稲荷妖狐地獄変・起
皆さん、こんにちは。今回は天国篇? 木賃ふくよし(芸名)です。
さて。そんな訳で前回までのあらすじ。
ワタクシが制作に関わったクラフトコーラ&ジンジャーのCM映像を、流れでワタクシが作る事となった訳なんですが、
(´・Д・)」 そもそも映像なんて
作った事も、撮影した事もない。
ってな状態からスタート。
物を撮るだけなら、ひたすら労力を掛け、勉強し、経験を積んだら、ある程度はどうにかなる。しかし、人物を撮るには、
モデルがいない事には始まらない。
知人女性を色々と当たってみたが、スケジュールが合わないとか、顔出しはNGとか報酬が出ないとか何やかんやで殆どダメ。
そんな中、何とか出てもらえて出来上がった映像がこちら。
遠方の方だったので、直接お会いする事も出来ず、ほとんどお任せ状態になってしまい申し訳ないと思いつつも、送られてきた映像が完璧だったのと、偶然の大寒波で良い雪の映像が撮れたって事もあり、初監督映像としては良いものが出来たのではないかと思っております。
だが、CMはコレだけではない。
あと数本、日本最大の食イベント「フーデックス」で流しっぱなしにする映像を作らねばならないのである。
しかし、出演してくれるモデルさんはいない。
いなさすぎて、知人の小柄な男性に、
(´°口°)」女装して
出演してくれ!!
キミならできる!!
と懇願するも断られ、最後の望みを託してツイッターで公募。
そして! なんと! 出演者が決まった!!
だが! 地獄はここから始まった!!
レンタル着物が予約で詰まっており、
(´°Д°)」 モデルさんと一緒に
コスプレ衣装を探しに行く。
という人によってはご褒美なんだけど、下手したら警察に御厄介になりそうな恐怖を味わいつつですね。ええ。
それをクリアしたと思ったら、
(´°Д°)」 着替える場所がない。
という初歩的なミスに気付いてですね。ええ。
(´・Д・)」 他に道がないので、
ワタクシの汚部屋に連れ込む。
という「おまわりさんこっちです」案件になりつつも、ようやくコレで撮影準備完了、、、かと思ったら、
(´°Д°)」 和装コスプレの
着付けが謎という壁が!!
と、ドラゴンボールZ並の「前回までのあらすじ」で文章量を稼いだので、そろそろ「はごろもフーズ」のCMが入る頃だが、さてはて、一体このあと悟空はどうなってしまうのか。
ぜってえ読んでくれよな!(後半へ続く:ちびまる子風に)
買ってきた和装コスプレ衣装はSサイズながらも、大きさは充分なようで、普通に洋服を着た上からでも着られる模様。
一旦着替えて貰うために部屋を出たワタクシだが、ヘルプの声が掛かり、帰宅。
着付け方法がわからない、というのも和装の着付けがわからないと言うより、衣装の構造が謎なのである。
(´・Д・)」 まあ、
なんちゃって和装
だから仕方ない。
モデルさんと2人して、ネットを駆使して着方を調べるも、些細な部分が色々と本物の和装と違うため、
(´・∀・)」 なんかちがーう。
なのである。
いや、もうこの際、些細な部分は捨て置くとして、
一番肝心な帯が締められないのである。足りない。長さが全然足りない。圧倒的。圧倒的不足。何だコレ。どうしようもねえな。
ベルト巻きにしても結ぼうとすると長さが足りない。どうしろってんだコレ?
しかも、ちゃんとした帯じゃないから、生地がヘロヘロなのである。
(´°Д°)」 もうしのごの言ってられねえ!!
用意するのは画用紙と!!
養生テープだゴルァ!!
(´°Д°)」 DIY好きを舐めんじゃねえぞドルァ!?
要は撮影の間、和装に見えてくれりゃそれでええんじゃい!!
画用紙で即席帯紙を作って強化! 表から見えない場所を養生テープで固定! 着物警察がナンボのもんじゃい!! こちとらモノホンの女子大生を部屋に連れ込んでる時点で、ガチもんの警察が来てもおかしくないんじゃい!!
やったるわい!!
と、家にある小道具を色々使い、とりあえずなんちゃって和装制作。ぶっちゃけ途中までは、ほぼ初対面のモデルさんの身体に触れるなんて事は避けていたが、衣装製作ともなるともうそんな事言ってる場合じゃねえ。やるしかねえ。
役得っちゃあ役得なんだけど、ラッキースケベに喜んでる場合でも歳でもない。
(´・Д・)」 ってか、もう性欲が枯れたおっさんになってて良かったよ。
若い頃だったら勘違いして暴走してたやも知れんしな。
てな訳で、煩悩があってもそんなのにかまけている余裕などなく、
(´・Д・)」 なんちゃって
和 装 完 成。
(´・Д・)」 よし! ようやく撮影が開始できる!!
着替え開始の時は「日が沈むまでには時間がありますね。大体の段取りでも説明しますね」とか言ってたのに、もう日が沈もうとしている。ちなみに昼の合流から、ここまでの所要時間は5時間ほど。ホントに何とかなるのか? オラ、ちっともワクワクして来ねえぞ?
だが、さすがは観光地である。
日が沈むと共に観光客は激減し、一気に撮影向きのシチュエーションに!!
(´°Д°)」 天は遂に
我らに味方し給うた!!
そして、撮影開始。
ここまでも相当な無茶ぶりだったが、撮影もまた無茶振りだらけ。
撮りたい感じの映像を見せて、
(´・∀・)」 こんな感じで動いてください♪
(´∇`) 無理ですね!
(´・∀・)」 コマ切れにしますから、
動作はひとつひとつで問題ないです♪
(´∇`) あー、それなら何とか、、、
と無茶振りを続けて、気が付けば3時間半ほど。(撮影の予定時間は2時間です)
何とか、この動画さえ撮っていれば、ココから何があってもとりあえず映像だけは完成させられる量の素材は確保できた。
(´°Д°)」 感謝ッッッ!!
撮影途中で地元の住民に「何してはんの? あら? 撮影? ウチはええけど。この辺は私有地もあるから気ィつけなな」とエンシェント・アイロニック・ミヤビィ・ジョークをかまされて愛想笑いして逃げたり、実は色々あったけど、その話は今言ったぐらいの事で終わるため、それ以上でもそれ以下でもない。
まあ、他にも細かい事は色々あったけど、割と撮影自体はスムーズに進み、事なきを得ました。
(´・Д・)」 とは言っても、ココからまだ撮影が5人ほど控えてるし、その編集作業量が半端じゃないから、地獄はまだまだ続くんですが。ええ。
なお、計1時間の録画を編集して制作された最新版がこちら。
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(´・Д・)」 文字を書いて生きていく事が、子供の頃からの夢でした。 コロナの影響で自分の店を失う事になり、妙な形で、今更になって文字を飯の種の足しにするとは思いませんでしたが、応援よろしくお願いします。