私と仕事とどっちが大事なの！？

　皆さん、こんにちは。どっちも大事じゃない、木賃ふくよし(芸名)です。
　まあ、ドラマなんかでよく見ますよね、これ。

　私と仕事と
　どっちが
　大事なの！？

　ってセリフ。ええ。ドラマが先で感化されたのか、昔っから言っ ちゃう奴が多いから、台詞に使われるのかわかりませんが、それほどに言っちゃう人は多いです。ええ。多いです。
　ワタクシ、少なくとも×回は言われてますが、言った相手とは全員別れてるので、言わない方が正解だと思います。

　はい。言ってない相手とも別れてるから関係ないです。はい。よく気が付きましたね。ココ試験に出るところですから覚えておいてください。

　そんな訳ですが、ありがちな喧嘩の一言「私と仕事と、どっちが大事なの！？」は禁句です。駄目です。やめておきましょう。
　ちなみに女性誌が言うには、「そんな事を言わせてゴメンな」が最適解らしいですが、ワタクシに言わせりゃ、

　言わせるな。

　そして、言うな。が最適解です。

　ここで多くの男性が「いや、お前の事は大事だけど、食っていくためには働かなきゃならないのも仕方ないし、そもそも、ヒモみたいになっても、お前が養ってくれる訳じゃないだろ、、、？」と真っ当で論理的な返答をしてしまいそうですが、

　ダメ。

　まるでダメ。

　いいですか。

　コレって、

　「ハンバーグとカレーのどっちがラーメンなの！？」

　って言ってるようなもんです。
　尾崎豊が歌うところの「金か夢かわからない暮らしさ」って言うのは、「えっ！？ 金と夢って一緒じゃないの！？」と驚くところですが、その逆バージョンです。
　いいですか。
　ここで「消えた千円」という有名な問題を出します。

　3人で旅行に行き、宿泊費一人1万円(計3万円)をホテルに支払いました。ところが、その後、客がホテル支配人と知り合いと判明し、支配人が5千円引きサービスをするようにフロントの従業員に指示しました。
　従業員は5千円だと3人で割り切れないので面倒だと思い、3千円返金して、残り2千円を自分のポケットにネコババしまいました。
　さて。3人のお客さんは最初に1万円払い、千円戻ってきたので一人9千円支払ったことになります。
　
　9000×3＝27000
　
　ホテル従業員は2千円もっています。　27000＋2000＝29000
　
　あれれ？ 差額の千円はどこへいったのでしょうか？

　はい。コレと同じ事です。この問題、27000円に足すべきはお釣りの3000円であり、着服した2000円は27000側に含まれてます。つまり、2000円を足す理由がないので設問ミスです。と言うか、設問がおかしい事に気付かせる問題なので、ミスリードですね。

　私と仕事とどっちが大事なのってのは、そもそも設問ミスです。

　９割の人間は、仕事なんて食うために嫌々ながら働いてるので、大事じゃありません。９割の人間は食えてたら働きません。大事じゃないんです。

　「ハンバーグとカレーのどっちがラーメンなの！？」

　って言われても、「は？ 何言ってんの？」ってなるべき所なのに、相手の剣幕とか雰囲気で「ああ、何とか宥める回答を探さねば、、、」と考えるため、ミスリードに引っかかってしまっているんですね。ええ。

　ですから、「私と仕事とどっちが大事なの！？」って聞かれたら、

　(´･Д･)」 「もちろんハンバーグだよ」

　って答えるのが正解です。

　え？ 何言ってんだ？

　ええ？ 何言ってんだ、はそっちの方だよ。

　えええ？ そんな事を言い出す相手と別れられるから正解でしょ？

　解決策になってない？

　だから最初から言ってるだろ。

　最初から、まず言わせるな。そして、言うな。それが最適解だって。

　どうでもいいけど、「おかえりなさい、あなた。ご飯にする？ お風呂にする？ それとも、わ・た・し？」って使い古された台詞は言われた事がありません。実際に言われたら脊髄反射でブン殴りそうな気もしますが、それを言われるのがワタクシの夢です。

　「ご飯にする？

　お風呂にする？

　それとも、、、

　わ・た・し？」

　って言われたら、

　「いや、もう全部、外で済ませてきた」

　って返したいんですよね。(´･Д･)」

　※ この記事はすべて無料で読めますが、無料で読む？ 投げ銭(¥100)する？ それとも、サ・ポ・オ・ト？

　なお、この先には特に何も書かれてません。