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忍殺骨牌


 皆さん、こんにちは。ドーモ、木賃もくちんふくよし(芸名)デス。
 アイエエエ!? ニンジャナンデ!? アイサツからマッポーめいてますね。
 ちなみにタイトルの骨牌は「かるた」と読む。古事記にもそう書かれている。そう、カードゲームのカルタだ。

 ええと。そんな訳でいきなりですが、ニンジャスレイヤーTCG会に参加してきました。

 と言っても、何の話かわかりかねる人がいるだろう事は想像に難くないので、簡単に、順を追って解説していきます。まずは、


 ニンジャスレイヤー


ニンジャスレイヤー』は、ブラッドレー・ボンドとフィリップ・ニンジャ・モーゼズのアメリカ人作家コンビによるとされる小説作品群であり、2010年よりクリエイターユニット「ダイハードテイルズ」の中心人物である本兌有、杉ライカらが日本語訳をTwitter上で連載している「サイバーパンクニンジャ活劇小説

 ネットワークが世界を網羅し、サイバネティックス技術が普遍化した近未来。鎖国体制下にある日本は、影から暗黒メガコーポと称される巨大企業によって操られ、首都である巨大人工島ネオサイタマの治安は悪化、そして、神話的存在である「ニンジャ」が時を越えて蘇った。
 超越した存在であるニンジャが暗躍し、まさに世界は、古事記に予言されたマッポーの世を迎えていた。
 平凡なサラリマンであったフジキド・ケンジは、マルノウチ・スゴイタカイビル内で家族団欒としていた所を、ニンジャ同士の抗争に巻き込まれ、妻子を殺されてしまう。
 しかし瀕死の重傷を負った彼に、全てのニンジャへの憎悪を燃やすナラク・ニンジャのソウルが憑依。フジキドは赤黒い装束を纏い、「忍」「殺」の二文字と共に復活する。
 ニンジャを殺すもの、ニンジャスレイヤーとして。

 まあ、要するにアメリカ人が大好きなスシ!サムライ!ニンジャ!フジヤマ!なトンチキ日本を舞台に、サイバーパンク(要するに攻殻機動隊やブレードランナー)なヤツらが大暴れするアクション小説。そして、それを基にした漫画やアニメイション作品群。

 もうね、サラリマン、マルノウチ・スゴイタカイビルあたりでピンと来た人も多いでしょう。
 ザイバツ、ソウカイヤ、ネコソギファンド、シバカリ、カロウシ、クローンヤクザにバイオスモトリ、マッポーカリプス・ナウ、極め付けは、


 (´・Д・)」剣豪
 ミヤモト・マサシ


 絶妙にズレてる。作者絶対に日本人だろ。
 例えば、ヒロインの1人であるヤモト・コキ。これはおそらく、欧米人にとって「ユ」と「コ」の区別が付かないであろう事を逆手に取ったネーミング。
 センス良すぎるだろ、と。

 そんな訳で、なかなか良い感じに狂っていて実に面白い。

 で。


 TCG


 トレーディング・カード・ゲーム。通称TCG。要するにポケモンカードとか遊戯王のアレに属するようなカードゲームである。
 他にもTCGの始祖とも言うべきマジック・ザ・ギャザリングや、最近ではワンピースのTCGだとか色々ある。
 カードゲームショップに行くと「えっ? こんなに沢山の種類があるの?」とTCGの種類の多さやカードの豊富さに驚く事だろう。
 まあ、要するにTCGとは、要するにカードを並べて戦う、オモチャの一種であるが、カードをコレクトする者やマニアがいたりして、興味がない者からすれば、


 (´°Д°)」このカードが、
 にじゅうまんえんするの!?


 と目を剥く事になる。

 これでご理解いただけた事だろうが、つまりは、

 (´°Д°)」ニンジャスレイヤーの
 TCGがリリースされたのである。


 しかし、当然ながら開始したばかりのTCGなのでプレイヤーは少ない。また、ニンジャスレイヤーはシリーズ累計440万部を超す大人気作であるが、

 出た書籍数で割ると、


 (´・Д・)」ぶっちゃけ
 あんまり人気がない!


