アイアンマン・アンパンマン
皆さん、こんにちは。有機リンリン、みんなが大好き木賃ふくよし(芸名)です。
本日は、ほんの少しだけ、皆さんに、冷静になって考えていただきたい事があります。
何を考えるか。
それは、今や日本人で知らぬ人はいないと言える国民的作品、
「アンパンマン」についてです。
そう。みんなが大好きアンパンマンです。ええ。その通りです。コレからワタクシは、アンパンマンについてミもフタもないツッコミをします。
そうです。このテの話はおそらく、誰しもが1度ぐらいはした事があるはずのネタやツッコミです。
ですが! ワタクシは! あえて! それをやりたいと思うのです。
初代のアンパンマンはほっかむりをした人間(おっさん)だったんだよ! とか、
ジャムおじさんとバタコさんは人間じゃないんだよ! とか、
アンパンマンの中身のあんこは粒あんなんだよ! とか言う、どうでもいいネタを披露したい訳ではありません。
アンパンマンって顔が入れ替わるから、文字通り身体が本体だよね? とか、
ドキンちゃんがばいきんまんに散々貢がせておいてしょくぱんまんLOVEなのは悪女すぎないか? とか、
取り替えられた顔はどうなっちゃうの!? とか、
バタコさん、室伏広治以上の強肩じゃね? とか、
決定的な悪事は働かないし、トドメを刺したりもしないから、結局アンパンマンとばいきんまん、ひいてはジャムおじさんも、マッチポンプしてる八百長なんじゃねーの? とか、
アンパンマンとばいきんまんの顔が似てるし、パンの発酵にはイースト菌が必要。だから、アンパンマンとばいきんまんは兄弟関係なんじゃ、、、? とか、
オタクがしたり顔で語りそうな話でもないのです。
それが顔見知りかどうかは置いといて、
お腹が空いたなぁ、とか思ってたら、
空から飛んできて、
自分の顔をもいで、
「ぼくの顔をお食べ」
って言い出す
アンパンがいたら、
さすがに怖いでしょ?
って所なんです。いや、ニューヨークの路地裏で強盗してたら、空からコウモリのコスプレしたおっさんが降ってくるぐらい怖い。
いやいや、待ってくれ。ワタクシが言いたいのは、そんな幼稚なツッコミじゃないんだ。ワタクシが言いたいのは、もっとアカデミックな話なんだ。
いいかい? アンパンがヒーローになってもいいさ。
作者であるやなせたかしの経験から、飢えてひもじい思いをする人に、献身して自分の肉体を与えるヒーローである事も承知だ。
コレをリアルな人間に変換し、自らの肉を切り落として、
(´°∀°)」 肉、食いなよ、、、?
って言い出す奴がいたらヤベえよな、とか、そーゆー話じゃない。いや、ヤバいけど。
ワタクシが言いたいのは、我々には、もはやアンパンマンの存在が当たり前過ぎて、その異常性に気付いていないのではないか、という点である。
日本人ならほとんどの人間が知っているであろう「こぶとりじいさん」も、帰国子女や日本語が話せる外国人からすると、だいたい、
コブ取りではなく、
小太り爺さんになる。
そう。他人の家の中に土足で踏み入るような、なんて表現があるが、西洋なら特段失礼でも無礼でもない。
我々にとって、それは当たり前の光景となっているか、いないかだ。
中国では食い物を食べ残すのが「満腹で、もう食えない」と言う合図であり、テーブルを汚すのは食事を楽しんだサイン。テーブルどころか、食事の際に出る、鶏や魚の骨は床に捨てる。
それどころか中国には、幼児が往来でウンコするのは普通。飲食店の前だろうがお構いナシだ。何ならそれが「微笑ましい光景」とされてたり、それ用に、脱がなくても排泄できるズボンがあるぐらいだ。
文化の差とはそーゆー事なのである。
そこで冷静に考えて欲しい。
動物が擬人化なんてのはディズニーでもお馴染みだ。オモチャや車だって擬人化されてる。食い物が擬人化されてるぐらいなら、ソーセージパーティーだってある。
何なら、ティーカップやフォークさえ擬人化される事もあるだろう。
でも、器ごと
天丼やカツ丼が
擬人化されてる
ってのは流石に、
(´°Д°)」 アタマおかしいんじゃね?
