飛んで飛んで回って回って

　皆さん、こんにちは。夢の中で記事を書き上げたはずなのに、一行も書けてませんでした。木賃もくちんふくよし(芸名)です。
　夢想花ではないけれど、夢想でした。

　そんな訳で、本日のお話ですが、

　今回は「勘違い」について。

　ワタクシ、変に聡い所があるガキだったので、汚職事件が賄賂の事だと、何となく気付いていました。
　しかし、ガキだったので政治システムを理解できておらず、

　政治家だけが
　もらえる
　豪華なお食事券を
　横流ししやがったんだな…！

　と妙にリアリティのあるメルヘンになってました。ええ。他にも、

　「台風の為、国鉄が不通になりました」

　ってのを、「快速電車が普通電車になるのか、、、。嵐だもんな。でも、、、新快速は快速になるのかな？ 各駅停車になるのかな？」と考えていたり。あ。まだJRが国鉄だった頃ね。

　いや、電車はまだいい。
　飛行機や船だと、

　「台風の為、欠航となりました」

　ってニュースで、

　(´°Д°)」 嵐だろうと「雨天決行」なの…!?

　と驚いておりました。先ほども申し上げましたが、変に聡い所があるガキだったので、「台風の為、決行となりました」って日本語に違和感を感じつつも、

　いや、台風になるたび、リポーターが潮岬や室戸岬で「凄い風です！」とか言ってるから、現地の人が避難するためには、船や飛行機は決行せざるを得ないんだな。警報とか言ってるし、四国とかサイレン鳴りまくりで大変なんだろう、、、
　と自分の中で凄いドラマを作り上げてました。

　その癖、波浪注意報を、

　(´･∀･)」 ハロー注意報
　って思ってましたわー。

　(´･∀･)」 おハロー。

　流石に挨拶だとは思ってなくて、売買とバイバイみたいに同音異語の外国語だと思ってましたよ？ ハローの親玉がハリケーンみたいなイメージ。

　他にも沢山の勘違いがあり、ワタクシではありませんが、例えば帰国子女が日本で普通に「昔話」を聞かされていなかった場合、「こぶとりじいさん」を、

　小太りじいさん
　だと思ったり。

　あと、意外なのが、頭のいい人ほど「漢字の読み間違いが多い」傾向にあったりする。
　コレがなぜ発生するかと言うと、本をよく読むからである。
　そして、本をよく読むので、漢字をたくさん知っている。たくさん読める。

　だが、幼い頃から半端に読めてしまうため、フリガナが振られていない特殊な読み方を独自に判断してしまったりするのだ。特に口語で滅多に使わない日本語ほど、その傾向にある。
　わかりやすい例で言えば、

　大和 ← だいわ(やまと)
　大人気 ← だいにんき(おとなげ)

　コレなんかはどちらが正解という訳でもないが、巣窟(すくつ・正解はそうくつ)みたいな例は多いのではないだろうか。

　ワタクシの場合は、「一線を画す」を、「いっせんをがす」と読んでて、大人になってから、

　(´°Д°)」 いっせんをかくす！？

　と知り衝撃を受けました。
　画す。がす。ガスと言えば、デジタルカメラが世に出回り始めた頃、耳慣れない単語に触れるようになった。

　画素数である。

　ワタクシ、コレでも一応プログラマーをやってた事もあるのですが、この「画素数」と言う単位を知りませんでした。
　何となく、画像の解像度の事なんだろう、とは思ってたんですが、知らない単語だったんで、メガとかバイトとかピクセルとかドットピッチみたいに、

　(´･∀･)」 ガソって
　単位だと思ってた。

　しかも、勘違いしたまま話してても全然問題なく喋れちゃうから、長期間間違いに気付かず、ケータイ電話か何かの(スマホではない)カタログで、

　(´°Д°)」 画素数！？

　ってなったのを覚えてる。

　あと、CD-ROM。今ならDVD-ROMとかBlu-rayになるのだろうが、CDの読み取り速度の倍速を、何故か(おそらくレコードの影響で)回転速度だと勘違いしてて、

　３倍速のCDとか、

　(´･Д･)」 めっちゃ回ってるな。

　とか思ってて、とうとう６倍速が出て来て、

　(´°Д°)」 流石に危険じゃない？

　と心配し始め、

　１２倍速が出現したあたりで、

　流石に無理が (´･Д･)」 ありましょう。

　と勘違いに気付けた訳である。ちなみに、倍速ってのは音楽CDのデータ読み取り速度を１として、その何倍で読み込めるかという数字である。
　決して音楽CDの１２倍速で

　ギュンギュンに
　回ってる訳ではない。

　(´･Д･)」 割と真面目にシャフトとかモーターの寿命大丈夫？ とか、取り出しの時に吹っ飛んで来ない？ とか心配してた。
　心配なのは自分の脳味噌でした。おやすみなさい。

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　なお、この先にはワタクシが如何に聡いガキだったかを示すお話が書かれています。