見出し画像

DP④「ファンタスティック④」


 皆さん、こんにちは。そんな展開、ファンタスティック☆ 木賃もくちんふくよし(芸名)です。
 さて、挨拶がいきなりゴー☆ジャスになってしまいましたが、本日は映画「デッドプール&ウルヴァリン」を観たはイイけど、何を言ってもネタバレになるから、


 (´°Д°)」感想が言えない。



 なので、代わりに「デッドプール&ウルヴァリン」に至るまでのアメコミ映画の歴史を、マーベル作品を中心に振り返るって事で溜飲を下げようという企画。

 ①キャプテン・アメリカ卍帝国の野望、②ブレイド、③デアデビルに続き、④は④に合わせて、



 (´°Д°)」ファンタスティック④



 をお送りしたいと思います。はい。
 順番的にはX-MENに行くべきなんですけど、④なのでファンタスティックです。そんな展開、ファンタスティック☆

 ええ。そんな訳で、まずはファンタスティック④がどんなヒーローであるか、という紹介から始めたい訳なんですけれども。

 ミスター・ファンタスティックことリード・リチャーズは、天才的科学者で、恋人スー、その弟ジョニー、友人ベンの4人で宇宙探索に出かける。
 ところが謎の宇宙線を浴びてしまい、全身がゴムのような軟体になった「ミスター・ファンタスティック」、全身を透明にできる「インビジブル・ウーマン」、全身が炎に変わる「ヒューマントーチ」、全身が岩になってしまった「ザ・シング」という特殊能力を持つヒーローチームが結成されるのだ。
 名付けて「ファンタスティック④」!

 え? なんか能力に見覚えがある? それも、ファンタスティック④より有名なヤツで?


 (´・Д・)」ああ、
 Mr.インクレディブルね。


 まあ、この時はマーベルもピクサーも、まだディズニーに買収されちゃいないんだけど、現在は両社ともディズニー傘下である。
 ちなみに、Mr.インクレディブルは確実にファンタスティック④を意識して作られていると言っても過言ではない。まあ、インクレディブルがおそらくスーパーマンをモチーフとしていたり、赤ん坊がサイクロップスほ目からビーム(X-MEN)やコロッサスの金属化(X-MEN)やヒューマントーチの能力を持ってたりする。長男がクイックシルバーやフラッシュの超高速だし。
 ファンタスティック④も、スーとリードが結婚して家族となり、二児を授かるのでコレで意識してない、なんてコトはないだろう。

 おそらくだが、ディズニーは相当前からマーベル作品に目を付けていたものと思われる。
 と言うのも、当時はディズニーの脚本力や技術力が低迷、低下しており、飽きられ、客離れが目立っていた。これを補ってくれたのがピクサーの脚本力とCG技術だったのである。

 そもそもディズニーは幅広い女性層からの人気は高かったものの、ファミリー層の男児と父親の人気がイマイチ。コレをカバーしてくれたがピクサー。
 だが、「あんなのは女子供が観るモンだぜ!」ってマッチョ思想の男性全般からはウケが悪い。
 それをゴッソリ持っていきたいと言う意識は、ディズニーの中にあったのではなかろうか。
 その叩き台となったのが「Mr.インクレディブル」だと推測できる。これまで「人間以外」を主役に据えたピクサーに、人間のスーパーヒーロー物を作らせたのだ。
 コレで男性客を捕まえるもよし、また、マーベルに対し「ウチでやれば売れるよ」という交渉材料にもなったのではないだろうか。

 そんな訳でおそらく期限ギリギリで制作されるであろう「ファンタスティック④」よりも先に、ファンタスティック④によく似た「Mr.インクレディブル」をぶつけてきたのだと思われる。

 ※ 作品の映画化権には期限があり、約10年の間に映画が制作されないとその権利が失効してしまう契約。実は、1994年にも失効回避のためだけに「ファンタスティック④」の映画は制作されているが「世界未公開」である。
 超低予算(なんと140万ドルと「キャプテン・アメリカ卍帝国の野望」より低い)、超短期間(なんと1ヶ月)で急造。製作をB級映画の帝王ロジャー・コーマンにブン投げた点でそのやっつけ仕事ぶりが伺える。

 なので、おそらく「ファンタスティック④」の映画が作られる事を見越しての「Mr.インクレディブル」だったのである。

 そして、Mr.インクレディブルを先に公開された「ファンタスティック④」側は焦った。

 財力も技術力もセンスもピクサーが上だったのである。
 そこで、すでに撮り終えていたCG部分をやり直させる事で体裁を保ったぐらいだ。

 結果はと言うと、


 制作費約1億ドルの両者。


 ファンタスティック④が3億ドルの興収。
 Mr.インクレディブルは2.6億ドル
と、


 (´°Д°)」マーベルが
 勝利を収めたのである!