冷静に、わずか25年前を思い出して欲しい。
25年前、日本にはハロウィンにコスプレして騒ぐ習慣なんかなかった。名前と仮装の事は知ってても、ハロウィンに実際仮装する奴よりも、ドイツのメタルバンド「ハロウィン」を聴いてる奴の方が多かった。そのぐらいの認知度だ。今じゃまるでいい大人が「コスプレしながら、はしゃいでいい日」になってる。
そう。馴らされたんだ。
恵方巻きだってそうだ。
スーパーやコンビニが当然昔からやってましたよ? なんて顔をして売るまで、知られていなかった文化である。そもそも出自もハッキリしない。
今じゃ「恵方巻きの大量廃棄」ばかりが話題にされ、恵方巻き自体に違和感を覚え続けてる人間は少ない。
ある人が、「サザエさんが地方の風習を侵略した」と言っていて驚いたが、確かにその通りである。
東京の一部の文化・風習を「国民的アニメ」が全国にTVで知らしめた事により、地方にあった風習や文化が塗り替えられてしまった。
それほどに、認知されるという事は強力な現象なのである。
かつてアンパンマンは大人から、食べ物を分けて与えるという内容を批判された。
顔をもぎ取って与える描写も非難された。
それが今では当たり前の国民的アニメとなって、否定的意見は少ない。
中には「アンパンチ」という暴力で解決する物語を否定的に受け取る人もいるが、アンパンマンは必ず「やめるんだ!」という警告を入れる。
悪さをしていない時は、ばいきんまんとも友好的に過ごしていたりする点でも、国民的作品なりの気遣いがされてある。
ワタクシの幼少時代は、まだアンパンマンが放映されておらず、初代の絵本「おじさんアンパンマン」も知らない世代だ。2代目のヒョロ長いアンパンマンの絵本は出回っていたが、絵本を卒業していて、読んだ記憶はない。
アニメが放映される頃、もはやヒネたガキだったワタクシには「アンパンマン」は子供騙しの作品に見えて好きではなかった。
だがそれでも、身近な食べ物の擬人化や、動物、また、その丸くて親しみやすく、模写しやすいデザインなど、実に完成された作品なのだと、大人になった今では感心させられるばかりだ。
それを、ただヒネたガキの感性のまま、アンパンマンを「つまらない」「幼稚だ」「理解できない」「アタマおかしい」などと否定するのは、幼稚で愚かな意見に過ぎないと思うのである。
さて。で、結局お前はアンパンマンを否定したいのか、肯定したいのか、どっちなんだ? と言われそうだが、ココからが本題である。
正直に言うと、
(´°Д°)」 実は、
アンパンマンは
どうでもいい。
ワタクシが知らしめたいのは、
アメリカ版
アンパンマン
こと、「ヒーマン」である。
邦題は「魔界伝説 ヒーマンの戦い」「ヒーマン」「ヒーマン マスターズ オブ ザ ユニバース」「マスターズ 超空の覇者」と安定しないため、「ヒーマン」とさせて頂くが、
これはまさにアメリカにおける幼児向けアニメ「アンパンマン」なのである。
アメリカとは文化や感性も違うので、色々と理解できない部分は大きいだろう。
しかし、ワタクシはこの作品を愛してやまない。
その上で、
(´・∀・)」 コレを観て欲しいなァ、なんて思うのです。
そして、コレを観て基礎知識を身に付けたら、その上で、
ヒーマン
マスターズ・オブ・ザ・ユニバース
黙示録
を観て欲しいと願うのである。
コレはまさに、当時子供だった我々に贈られる、
ハードでシリアスな
アンパンマン vs ばいきんまん
決着編
なのである。
死ぬほど面白いので、ぜひ観て欲しい。(ネットフリックスで観られます)
※ 解説はこちら。
今のところ、8人ほどに見せて、100%の確率でファンになってる。無茶苦茶面白いのに、日本ではまるで認知されていない点が惜しまれて仕方ない。
(´・Д・)」 ぜひ観て?
※ この記事はすべて無料で読めますが、投げ銭(¥100)は歓迎です。でも、ここに投げ銭するより、ネットフリックスでヒーマンを観て欲しいと願うレベルである。
その上で「素晴らしい作品を教えてくれてありがとう!」と投げ銭(¥100)してくれると最高だと思うの。
そんな訳で、この先には「あの言葉」しか書かれてません。
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(´・Д・)」 文字を書いて生きていく事が、子供の頃からの夢でした。 コロナの影響で自分の店を失う事になり、妙な形で、今更になって文字を飯の種の足しにするとは思いませんでしたが、応援よろしくお願いします。