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山猿と女の笑い声


 皆さん、こんにちは。猫の手も借りたい、木賃ふくよし(芸名)です。
 てか、猿の手を借りたら不幸になるし。

 ※ 願い事を三つ叶えるという「猿の手」に、大金を願ったら息子が死んで保険が入り、二つ目の願いで息子を生き返らせてくれと言ったらゾンビになり、三つ目の願いで息子を消す話。

 さて。
 ワタクシ、日々のダイエットと称し、伏見稲荷山に毎日登ってる訳なんですが、現在三ヶ月越え。ぶっちゃけ、続けられているには幾つかの理由があります。

 1つ目は、そもそも歩くのが好き。走るとかだったら三日も続いてません。
 2つ目は、無職で時間の自由が利く。朝に行けなかったら、昼。昼に行けなくても、夕方。夕方に間に合わなくても、夜。夜が無理でも、深夜、という機会の多さだろう。働いてて、時間制限的に夜の一回しか行けるチャンスがない、とかなら、多分続いてない。
 3つ目は、ねこ。山に沢山のねこがいて、ねこ欲が満たされるから。ねっこー浴である。
 4つ目は、ネタ探し。このnoteや黒板のネタ探しや、歩きながら、その文章の構想をまとめるのに便利。
 5つ目。基本的にヒキコモリ体質なので、出掛ける事に決めておかないと、家から出ないので、出掛ける事に決めている。
 6つ目。太ってしまい、睡眠の質が落ちてるので、肉体を痩せさせる&疲れさせる目的がある。


 なので、実際のシルエット的なダイエットや自身の健康なんてのは、ほぼどうでもいい。コレが本音である。
 で。4つ目のネタ探しってのは色々助かっている。


 肝試ししてみたり、


 イノシシと遭遇したり、


 イノシシの恐怖に晒されたり、


 命からがら逃げてきたり、


 流石に山の中ってのは人里の日常と違う色んな事が起き得る。
 だからこそ、ワタクシか読者のどちらかが「もういいや」ってなる所ぐらいまでは続けてみても良いんじゃないかなと思っている次第です。

 まあ、そんな訳で本日も、伏見稲荷山で起きた恐怖体験。


 その①


 夜の10時ぐらいに、誰もいない山道を歩いてたら、突然、女の人の、


 アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ



 という、けたたましい笑い声が聞こえてマジで怖かった。


 (´°Д°)」 ヒィ⁉︎


 ってなったけど、実のところは、何も怖い事ではない。


 【解説】 伏見稲荷山の山中には、普通に民家や、茶屋兼民家があり、単に住民の笑い声が聞こえてきただけである。要するに、誰もいない夜の山中は、とても声が響く。



 その②


 伏見稲荷山には、イノシシの他、猿も出没する。ワタクシ自身、直接対峙した事はないが、何度も猿の吠え声は聞いているので、割とリアルに怖い。
 んで、ワタクシの知る限り、四つ辻の付近が猿との遭遇地点として最も危険な雰囲気である。
 で。同じく、誰もいない夜の10時ぐらいに、その四つ辻付近を歩いていたところ、藪の方からガサガサと何かが近寄ってくる音と気配が!!


 (´°Д°)」 ヒィ⁉︎


 山道の形状から、おそらくイノシシではない。また、場所的に猿が頻出するポイントである。
 個人的に、大型でない限りは、イノシシより猿の方が怖い。無理。勝てない。イノシシにも当然勝てないけど、猿はなんかもっと無理な気がする。

 しかも、その音と気配はまっしぐらにワタクシを狙って近付いて来るではないか!!

 ヤバい。

 伏見稲荷山ではイノシシは頻出するものの、大怪我をするというような事件は少ない。しかし近年、女性が猿に大怪我を負わされた事件があった事を、ワタクシは知っている。
 コレはヤバいぞ。

 頭がフル回転する。逃げても間に合わない速度。戦ったら勝ち目はない。

 ならば!!

 ならば猿が最接近したこのタイミングで!!



 っシャオラァア!! (#°皿°)」 ッシャアアアアアア!!


 ッシャアアアアァァ!!(#°皿°)」おあああァン⁉︎



 って奇声を上げて威嚇するワタクシ。


 気配がその場で止まる。


 (´;Д;)」 勝った! 内心めっちゃ怖かったけど勝った!! 猿の姿は見てないけど! たぶん勝った!!

 しかしワタクシ、安心せず油断せず、走らず慌てず振り向かず、早足でその場を去る。


 すると、5秒後ぐらいに、


 (ΦωΦ) ニャア…?


 って悲しげな鳴き声とともに、ワタクシの後を追いかけてくる、ねこ1匹。


 ああああああ (;´°Д°)」 ゴメェェェェン



 キミ、いつも足元にまとわりついて餌をねだってくる超可愛いねこちゃんじゃないか、、、。


 (;´°Д°)」 ホントにごめんよう、、、


 驚かさないでよぅ、、、マジで猿だと思って、超威嚇しちゃったよ、、、ごめんよう、、、


 って半泣きになりながらねこに謝ってた訳ですよ。声に出して。ええ。

 そしたら、すぐ近くに展望台から夜景を見に来てる参拝客が3人もいて、


 (°_°) え? ナニこのおっさん? 奇声が聞こえたから見てみたら、半泣きでねこに謝ってるおっさんがいるんだけど、、、?


 って顔をしながら、こっちを見てました。



 夜間の山中は声が響くんだよなあ、、、。


 ちなみに、このコです。



 ※ この記事はすべて無料で読めますが、憐れなおっさんに投げ銭(¥100)してくれてもええんやで?
 なお、この先には特に何も書かれてません。

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(´・Д・)」 文字を書いて生きていく事が、子供の頃からの夢でした。 コロナの影響で自分の店を失う事になり、妙な形で、今更になって文字を飯の種の足しにするとは思いませんでしたが、応援よろしくお願いします。