 (´・Д・)」 ないの。

 正直な話、ネットをやってれば確実にニンジャスレイヤーの漫画の1コマや、パロディに出会っている事だと思うが、作品が何となく知られている事と、人気があって売れている事は別の話なのである。
 あれだけ盛り上がり、フォロワーに溢れていた「100日後に死ぬワニ」の映画が大コケした事を考えれば、人気と売り上げは必ずしも一致しない。

 例えば、人気漫画家、新谷かおる氏の出した単行本は確実に売れているが、その連載誌は、ことごとく売れていなかったりする。
 つまり、雑誌を買ってまで追っかけるほどではないが、単行本は確実に蒐集したいファン、という微妙な立ち位置ってのがある訳だ。
 残念だがニンジャスレイヤーは、アニメ化もされ、カルト的人気は誇るものの、メジャー作品として見ると、あまり売れているとは言えない。


 そのニンジャスレイヤーがTCGになった!


 だからこそ有志が集まってプレイする、それは当然の結果である。


 (´・Д・)」何故かソコに
 ワタクシが呼ばれたのよ。


 何故か、ってのはワタクシ、ニンジャスレイヤーは好きなんだけど、TCGに関してはとんと知らなくてね。

 何より、カードを持ってないし。

 ニンジャスレイヤーTCG以前に、TCGをひとつも持ってない。ろくにやった事もない。世代的に、子供の頃にTCGが存在してなかったのだ。遊戯王の連載が始まったのは知ってるが、カードバトルになる前だしな。
 だから、デュエル・マスターズとデュエルモンスターの区別が付かないレベル。


 (´・Д・)」そこに出席して
 ワタクシに何をしろと???


 いささか疑問ではあったが、参加者の2人とは知り合いなので、完全に蚊帳の外って事もあるまい。また、ワタクシは接客業を30年以上やってるので、別に見知らぬ人と話す事は苦痛にならない。
 そして、参加者はワタクシも含めて6人。

 カードバトルは1対1。必然的にあぶれた1人と、話すことになるのだが、、、



 (´・Д・)」むしろ、面白かった。


 他の参加者がどう思ったのかは知らないが、ワタクシは個人的に楽しめた。
 例えば、フットサルの会場を5時間借りるとして、5時間動き続けるのは無理。60分を3本もこなせば良い方だろう。
 間に1時間の休憩を2本、あるいは、30分の休憩を4本ぐらい入れた方が、フットサル自体も楽しめるとは思わないか?

 それと同じで、カードゲーム1本で引っ張り続けると疲弊しやすいが、インターバルがある事で、ゲーム自体も楽しめる。
 観戦もあるから、ワタクシも喋りっぱなしという訳じゃないし、TCGについてわからない事は尋ねられる環境だし。
 そして、会話と言うのは主に「きっかけ」が重要になるのだが、


 (´・Д・)」ニンジャスレイヤー。


 という共通項があるので、導入もスムーズである。

 そんなこんなで、ワタクシは一切プレイしてないけど、ニンジャスレイヤーTCG会は面白かったと言える。
 そして、参加者と話すのは別にニンジャスレイヤーやTCGに限った話ではないので、普通に雑談もするんだけど、その雑談をしてるうちに、


 参加者の1人が
 クラフトコーラ好き


 ということが判明。同時にワタクシ


 (´・Д・)」クラフトコーラを作ってます。




 って事も判明しまして。
 謎の超盛り上がり方になりました。

 それどころか、その話を進めていくうちに、

 (´・Д・)」以前の
 コーラ販売イベントで、

 会ってた事まで判明。


 このイベント。


 (´°Д°)」マジか。


 (´・Д・)」世の中って狭い。
 どこでどう繋がるかわからん。

 やっぱり悪い事はしちゃダメですね。うん。

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 なお、この先には、色々判明した時のワタクシの話しか書かれてません。


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