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キシリトール・キリトール


 皆さん、こんにちは。似た感じの言葉を2回繰り返すと、富野由悠季っぽいよね。木賃もくちんふくよし(芸名)です。
 以前、関西弁で「並んどるか?」「並んどおる」って会話が聞こえてきて、


 (´・Д・)」ナランドルカ=ナランドール
 って富野由悠季っぼいよね、、、


 って思ったんですが、今回のタイトルであるキシリトール・キリトールも富野由悠季っぽさがありますよね。
 ギャブレット・ギャブレーとか、ライラ・ミラ・ライラとか、キッチ・キッチンとか、ムッチャー・メチャとかさ。

 はい。てな訳で、本日は富野由悠季とは一切関係ない話です。
 と言うか、ファイナル・ファンタジーのお話だったりする訳ですよ。ええ。

 ワタクシは物語もシステムもボリュームもファイナル・ファンタジーIIが好き過ぎて、シリーズの他の作品も好きだけど、


 (´・Д・)」今回も、
 IIには及ばなかったか…


 とか思ってたりします。ぶっちゃけ、ファイナルファンタジーは8以降はもう別物だと思ってて、そーゆー意味ではワタクシの中では、


 (´・Д・)」ファイナルファンタジーは、
 ファイナルを迎えちゃってるんだよな。


 とか思っちゃう訳です。正直、9はともかく、8以降はもう野村作品って感じで、ワタクシがファイナルファンタジーに求める「ファイナルファンタジー臭さ」がもはや失われてるので。ええ。

 その境目になるのが、VIIである事は間違いないだろう。
 見た目こそノムリッシュではあるが、システム的にはシンプルにさせつつもファイナルファンタジーを継承し、進化もしている。
 チョコボや飛空艇、マサムネやシドと言った伝統も「おまけ」ではなく、ちゃんと引き継がれているし。


 (´・Д・)」そして、
 実際に面白いし。


 まあ、VIIには後のシリーズの方向性を決めてしまった功罪があるので、素直に評価できない所はあるけど。うん。
 そんな訳で、実質、正統派ファイナルファンタジーとしての最終作となってしまった、


 ファイナル・ファンタジー6
 について、少し語っていきたい
 と思う所存です。



 (´・Д・)」6は面白い。


 システム的に、ちょっと面倒臭い所はあるけど、面倒臭いだけで面白くない訳ではない。
 物語も多数の登場人物が入り組んでいる割に明快かつ面白いので申し分ない。個人的にはシリーズでIIに次ぐ面白さだとも思う。

 だがしかし、世間では、


 評価こそ高いものの、

 (´・Д・)」イマイチ人気がない。


 人気がない理由は何なのかを分析してみたところ、


 (´・Д・)」主人公不在説

 そして、ヒロイン不在説。


 が上がってきたのよね。

 そう。6では合計して14人ものプレイヤー・キャラクタが存在し、公式も「全員が主人公」と発言している。要は群像劇、という事になる。
 まぁ、全員主人公とは言うものの、


 (´・Д・)」ゲームの進め方によっては、
 最後まで登場しない奴もいるし、
 途中で退場する奴もいる訳だ。


 そんな訳で、物語を中心に主人公が誰なのかを判別していくと、

 ティナ、ロック、セリス、エドガーの4人あたりに絞る事が出来る。

 ティナ。幻獣と人間のハーフ。物語は彼女から始まり、物語の核を握り、キーパーソンである事は間違いない。
 しかし、主人公かと言われると、後半は「舞台装置」としての役割が強く、物語の中核であるにも関わらず、主役じゃない感じ。ヒロインかと言われると、特にヒロイン的要素が強くない。

 ロック。物語を引っ張るトレジャーハンター。彼とティナの邂逅がすべての始まりとなる。少年ジャンプなら主人公間違いなしなのだが、どっちかと言うと、


 (´・Д・)」 狂言回し。


 北斗の拳で言うとバットとか、トリコで言うと小松。0080で言うところのアル。彼を通して、プレイヤーがゲーム内の世界を見る感じ。
 残念ながら、主人公的視点ではあるし、物語も引っ張るし、選択権まであるのに主人公じゃない。

