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昭和ガンプラ道



 皆さん、こんにちは。いつ以来プラモ作ってねえかなぁ。木賃もくちんふくよし(芸名)です。

 はい。てな訳で、本日も老害全開で行ってみましょう。


 本日の話題は、プラモデル。

 昨日はゲームの話をしましたが、今日はプラモデルですね。なんか、老害と言うより、


 (´°Д°)」 子供?


 って気がしなくもないんですが、いいんです。男の精神年齢はマスかきを覚えた所で止まるんで。

 TVゲームに夢中になり、プラモを作って、虫捕りをしていた頃から何も変わっちゃいないんですよ。ええ。


 そんな男の子の夢のひとつが、プラモ。プラモデル。特にワタクシの世代で言うと、


 (´°Д°)」 ガンプラ。


 そう。ガンプラことガンダムのプラモデル世代なのである。正直、ワタクシはいわゆる1stガンダムの世代ではあるが、ぶっちゃけガンダムなんか観てなかったのよね。話題にもなってない所か、知ってる奴が少なかったし。


 (´・Д・)」 ウチの周りでは

 怪獣消しゴムが流行ってた。



 (´・Д・)」 あと、時代的にも

 鬼ごっことかケイドロで、

 家の外で遊んでる世代だし。


 ※ ガンダムの放送は1979年、ゲームウオッチの登場が1980年、ファミコンが1983年である。
 なお、ガンプラの発売は1980年で、ブームをアシストしたコミックボンボンは1981年創刊。


 だから、ガンダムを知ったのは、ガンダム放送終了後、ガンプラブームになってからって感じなのである。実際ワタクシはガンダムの存在こそ知ってたが、名前を記憶してなくて、ブームになってから、


 (´°Д°)」 アレって

 ガンダムって言うのか。


 と驚いた記憶がある。何しろ、当時は新規番組と再放送が入り乱れており、ベビーブームも手伝って、子供番組は掃いて捨てるほど存在した。当然、名前さえ記憶にない番組も数多く存在したのである。


 (´・Д・)」 それでも今の深夜アニメの数には余裕で負けるんだけどな。


 そんな訳で、ワタクシはガンプラ直撃世代。よもや1ガンプラ¥300で換算していたワタクシからすると、今、平気で¥3,000だの¥5,000だのってプラモが売られてるのが信じられないレベルである。


 そんなガンプラが話題的に炎上しているらしい。炎上しているらしいが、鉄道とか車とか、こーゆー趣味性の高い話は、クセやこだわりの強い連中が多すぎて、


 (´・Д・)」 どうせ素組みした

 だけのガンプラなんか、

 ガンプラじゃねえよ!

 とか言った奴が出て来て、

 揉めてるだけなんだろ?



 って思ってたら、マジでそうらしい。(´・Д・)」ホントに懲りないし、成長もしないな、キミら。


 正確には「素組み」ではなく「パチ組み」であるが、大して変わらん。


 ※ 素組み。塗装やパーツの合わせ目消しなどを行わず、素体のまま最低限必要な作業のみでプラモデルを組み上げること。

 ※ パチ組み。上記「素組み」に接着剤が必要な場合が多いのに対し、接着剤不要で組めるプラモデルを「パチパチ」とはめ込むのでそう呼ぶ模様。


 (´・Д・)」 どうでもええわ。


 まだ、ミニ四駆みたいに競技としてタイム的な数字を競い合うなら、そーゆーこだわりも意味を持つかも知れない。それこそ、ミニ四駆ならレギュレーションが存在するし。

 しかしキミ、ガンプラは完成までの時間を競い合うモンじゃないだろ。そりゃコンテストなんかで出来栄えは競われるかも知れんが、


 (´・Д・)」 コンテストに

 出す訳でもないなら、

 好きに作ればいいだろ。


 てか、コンテストに出してもいいだろ。


 (´・Д・)」 落選するだけなんだし。


 そもそも現実の戦車みたいにウェザリングを施してリアルな感じを出すのか、アニメに準拠してテッカテカに仕上げるのか、改造するのか、魔改造するのか、それともそのままを楽しむのか、方向性だってバラバラなんだしさ。


 いや、わかるよ。わかるとも。自分の中のこだわりが色々あってさ。コレはかくあるべし。ここは〇〇必須とか。色々あるのはわかるよ。ワタクシも男だもん。わかるとも。

 わかるし、そのこだわりを熱く語り合える友人がいないとか、いてもこだわってる方向が違うとか、言いたい事を形にする場がなくて、


 (´・Д・)」 つい愚痴っちゃうんだろ?


