ガンダム3大悪女
皆さん、こんにちは。なにが「ハグハグ」だ、張っ倒すぞ!! 木賃ふくよし(芸名)です。
あ。すみません、コレはスクエニ3大悪女でしたね。
と言う訳で、皆さん、おハロー。(殴りたい)
先日、ガンダム3大悪女の話をしたら妙に受けが良かったので、とりあえず少しでも読者を増やすべく、そして投げ銭を増やすべく、
媚びた記事でも書こうかな。
という事で、
ガンダム3大悪女についてのお話でも。
※ 宇宙世紀限定
↑ ギギについてはこちら。
まず最初にお断りしておきますが、ワタクシの言うところの「悪女」たる定義は、悪人の女ではありません。
また、悪役の女でもありません。悪いことをした、酷いことをした、という事でもありません。
逆に、別に悪人でも構いません。悪いことをしてても構いません。
ワタクシの言う「悪女」とは何か。
それは、本人が意図するしないに関わらず、男を狂わせる女です。
その女に、悪気があろうとなかろうと、愛情があろうとなかろうと、そんな事はどっちでも良いのである。単に、その女のためだと信じて、男を動かしてしまう才能の持ち主です。望む望まざるに関わらず、だ。
それも、悪い方向に。
端的に言うなら、通わせ上手のキャバ嬢です。貢がせ上手のホステスです。しかし、勘違いしてはいけません。男の方も遊びだと割り切っていたら、それは悪女などではないのです。遊びで男を誑かすなんて、悪女に思えるかも知れませんが、それはむしろ上手に切り離せているので、良い女です。
本当に危険なのは、
男を本気にさせて
しまう女である。
そう。ここで女の方が本気だったか、遊びだったかどうかは関係ない。男を本気にさせてしまうかどうかが問題。
その上で、最終的にくっついて幸せになっても、それは悪女たりえない。
くっつこうが別れようが、男をその気にさせて、尋常ではない行動を取らせ、その結果、不幸にする女。本人が幸せか不幸かも関係ない。
特徴的に言うなら、幸福へ導くと思わせ、周囲(あるいは自分)をも巻き込んで不幸にする。
それが悪女なのです。
最も短く言うなら、
思わせぶりな女です。
現代の言葉で言うなら、
サークルクラッシャー
なのです。
そう。「こいつ、俺に気があるんじゃね?」「あと一押しすれば手に入るんじゃね?」「この娘こそ運命の相手だ!」「他のスレた女とは違って、この子は純真だ!」「この娘に、あの彼氏は相応しくない!」「あの娘だけは特別で、自分に幸運をもたらしてくれる」「あの娘だけが、僕を理解してくれるんだ!」「僕が守ってあげなければ!」とか、そーゆー感情を抱かせる女こそが悪女。
つまり、ガンダムには、
ギギ以外の悪女なんて
いないも同然である。
ガンダム悪女の代表と言えば、カテジナさんである。
しかし、カテジナさんは周囲を狂わせたのではなく、自分が狂っていったので、まるで悪女ではない。
しかも、両親との確執があったり、クロノクルにストックホルム症候群を起こしたり、割と選択の余地がなく、環境に狂わされただけの不幸な女なのである。
強いて言うなら、そもそもがお嬢様であり、無知や思春期が災いした、それこそ、環境やタイミングに狂わされた可哀想な女だと言える。
とは言え、ウッソにストーカー行為をされる点から見ても、悪女要素が皆無な訳ではない。
カテジナ・ルース : ★(1)
続くは、ガンダム界で1番の嫌われ者。紫豚こと、ニナ・パープルトン。
しかし、これまた悪女ではない。
むしろ、ただの女である。
自分の気分次第で男を甘やかしたり、冷たくしたり、態度を豹変。しまいめには土壇場で元彼(敵兵)を庇うなど、脚本上は「頭おかしいの?」と言われたりするが、
むしろ、リアルな女だと言える。
浮気されても、パートナーではなく、浮気相手を責める。
浮気しても、「間男は悪くないの!」「寂しくさせた彼氏が悪い!」というお花畑理論を展開。そーゆー意味では、ニナはガンダム史上最もリアルな女だったと言える。
ここでハッキリ言っておくが、ニナが嫌い、ニナが許せないと言う男ほど、リアル悪女に転がされ、人生を狂わせやすい。気を付けるように。
