという意味では、ドラゴンクエストとファイナルファンタジーがその代表格であるため、ゼルダの伝説は少し毛色が違う。
ゼルダの伝説は初代「ゼルダの伝説」から、主人公リンクを操作する謎解きアクションゲームなのである。
そう。世界観がファンタジー世界なので忘れがちだが、数多いシリーズのほとんどが謎解きアクションゲームなのだ。そして、アクションゲームでも成長要素を取り入れたものが多い中、ゼルダのシリーズはほぼ一貫して、
(´・Д・)」 主人公が成長しない。
そう。強くならないのである。
無論、アクション要素が強いので、プレイを重ねる毎にプレイヤーの操作技術が上がり、そういう意味では強くなる。しかし、主人公リンク自身は強くならない。
主に、ゲームの中の世界を探索する事によって得られる「アイテム」でパワーアップしていく。コレ重要。
基本は「ハートの器」と呼ばれるアイテムを手に入れ、体力がアップするぐらいで、他は強い剣を手に入れて強くなる、ってな具合に、実にシンプルな構造になっている。
そう。物語の世界を歩き回ることによって、色んな道具を手に入れ、その使い方を模索する事で更に世界を広げていく。それがゼルダの伝説というゲームなのだ。
ゼルダの伝説と言えば、その生みの親は宮本茂氏。
確か、その宮本氏の発言だったと思うが、その中に「ゼルダの伝説」を象徴するものがある。
(´・Д・)」 謎は20分で
解けるものが望ましい。
ワタクシはこの言葉に強い感銘を受けた。そう。
見た瞬間に解ける謎など、謎ではない。逆に、2時間考えても解けない謎は、ゲームの進行を妨げ、つまらないモノにしてしまう。
ちなみにワタクシはミステリ小説が大好きなのだが、コレにも同じことが言える。
(´・Д・)」 誰にでも犯人がわかるミステリはクソ。
同時に、誰にも犯人がわからないミステリもクソ。
ちなみにワタクシの思う珠玉のミステリとは、探偵役が犯人の名前を言った瞬間に「ああ、ようやく全部わかった」となるのが最高。
わかるだろうか。誰にもわからない犯人やトリックを考えるのは簡単で、それはフツーにクソ。物語が始まった瞬間に犯人がわかるのもクソ。ここまではいいだろうか。
至高のミステリってのは、犯人特定に至るヒントは全て揃っている状態なのに、巧妙なミスリードが含まれるため、ヒントの組み立て方を間違えるのだ。
だから犯人がわからず、指名された瞬間に「あ。アレがヒントだったのか」と謎が氷解するモノが最も美しいミステリの基本だと考える。
ゼルダの伝説はコレに近い。違うところは、ギリギリまでわからない謎が至高のミステリなのに対し、ゼルダの謎は20分で解けるって事である。
この20分てトコがミソで、
(´・Д・)」 ああでもない、こうでもない。おかしいな。コレでイケると思うんだけど。何でだ? おかしいな。何が足りないんだろ? ううーん。あれ? ん? んん? ひょっとして、コレか? そー言えばコレは試してないけど、、、まさか、、、
(´°∀°)」 よっしゃあああ!!
この瞬間が超気持ちいい。
そう。ゼルダの謎ってのは、おそらくコレをこうすればいいはず、という完成形は見た目にわかる構成になっている。しかし、コレをこうする為には、あともうひとつ、何が必要なのかがわからない。
それっぽい道具や方法は全部試したけど、何故か上手くいかないのだ。
なので一旦諦めて他の事をしている時に、
(´・Д・)」 あれ? ひょっとして?
と気付かされ、戻ってみると先に進めるようになる。ゲームの謎ってのはこのぐらいの難易度が最もカタルシスを感じるのである。
しかも、その謎の解き方が、以前の謎の解き方の応用だったり、一旦諦めて進んだ先で、ふと気付かされる仕組みになってたりする。
そーゆー意味で、ゼルダの謎解きってのはゲーム界屈指の出来だと思う訳だ。
おっと。少しゼルダの解説に熱が入りすぎてしまったようだが、コレの何処が恋愛術なのかって?
(´・Д・)」 それが
わからないから
キミはモテないの。
キミは、恋愛という「謎」の壁にぶつかってるのよ。で。大概の恋愛の謎なんて、20分で解けるのが現実なのである。
ん? いや、20分では解けないだろ?
いや、20分も掛からず解けるよ。どうすればいいのか、って謎はね。
それを実行し、先に進む為には努力も時間も必要だけどな。
身だしなみを整える、話術を磨く、趣味を持つ、知識を増やす。いまキミが何をすればいいかなんて、20分も掛からずに答えは出せる。
最初に言ったように、自分の立ち位置さえわかってればね。
なのにね? モテない君たちときたら、なんという体たらくか。
(´°Д°)」 目の前の謎が解けない!
って言って、それを放り出して、
(´・Д・)」 ずっと
モンスター狩り
続けてるんですよ。
(´・Д・)」 しかも、ゼルダの世界だから、
モンスターなんて何千匹狩ろうが、強くならないのよ。
(´・Д・)」 まず、ステータスを確認しよう?
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(´・Д・)」 文字を書いて生きていく事が、子供の頃からの夢でした。 コロナの影響で自分の店を失う事になり、妙な形で、今更になって文字を飯の種の足しにするとは思いませんでしたが、応援よろしくお願いします。