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冷やし中華を終わらせない

 皆さん、こんにちは。冷やし麺大好き、木賃もくちんふくよし(芸名)です。
 唐突ですが、冷やし中華が好きです。好きなんです。
 そろそろ暦も気温も頭の中も春ですよ。
 風も暖まって、人々の動きも活発になり始めますね。そう。そうです。
 て事は、そろそろアレですよ、アレ。
 実際はもっと暑くならないと始まりませんが、来ますよ、アレ。

 そう。待ちに待った、


 冷やし中華
 始めました。

 (´°Д°)」 じゃねぇだろ!?


 終わらせんなよ! せっかく始めたんなら終わらせるなよ! なんで終わらせるんだよ!?


 (´°Д°)」 年中やれよ。


 と言うのが本日のテーマである。
 あのね? 今時、全国どこでもコンビニで年中アイスが売ってるのよ? 冷やし中華より冷たいのよ? アイス。だったら、


 (´°Д°)」 冷やし中華を
 終わらせる必要ねぇだろ。


 蕎麦屋に行ったら、冬場は温かい蕎麦しかやってねぇのか? ざる蕎麦も盛り蕎麦もあんだろ!?
 冷やしぶっかけうどんを冬にやってない讃岐うどん屋の方が少ないだろ!?

 あ? 季節感だ? 大概の野菜がスーパーに年中並んでるのに? 今更?
 そりゃよ、季節限定品ってのは魅力だとは思うよ。そーゆーのがあったっていい。いや、なくちゃならない。それはその通りだ。
 だがよぅ、お前さんよぅ。
 トマトもキュウリも年中売ってるのに、


 (´°Д°)」 冷やし中華が夏限定?


 ふざけるんじゃねえ、ふざけるんじゃあよう!
 この際だからハッキリ言うが、ワタクシはラーメンって料理に大した情熱はない。明日、世界からラーメンと言う食い物が消え去ったとしても、日本の総理大臣がすげ替えられたぐらいの感慨しか湧かないだろう。その程度だ。

 ※ インスタントラーメンは大好きなので、そっちは残す前提である。カップ麺も袋麺もだ。


 だが、冷やし中華は別だ。
 特に夏場の冷やし中華が美味いのは事実だが、夏でなくとも冷やし中華は美味い
のだ。


 春でも!
 秋でも ‼︎
 冬でも!!


 ※ 立木文彦(カイジのナレーション)の声でお願いします。


 わかるさ。そりゃ、わかるとも。
 トマトやキュウリの値段は大きく変動し、しかも、変動しやすい。原価計算が大変なのもわかる。他の料理と食材が被らないから、原価率が下げにくい事もわかるとも。
 食材ロスを考えたら、注文ごとにトマトやキュウリを切るオペレーションが大変な事もわかるさ。これでも飲食業界は長いからな。わからぬはずはない。

 だが、結論を言えば、それは問題の本質ではないのだ。
 それなりの蕎麦屋なら、むしろざる蕎麦がメインだ。
 讃岐うどんの専門店なら、夏でも冬でも冷やしぶっかけうどんはある。
 韓国料理屋や焼肉屋だってだいたい冷麺はあるだろう。冷麺と冷やし中華があれほど混同されやすいのに。
 冷製パスタか? 冷製パスタぐらいか?
 あと、素麺もあるけど、素麺専門店はほとんど見かけないからスルーでいいだろう。

 なんで中華麺の専門店が年中通して冷やし中華をやらないのか。
 なぜ中華料理屋は季節を問わず冷やし中華を提供しないのか。

 文句を言いたいが、理由は明確である。


 (´・Д・)」 売れてないのよ。


 原価率が高い。工程数が多い。ロスが大きい。それがわかってるのに、言うほど売れてない。だからやらない。
 そこでワタクシは言いたい。


 (´°Д°)」 冷やし中華を食え。


 皆で冷やし中華を食い、崇め奉るのだ。それが無視できない数になれば、冷やし中華は真冬でも提供されるのだ。売れればロスもなくなる。売れるほどに原価率も下がる。売れ続ければ工程数も減らせるのだ。だから、食え。食うのだ。

 言っておくが、故・赤塚不二夫を始め、タモリ、筒井康隆、山下洋輔、黒鉄ヒロシら著名人が「全国冷やし中華愛好会」を設立し、「冬に冷やし中華を食えないのは差別(笑)だ!」と提唱するほどに冷やし中華は愛されるべき料理なのだ。

 あ? (´・Д・)」
 冷やし中華なんて
 中国料理が存在してない?