ちなみに、リアルな人物、よく出来たキャラクタ付けという意味では、ワタクシは好きなキャラクタである。ちっとも付き合いたいとか思わないし、物語上、特に要らない人物だったとも思うが。
なお、こーゆー書き方をするとミソジニー扱いされそうだが、こーゆーのを引っ掛ける男や引っ掛かる男も同罪な事を明記しておく。男女共に阿呆なのである。
とは言え、脳味噌プリンな所を余す所なく見せつけ、コウを翻弄した事実は揺るがない。
ニナ・パープルトン : ★★(2)
そして、クェス・パラヤ。
コイツも悪女ではない。ただの子供である。
シャアに見初められるも、その才能なしと道具扱いされただけの残念な子供である。
ちなみにワタクシは子供は嫌いだ! 図々しいから! という理由から、ガキんちょが苦手なので、そーゆー意味では全く好きになれない。なれないが、物語上は必要な人物だし、とってもイライラさせてくれるので、つまりは、とても良いキャラクタなのだと言える。
結論から言うと、クェスは悪女ではないが、悪女ではなかったかと言うとギュネイ(グラーブ)を惑わしたり、所構わず「ナナイ(メスタ)がわたしをぶったよ!」とか「ララァの代わりなんですか!?」とか聞いちゃうあたり、素質がない訳ではない。
クェス・パラヤ : ★★(2)
で。これで殿堂入り3人が挙げられた訳だが、ご覧の通り、ちっとも悪女ではない。
そう。シャアに裏切られたり、環境が悪かったせいで拗れたハマーン・カーンや、軍に騙されたりしたシーマ・ガラハウ、ギロチンお姉ちゃんことファラ・グリフォンなども、悪役女性ではあっても、悪女ではない。
キシリア・ザビなんて見た目がオバさんというだけで三大悪女にも入れてもらえない。入れたところで、悪どい女なだけで、悪女ではないのだ。
ハマーンと同じくシャアに裏切られた所為で寝返ったレコア・ロンドも嫌われているだけで、悪女ではない。辱めを受けた挙句、シャアに裏切られ、傷心のところをシロッコという新興宗教に引っかかっただけである。同じく寝返ったはずのちんこ頭、エマ・シーンとは随分な扱いの差だと言えよう。
また、時折悪女に数えられる、シャクティ・カリンだが、シャクティは残念ながら悪女ではない。
シャクティは周囲の迷惑も考えず、善意を持って全力で行動してるだけなのだ。周囲を能動的に動かすのではなく、彼女のアクティブな行動が受動的に周囲を動かしているだけだ。
戦場で怖いのは敵ではなく、無能な味方である。ラブコメでは可愛いかも知れないドジっ娘も、リアルだと死人が出るってだけの話だ。
そう。悪女ではなく、ただの疫病神である。
他にも、自己陶酔型ジュリエットことイセリナ・エッシェンバッハ、宇宙には慣れなくて息子を捨てる母、カマリア・レイ、カツだけは誑かしたサラ・ザビアロフ、いきなり出てきて誰だよオメーってベルトーチカ・イルマ、こっちでーすのチェーン・アギ、アムロを虜にしたマチルダ・アジャン、小説版ではやっちゃったセイラ・マスなど、ガンダム世界にはとかく色んな意味でエキセントリックな女が出てくる。
しかし、違う。
どれも悪女ではない。どれも悪女たりえない。
ははーん。それでまたもや、ギギを悪女としてアゲて終わりにするつもりだろう? って?
いやいや。ギギが、わかりやすくガンダム史上最高の悪女[★★★★★(5)]なのは言うまでもない。
また、ギギがララァ・スンの再来であるから、ララァを悪女とする説もあるが、違う。
ララァが悪女とされるのは、その死後である。つまり、ララァ本人が悪女だったのではなく、彼女を殺してしまったシャアとアムロが勝手に苦しんで、勝手に悪女にしてしまっただけなのである。
本当の悪女は、別の所に潜んでいる。
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(´・Д・)」 文字を書いて生きていく事が、子供の頃からの夢でした。 コロナの影響で自分の店を失う事になり、妙な形で、今更になって文字を飯の種の足しにするとは思いませんでしたが、応援よろしくお願いします。