無職探偵の事件簿
皆さん、こんにちは。無職探偵の木賃ふくよし(芸名)です。
世の中には「名探偵」をはじめ、「私立探偵」「女探偵」「少年探偵」「西の高校生探偵」などがあり、「おしどり探偵」「化学探偵」「貴族探偵」「難民探偵」「怪盗探偵」「週末探偵」と数えればキリがないぐらいの探偵がいる。多過ぎるぐらいだ。
しかし、現実を見ると「探偵です」って人には滅多に出くわさない。
全然出くわさない。ホントに探偵なんているの? ってぐらいに出くわさない。
そもそも小説やドラマにならホイホイ出てくる「探偵事務所」の看板もなかなか見掛けない。探偵なんて実在するのだろうか、と疑いたくなるのも道理だ。
実際、大概の場合は「○○興信所」だったりする。探偵と言うよりは「調査員」だったりする。要するに、娘の結婚相手の身元を調査したり、旦那の浮気調査をしたりする系の人達だ。
決して密室殺人のトリックを見破る人達ではない。てか、密室殺人が起きないと呼ばれない人だとしたら、仕事がなくて困っちゃうと思う。
と言うか、密室殺人を行う時点で
犯人はあほである。
わざわざ密室を作るなら自殺を装いなさいよ、と。
ちなみに、事件解決協力者としての探偵はいる。警察が行えば違法捜査になる場合の身代わりとして事件に関わるケースだ。要するに張り込みや囮捜査など、法律的にアウトな捜査行為を外注する訳だ。
そもそも英語では警察のことも探偵のこともdetectiveと呼んだりする。
要するに「私立探偵」が「探偵」で、「公立探偵」が「警察」という訳だ。
つまりフィクションにおける「探偵」とは、ヒーロー漫画における「正義の味方」と同義語なのだ。鋼の肉体の代わりに頭脳を使い、超法規的な活動で悪を懲らしめる。要するに「正義のヒーロー」のメタファーなのである。
したがって「無職探偵」の「探偵なのに無職っておかしくない?」ってのは、おかしくないのである。西の高校生探偵とか、高校生なのに探偵なのだ。うむ。
そんな訳で無職探偵のワタクシに言わせれば、
手掛かりは必ず自宅から見つけてみせる!
とか、
事件はだいたい自室で起こってるんだ!
とか、
真実はいつも自室!!
とか、
犯人はこの中にいる!
(自分しかいない)
とか、
ほとんど自宅を出ないので、手掛かりも解決も自室である。そして犯人は大概、自分自身なのだ。
これまでに幾つもの難事件を解決してきた。財布や鍵やスマホやリモコンがなくなっても、ほぼ全て自力で自室から見つけ出して来たのだ。その洞察力や推理力で。
(´°Д°)」 まさに安楽椅子探偵!
まあ、探偵も犯人も大概ワタクシ自身なんですけども。
そんなワタクシの新たな事件簿①はコレですよ、コレ。
流行らないはずの
コンビニなのに、
全然潰れない。
もっと良い条件で近所にあったコンビニは3軒ほど。しかし全て廃業している。
逆に店内は狭いし、品揃えも悪いはずのコンビニが生き残っているのだ。謎だ。ミステリーだ。
しかし、ワタクシの推理力は真実を見通した。
立地条件が悪いように見えていたが、実はデパートの通用口に最も近いコンビニだったのである。
デパートの従業員が何百人と出入りするので、最強の立地条件だ。
ワタクシの脳細胞はまたしても事件を解決してしまったのである。
※ ワタクシのバイト先のデパートなので、通用口から入って初めて知っただけである。
(´・Д・)」 事件その②。
最寄りの駅から帰るより、
その次の駅の方が近い。
←至職
◾︎━◾︎🚃━☆━◾︎━◾︎━△🚃←次の駅
コ 最 自 ス
ン 寄 宅 |
ビ 駅 パ
ニ │
(´・Д・)」配置的にはこんな感じなので、買い物に行くなら、次の駅で降りた方が距離は短くなるのである。(最寄り駅から行くと、買い物による遠回りとその帰り道が加算される)
もう、これに気付いた瞬間、ワタクシ、
自分が西村京太郎の
生まれ変わりだと思ったわ。
(´・Д・)」 ロイヤルミルクティーを聞いた瞬間、俺の中でソリマチは反町さんになったぐらいに。
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なお、この先にはワタクシの名推理炸裂が描かれてます。
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(´・Д・)」 文字を書いて生きていく事が、子供の頃からの夢でした。 コロナの影響で自分の店を失う事になり、妙な形で、今更になって文字を飯の種の足しにするとは思いませんでしたが、応援よろしくお願いします。