 (´°Д°)」 馬鹿言うな。


 中国には涼麺、涼拌麺と言う料理がある。どうやら冷やし中華とは起源を異にするようだが、そんな事はどうでもいい。(いいのか?)
 いや、天津飯だって天津に存在しないし、スパゲッティ・ナポリタンもナポリに存在しない。カリフォルニアロールを置いてる本格寿司屋があったっていいのだ。

 (´°Д°)」 ギブミー
 冷やし中華!
 オールウェイズ!

 エニィタイム!


 (´・Д・)」 まあ、ワタクシ、冷やし中華に限らず、ざる蕎麦も冷やしうどんも冷製パスタも大好きなんですけどね。ええ。(素麺は素麺国で育って食わされ続けたのであんまり食指が動かない)

 ところで最近、カップ麺業界が、夏になると冷やしうどんだの何だのを色々と発売する。
 カップ麺は好きだし、冷麺が好きなワタクシが買わぬ道理はない。


 だが、
 だがしかし、

 全然 (´・Д・)」なってない。


 そのほとんどはカップ焼きそば風に、お湯で麺を戻し、湯切りする。
 そして、流水を注ぎ、湯切り口から再度捨てる。冷えるまで、2~3回。
 そこにもう一度水を入れ、氷を投入してしばらく待ち、今度は冷水を捨てて、完成となる訳だ。


 (´°Д°)」 面倒くせえ。


 カップ麺のお手軽感がすべて損なわれている。ダメ。まるでダメ。
 この工程数なら、普通の乾麺を湯がいて冷やすのとそう変わらない。意味がない。
 しかも、そんなに美味しくない。フツーの冷やし中華(スーパーで大体2食で売ってるヤツ)を買った方がボリュームもあるし、安いし、美味いのである。

 全然なってない。

 結局はトマトやキュウリは自分で買ってきて足すしかないのもダメ。てんで話にならない。

 そこで、ワタクシはメーカーに問いたい。


 (´°Д°)」 本腰入れて
 冷やし中華を作れよ! と。


 近年、日清食品は冷凍食品のどん兵衛を発売している。電子レンジなり、湯がくなりするタイプだ。
 それが出来るなら、である。


 凍らせた具と麺に、
 お湯を注いで捨てるだけ!
 って冷やし中華が
 作れるんじゃないのか?


 それが加ト吉でも日清でもニチレイでもマルハニチロでも味の素でもいい。
 冷凍食品として、凍らせた茹で麺と具にお湯を注いで捨てるだけ! と言う冷やし中華を作ってもいいじゃないですか? ねえ? どう? 冷やしうどんとかは解凍しきれない気がするけど、冷やし中華ならイケるはず。
 具も錦糸卵とチャーシュー、キクラゲ、しいたけ、紅生姜あたりならイケる。

 大塚食品のマイクロマジックの「シェイク」を、電子レンジで温めたらちょうど良い硬さ・冷たさになるのと同様に、電子レンジ調理でもいい。
 
 イケると思うんだ。売れると思うんだ。


 (´°Д°)」 開発しよう!? 発売しよう!?


 冷食のアルミ箔鍋のシリーズが400~600円だから、そのラインナップに並べて売ってくれない!? 買うよ!? 買うから!? ねえ!?

 とワタクシは思うのだが、知人のインド人が、「冷やし中華って、だいたいコンビニの冷やし中華が安定してて安価だし、それで良くね?」って言ってて、


 (´・Д・)」 うん、、、まあね、、、


 ってなったのは認める。

 ※ 外食における「冷やし中華」の単価は700円を超える。一方、コンビニの冷やし中華は500円を切る。無論、ボリュームや味に差はあるが、冷やし中華に情熱がない人にとっては、手間を掛けてまで冷凍食品の冷やし中華は求められないんだろうな、と。


 (´・Д・)」 冷やし中華、、、


 ※ この記事はすべて無料で読めますが、冷やし中華愛好家は投げ銭(¥100)をすべきだと思う。
 なお、この先には冷やし中華に関する重大な問題が書かれている。


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(´・Д・)」 文字を書いて生きていく事が、子供の頃からの夢でした。 コロナの影響で自分の店を失う事になり、妙な形で、今更になって文字を飯の種の足しにするとは思いませんでしたが、応援よろしくお願いします。