 やったぜ!!

 コレでとうとう、時代がマーベルに傾き始めるのだ。

 ※ 時系列的にはX-MENとスパイダーマンが先なので、もう傾いてる気はする。

 ちなみに、ヒロインとなる透明人間スーを演じるのは、TVドラマ「ダークエンジェル」で一気にスターダムにのし上がったジェシカ・アルバ。
 そして、お調子者で典型的な陽キャの弟ジョニーこと、人間火柱ヒューマントーチを演じるのは、



 (´・∀・)」 クリス・エヴァンス。



 そう。この映画で一躍注目された彼は、6年後、お調子者の陽キャから、ひ弱で真面目な愛国心溢れる青年スティーブ・ロジャースこと、


 (´°Д°)」キャプテン☆アメリカ
 を演じる事になるのである。


 (´・Д・)」正反対のキャラクタで草。

 この「ファンタスティック④[超能力ユニット]」の成功で、続編となる「ファンタスティック④:銀河の危機」も制作される。
 なお、1作目[超能力ユニット]は映画としてはイマイチ。全然悪くないんだけど、ヒーロー誕生までに時間を費やしすぎており、まともなヒーロー活動が1回しかない。それが終わったらラストバトルである。この辺がイマイチ。

 その点、キャラクタや能力に対する説明は終わってるので、2作目となる「銀河の危機」はマジで面白い。何しろ敵がマーベルでもトップクラスの強さを誇るシルバーサーファーと、間違いなくトップクラスのギャラクタスだからな。盛り上がるぜ。

 なお、興収は制作費の1.3億ドルに対し、3億ドルなので伸び悩んではいる。

 とは言え、残念な結果にはならなかったので、パート3が作られるか? ファンタスティック④だから4作目まで行っちゃうか? って勢いはあったはずだが、


 (´・Д・)」続編は作られず。


 どういった経緯なのかはわからないが、ただひとつ言えるコトがあるならば、


 (´・Д・)」ヒューマントーチが、
 キャプテン・アメリカになった。


 だから、クリス・エヴァンスが出演できなくなった、ってのが少なからず影響しているのではないかと思われる。(ディズニーは専属契約にうるさい)

 で。「ファンタスティック④[超能力ユニット]」から約10年、再び「映画化権失効期限」が迫る。

 そこで新たなるファンタスティック4が制作される事となった。


 ファンタスティック[4]


 これまでのファンタスティック④が◯に4であるのに対し、新作は◻︎に4である。
 もう、この映画がねー、、、



 (´°皿°)」クソ。



 ワタクシが観た中の、この10年で最低の映画の頂点に君臨する。アメコミ映画で、じゃないぞ。10年間のあらゆる映画の中で、だ。ちなみに2位は実写版「パトレイバー」 3位は「ドラゴンクエスト ユアストーリー」かな。
 だが、ドラクエがクソ度100とするなら、パトレイバーはクソ度1000だし、ファンタスティック[4]は100メガとケタ違い。



 (´°皿°)」 クソofクソ。


 
 ちなみに未公開版1994年、超能力ユニット2005年、クソが2015年。
 つまり、


 (´・∀・)」 来年、更に
 リブートしちゃうよ。


 そんな展開、ファンタスティック☆


 明日のDP⑤「X-MEN」に続く。

 ※この記事はすべて無料で読めますが、ゴー☆ジャス好きもファンタスティック④好きも投げ銭(¥100)をお願いします。
 なお、この先にはファンタスティックソーに対する文句しか書かれてません。


ここから先は

228字

¥ 100

(´・Д・)」 文字を書いて生きていく事が、子供の頃からの夢でした。 コロナの影響で自分の店を失う事になり、妙な形で、今更になって文字を飯の種の足しにするとは思いませんでしたが、応援よろしくお願いします。