天井のあほ
皆さん、こんにちは。高所恐怖症の木賃ふくよし(芸名)です。
さて。突然ですが、記事のタイトルが「天上の青」のパロディであると気付いた人はどれぐらいいるのでしょうか?
はい。「天上の青」は、曽野綾子の小説のタイトルであり、ワタクシの大好きな本の一つでもあります。
内容は主に「大久保清事件」を題材として取り扱っており、簡単に言えば、主人公は「連続婦女暴行殺人事件」の犯人がモデル。
ただ、大久保清事件当時を知る人は確実に還暦を迎えているため、今の若い人達には「遠い過去の事件」なのでしょう。
また、本作が発表された当時は、かの「宮﨑勤事件」が世を賑わせており、世間的には「大久保清」より「宮崎勤」のイメージが強いのかも知れません。それも35年前だけどな。(どちらも死刑が執行されている)
作品は、ただ主人公が、ほぼ無作為に被害者を選び出し、誘拐し、強姦し、殺すという犯罪を繰り返す狂気を、実に無機質で淡々と描き出している。
凶行に及ぶ主人公の感情や思考の「わからない」部分と、「わかってしまう」部分が混在し、これを読んでいる「自分は正常なのか」を信じたくも疑いたくもなる、非常に気持ちの悪い傑作で、発表当時は批判も多かったそうな。
また、本作にはヒロインが登場しており、このヒロインの「聖母性」が実にいいアクセントとなるのである。
なお、タイトルの「天上の青」とは、作中にも登場する朝顔の品種の名前だ。
という訳で、いきなり重苦しいオープニングとなりましたが、この話は本日の主題とは一切関係がない。
単にタイトルが「天上の青」のパロディだと言いたいだけ。
と言うか、単純にワタクシが「天上の青」が好きなので、
(´・Д・)」紹介したいだけ。
なのです。ええ。
そんな訳で、本日のお話。
なんか、また万博が問題を起こしたらしい。今回の事件は、そう大規模ではないけれどもネットでは物議を醸している模様。
まあ、簡単に概要だけ説明すると、
休憩所の天井が、
ワイヤーで
吊るされた自然石。
(´・Д・)」危なくね?
って事が問題視されている模様。
ええと。ここで先にワタクシのスタンスを明確にしておくと、ワタクシは「万博自体には賛成派」である。
注意してもらいたいが、ワタクシゃ「万博の開催自体には、割と反対派」な点だ。
は? 何言ってんだコイツ? と思った方もいらっしゃると思うが、簡単に説明すると、
(´・Д・)」今さら万博なんか
開催する必要ないだろ。
って思ってるけど、工事業者その他諸々に仕事を回して経済を活性化させる意味では賛成派。つまり、経済が活発化するなら、万博よりももっと良い催しがあっただろ、と思うので、その点では反対派なのである。
ぶっちゃけワタクシは万博には行かないだろうし、そーゆー意味では興味などない。
また、ワタクシは観光地の真隣に住んでいるため、現在の観光客の動向は目の当たりにしている。なので、外国人観光客のインバウンドを見込んで、
日本サブカルチャー博
でもやった方が、まだマシ。と思っている。
ドラゴンボールやナルト、マリオの格好をした子供のいる家族連れとかめちゃくちゃ多い。
着物も大人気。だからこそ、アニメ、漫画、ゲームを皮切りにして、ボーカロイド、着物やロリータ服、車やヴィジュアル系、エアガン、歌舞伎や能、ニンジャ、サムライなど、
(´・Д・)」外国人が喜ぶ
「ニッポンを演出する」
方が客は呼べると思う。
まあ、ぶっちゃけそれが開催されてもワタクシは行かないだろうし、興味はないんだけれども。要は、客が呼べる方がいいってだけの話だ。結局、万博で巻き込める諸外国の関係や予算を考慮すると、サブカル博より万博の方がプラスが大きい、とか言う事情があるなら万博でも大賛成だしな。
そして、つまりは「万博の開催が決定」してしまっている以上、
(´・Д・)」成功させなきゃ損。
という考え方である。
そこにブッ込んだ金があり、計画がスタートした以上、失敗を願っても誰も何も得しない。閑古鳥が鳴いても困るし、計画が頓挫するなど言語道断。
そういう意味で、ワタクシは万博の成功を祈っている側である。
はい。そんな訳で一応ながらも万博を応援している訳ですが、どうにも不祥事や不備が相次いでいる。もっとも、プロジェクトが大きい分だけ、どうしても管理が杜撰になったり、末端がやらかしたりしてしまうのは仕方のない事かも知れない。その点はある程度飲み込むとしよう。
その上で、だ。
自然石の吊り天井
ってどうなのよ?
と言う話である。
ぶっちゃけて言うと、ワタクシは「一定の安全性が担保されているなら、何の問題もない」と考える派である。
言っちゃ悪いが、高層ビルだって高速道路だって、吊り橋だって崩落したら危険なのだ。
だからこそ建築基準があり、専門知識を学んだ建築家が必要なのである。
つまり、その天井がガラスであろうと、自然石であろうと、放射性物質であろうと、安全性が確認されているならば、建築物としては何の問題もない。ワタクシはそう考えている。
例えそれが、何kgもあるような自然石にドリルで穴を開け、そこにワイヤーを通しただけのモノであろうと、何の問題もない。ワタクシはそう考える。
ちなみに
(´・Д・)」ワタクシ、
高所恐怖症なので、
その場所がどれほど
安全が保証されていようと
落ちそうな気がする場所には
長居したくないのである。
なので、ぶっちゃけそんな所で休憩したい奴は、あんまりいないんじゃないかと思う次第である。
で。この石の天井とやらを様々な方面から考えてみるが、安全面を考慮すれば、
(´・Д・)」本物の自然石を
使用する意味はないのである。
発泡スチロールみたいに軽いと、それは逆に風で煽られるから逆に不安だが、別にアクリルや木材を自然石のように加工しても問題はないのである。
そうすると、そもそもワイヤーである意味もなくなるし。
また、雨や日除けの意味があるのかと言われると、ゼロではないにしても、スカスカの自然石の天井では、天井としての効果も薄い。
ならば、自然石の強度を保持しつつ、穴を開けると言う新技術が導入されているのではないだろうか?
日本の建築技術すげー!ってなるなら、それもアリだ。
と思ったら、特に新技術が使われている訳でもないらしい。マジかよ。
なお、ワイヤーを太くする=穴が大きくなるので石が割れる危険性が上がり、穴を細くすればワイヤーが細くなって切れる危険性が増す。無論、自然石なので法則性を見出すことは極めて困難。あかんがな。
そうなると、残るはアート、芸術的オブジェとしての機能しか残されていない訳だが、
アートなら、それこそ
人がその下を通る
天井にする必要はない。
てか、自然石である必要もないだろうし。つまり、
(´・Д・)」ダメなんじゃね?
ってのがワタクシの結論である。
そんな話をしていると、とある人から「私は御免だけど、スリルを味わいたい人には需要があるのかも」という言葉が飛び出して気付いたのである。
この石の天井は、
吊り橋効果を求めて、
馬鹿ップルが行くには、
最適の場所なんじゃね?
(´・Д・)」まぁ、どうせワタクシは行かないし、そーゆー馬鹿が肝試し的に行って、事故に遭ったとしても、
心は痛まないから、
別にいいかな。
とは思ってしまった。はい。
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(´・Д・)」 文字を書いて生きていく事が、子供の頃からの夢でした。 コロナの影響で自分の店を失う事になり、妙な形で、今更になって文字を飯の種の足しにするとは思いませんでしたが、応援よろしくお願いします。