 セリス。ほぼ主人公、ほぼヒロイン。もう、セリスがメインでいいんじゃね? というぐらいにほぼ主人公かつ、ほぼヒロイン。
 物語の核にも関わってるし、無敗の将軍という立場から、最後には恋までしちゃう。コレもうヒロインだよなあ。と言いたいが、


 (´・Д・)」いささか
 出番が遅いのよね。


 序盤戦最後から中盤戦頭ぐらいで、ようやく仲間になる。しかも立場的には敵の将軍だし。
 感覚的にはピッコロとかベジータなんよ。強いし。
 ヒロインがティナだと思ってるところに現れて、突然ヒロインの座を奪っていく泥棒猫と言えなくもない。
 残念だが、ドラゴンボールのヒロインは「ブルマ」であって、悟空とケッコンするチチはヒロインとは言い難い扱いだ。そして、セリスはベジータのポジション。


 (´・Д・)」主人公とは言い難い。


 エドガー。ずっといる。ずっといるけど、クリリン的な「ずっといる」でしかない。ポケモンで言うとタケシ的存在。主役ではない。

 世間的には割と「セリス」派が多い模様。
 実質、物語的に見て「セリスが主人公」「セリスがヒロイン」と言っても過言ではないだろう。


 しかしだねぇ、キミぃ…


 少年漫画で、3巻目に突入してから登場し、

 4巻の最後で「仲間になった」キャラクタを、


 (´・Д・)」主人公だと言われてもねぇ?


 ってのがワタクシの偽らざる気持ちである。いや、誤解なきように言うとセリスが嫌いな訳でも何でもない。ちゃんと好き。
 ただ、あきらかにヒロインとして登場したティナの存在を、霞めちゃったのは間違いない訳でな。


 ティナとロックのボーイミーツガールで始まる物語を、

 セリスとロックのボーイミーツガールで上書きされる。




 物語の根幹に関わる「幻獣と人間のハーフ」であるティナに対し、

 「幻獣の力を人工的に植え付けられたセリス」 しかも、コレは敵のボスであるケフカと同じ。



 (´・Д・)」ティナの
 立場がなさすぎるやろ。


 実は敵側(ティナは記憶を失って味方側へ。セリスは自らの意志で敵側に疑問を持った)ってのも近しいし、何かとティナの上位互換がセリスなんよ。そりゃねーだろ、と。


 (´・Д・)」メインヒロイン枠で
 登場して負けヒロインって。


 悲しすぎる。
 ワタクシ、どっちかと言うと負けヒロインの方が好きな傾向があるので、セリスよりティナ派な訳なんですけれども。ええ。

 ってな話を、社長としてたんですよね。

 しかも、愛を知らない、理解できなかった事に悩んでいたティナが、ようやく愛を知り、目覚めるんだけど、それは恋ではなく、


 (´°Д°)」家族愛。


 (;´・Д・)」そっちかぁ〜


 って話で社長と盛り上がっていたんだけど、ちょうど「家族愛」って単語が出た瞬間に、


 (´°口°)」家族愛!?


 ってお取引先さんが現れて、まるで怪しい宗教とか自己啓発セミナーでもやってんじゃないか、こいつら。って目で見られました。


 (´・Д・)」それ、絶対に
 切り取り報道と一緒です。


 まあ、いい歳こいたオッサン2人がファイナルファンタジーの話で熱くなってるのもどうかとは思うんですが。ええ。


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 なお、この先にはどうでもいい一言が書かれてます。


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(´・Д・)」 文字を書いて生きていく事が、子供の頃からの夢でした。 コロナの影響で自分の店を失う事になり、妙な形で、今更になって文字を飯の種の足しにするとは思いませんでしたが、応援よろしくお願いします。