 わかるけど、あんた何の為にプラモデルやってんのよ。SNSで吠える暇があったら、その時間と労力をプラモに注ぎ込みなよ。

 固着したプラカラーのフタみたいなアンタのこだわりなんて、それこそ使わずに干からびたプラカラー以下の価値しかねえよ。


 ちなみに、ワタクシはワインと言う趣味性の強い酒を20年以上取り扱ってきた。

 そりゃ、ワインに対するこだわりみたいなモノがあるのかないのかって言われりゃ、ありますとも。


 特に、高級なワインや珍しいワインをコレクションするだけで飲まない奴に対しては、言葉に出来ない黒い感情を抱いているのも事実だ。

 素晴らしいワインが熟成する前に飲んじゃう奴に対しても、飲み時が過ぎちゃった枯れたワインを、後生大事に持ってる奴にも、である。

 金にモノを言わせて貴重で芸術的なワインを消費する奴にも、そのワインの価値もわからず、敬意もなしに飲んじゃう奴。

 ワインを投機の対象として値上げするバイヤーも、愛着のカケラもない転売ヤーも。

 言い出せば、そーゆー率直な気持ちはある。

 あるが、


 (´・Д・)」 別にいいじゃん。


 そいつが買わなくても、飲まなくても、ワタクシが飲める訳じゃないし。


 そりゃ、作り手の気持ちを考えたら、飲んであげるに越した事はないけど、ぶっちゃけワタクシはワインの造り手ではない。

 ワインの造り手の本音なんか知らんし、そんなの造り手ごとに違うだろう。

 表向きにどんなにワインを愛してるって言ってても、本心は金儲けしか考えてない造り手だっている事だろうしさ。

 実際、良いワインは作るけど、従業員を扱き使ってるって作り手が褒められるべき存在かどうかは考えものだし。


 いや、全部引っくるめて良しと許す訳ではない。特にガンプラでも問題になってる転売ヤーなんかは防止策を講じる必要がある。

 しかしそれらは転売ヤー自体だけでなく、転売ヤーからでも買う消費者の問題であり、また、対策に注力しない業界の問題でもあるのだ。


 そして最大の問題は、転売ヤーは法に抵触している訳でもなかったりする事。


 それにキミ、アレだよ。ガンプラとかはまだ工業製品だから、入手の方法に恵まれてる方でさ。

 ワインなんか自然物で数量に限界がある上に、ヴィンテージによる違いが肝だったりするから、そりゃもう地獄の沙汰ですよ。


 そもそもアナタ、積みプラが許せないと言う気持ちはわからんでもないが、相当な読書家でさえ、積ん読がどれぐらいあるか考えたら、


 (´・Д・)」 購買数に対し

 消費量が追いつかない!


 なんて、趣味性が高い業界では普通。本も音楽も酒も大体そう。そう考えたら、


 (´・Д・)」 パチ組みなんて

 可愛いモンじゃないの?


 ってのがワタクシの素直な意見なのである。

 と言うような事を考えつつ、炎上したと言う元の記事を辿ってみたところ、


 (´・Д・)」 まるで炎上

 するような内容じゃない。


 要は、前後の文脈を読んでない、情報の切り取りによる放火と言うべき内容だった。


 (´・Д・)」 そーゆートコやぞ。


 こだわりやクセが強い以前に、そーゆートコやぞ、キミら。


 ※ この記事はすべて無料で読めますが、1/3ガンプラの価値があると感じた人は投げ銭(¥100)をお願いします。
 なお、この先には最後に作ったガンプラがいつだったか、という話しか書かれてません。


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(´・Д・)」 文字を書いて生きていく事が、子供の頃からの夢でした。 コロナの影響で自分の店を失う事になり、妙な形で、今更になって文字を飯の種の足しにするとは思いませんでしたが、応援よろしくお願いします。