アイの歌声の感想を聴かせて
皆さん、こんにちは。「サトミ、しあわせ? 」に、「アマゾン、トモダチ」みを感じている木賃ふくよし(芸名)です。
さて。早速ですが、「アイの歌声を聴かせて」を観てまいりました。
そうです。「アイの歌声を聴かせて」は「オリビアを聴きながら」の続編です。嘘です。
どっちかと言うとオリビア・ニュートン・ジョン主演の「ザナドゥ」の方が近いですね。
ワタクシ、正直申し上げまして「アイの歌声を聴かせて」は、劇場CMを観たぐらいで、言い方は悪いんですが、
(´・Д・)」 興味ナシ。
だったんですよね。CM見る限りじゃ、転校生(女子)が、主人公(女子)を巻き込んで騒動を起こすドタバタ青春コメディ。結局は恋愛もあるよ。ってか結局それがメインだよ。たぶん。
って印象しか受けなかったんで、まるで、
(´・Д・)」 興味ナシ。
と言うのが本音でした。
結論見えてるし、そもそも恋愛モノとか青春モノとか観ねえから。
ところが、いざ劇場公開されますと、
(╹◡╹) 予想を覆す面白さ!
( ´ ▽ ` ) 意外な物語展開!
(*゚▽゚*) 早速2回目観に来た!
的な感想がチラホラと観られ、「アレ? 予想と違ったのか? 正直、見くびってたか?」と認識を改めていた訳ですよ。
この時は既に何かの情報で転校生がロボットという設定は耳にしていたが、ロボット(A.I)という設定にも不信感は増していた気がする。
この時点(劇場公開時、劇場CMと聞き齧った情報のみから推察)での物語の予想をするが、
ある日突然、ロボット(名前はアイ。AIだからアイ。シオンなんて名前は知らねえ。タイトルでアイって言ってんだろ!)が転校生としてやってくる。それがロボットという事は周りに秘密なのか、一部だけ知ってるのか、全員が知ってるのかはわからないが、彼女がロボットという事で次々と騒動を巻き起こす。
何故か、ロボットはヒロインの事を知っていて、「ヒロインを幸せにする」事を目的にしている。
ヒロインはそれを迷惑に思いながらも、騒ぎに巻き込まれていくうちに、ロボットである事を忘れるぐらいに友情を感じ始める。
※ 個性は、なんかある度に歌う系ロボ。
そしてロボットは、ヒロインの運命の恋人を探す事を最終目標に見出し、ヒロインの意中の相手、あるいはヒロインが好きな男子を見つけ出す。
制服の色からして、おそらくは初夏、そして夏休みに仲間4~5人ぐらいで友情の青春を過ごし、夏休み最後のイベントである「花火大会」「夏祭り」「〇〇の野外コンサート」みたいな場所でヒロインがカップルになるー!?
と思った時、突然政府の人間が武装して現れ、ロボットがさらわれてしまう。
ロボットの彼女には恐るべき秘密が隠されていたのだ!! ジャーン!!
AIって言いながら人間の脳味噌が使われていたとか、実在した人間の思考をそのまま書き写しただけの人工知能だとか、しかも、その人間がヒロインの母親とか、死に別れた双子の姉とか、そーゆー人道的な理由とか、それを秘密裏に進めた研究所の問題とか、とにかくそんな理由でロボットは拉致。
そのまま開ける夏休み。
そして、教室の彼女の席は空いている。
その夜、仲間が集まって、「彼女を取り返そう! あいつはロボットなんかじゃない! 俺たちの友達なんだ!」とか言って、研究所に乗り込む。
そこで、「お子様たちだけで、どうするって言うんだい?」と、夏休み前から主人公たちを嗅ぎ回っていたジャーナリストのおっさん(軽薄なアロハシャツ。声は小栗旬とかがやってそう)が現れて、施設内への侵入に協力。
何とかロボットを救出するも、警備員に見つかってしまい、絶体絶命のピンチに!!
その時、ロボットが歌い出し、歌に秘められたパワーが発動し、ピンチを脱出!
パワーを使ったせいでロボットはもう動けない。しかしまだピンチは終わらないのだ!
「ようやく歌のパワーを使ったな。そのパワーを使えば、私はこの国を、いや、世界を手にする事が出来るのだ!」と黒幕登場。
あわや、ピンチ!!
しかし! ズギューン!!
「アンタが尻尾を出してくれて助かったぜ!」
と胡散臭いジャーナリスト(CV:小栗旬)が実は内閣調査室の人間だったのだ! 黒幕が現れたので内調が動けるようになったから万事解決。
だけど、秘められたパワーの事があるから、やっぱりロボットは封印だ。って話になって涙のお別れ。
で。後日談でカップルになるとか、再び転校生が来て名乗りをあげるところとかでエンドロール。
前情報はCMぐらいなんで、だいたいそんな感じだと思ってたんですけど、
まあ、大体は当たってた。(´・Д・)」
で。なんで「大して興味もない映画を観に行ってんの?」って疑問があると思いますが、ええ。ぶっちゃけ「金を払って観たいタイプの映画」では全然ありませんでした。
単にヤマトモさんが、「観に行って、面白い映画だったから、ふくよしの感想を聞いてみたい」と映画代をサポートにブチ込んでくれたのである。
(´・Д・)」 行かねばなるまい?
んで、実際に観た感想としては、
これだけ素直にディズニープリンセスに対するリスペクトをしてる日本のアニメ作品は初めて観た。そこは高評価である。
で。ワタクシは「絵が綺麗」なアニメーションにまるで興味がない。実に悪い言い方をするが、「絵が綺麗」なだけなら、金と時間と人員さえあれば誰にでも作れるからだ。
しかし、本作はちゃんと「絵が綺麗」な事に意味を持たせてあり、そこも非常に好感触である。
それから、今ちょっと脳味噌の検索だけで、あまりアニメに詳しくもないので記憶漏れがありそうだが、幼児向けを除くと、
わりと珍しいミュージカル調アニメであること。
これは素直に評価したい。
ミュージカルではないが、登場人物がアイドルやミュージシャンや役者という訳でもなく、歌や歌うこと自体に特別な意味がないのに、しっかり歌う。
まあ、ワタクシはミュージカル映画が大好きなので、曲が今ひとつミュージカルになり切れていないとか、歌は上手いんだけど、ミュージカル歌手としては見劣りするとか、そーゆー点は粗を探せば山ほどある。
それに、正直言って、作品として好みでもなければ、特に面白いとは感じなかったが、
作品コンセプトは非常に面白い所を突いてきたな、と思っております。
日本のアニメとディズニープリンセスの融合は、アニメファンなら観ておくべきエポック・メイキングだと思う。映画好き的にも面白かった。
(´・Д・)」 そんな訳で、率直な感想しか言わないのでボロっカスに貶す可能性も高いですが、それでも経費を出すからワタクシの感想を聞いてみたい、と言う人はサポートからガンガンお金をブチ込むといいよ? 古い映画や、既に観てる映画とかでもいいので。
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この先には、割と酷い感想が書かれています。
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(´・Д・)」 文字を書いて生きていく事が、子供の頃からの夢でした。 コロナの影響で自分の店を失う事になり、妙な形で、今更になって文字を飯の種の足しにするとは思いませんでしたが、応援よろしくお願いします。