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脇目も振らずに逃げていいよ。


 皆さん、こんにちは。ラナウェイ! ラナウェイ! ラナウェイ! 木賃もくちんふくよし(芸名)です。
 この「runaway」の3連発でソナタ・アークティカの「full moon」だと気付けた人とは仲良くなれるんじゃないかな。うん。

 ちなみに、ソナタ・アークティカの中でも定番の名曲とされる「フルムーン」ですが、耽美なメロディで奏でられる「月が満ちるに連れて狂気に侵される青年」の物語、と謳えば叙情的だが、


 (´・∀・)」狼男だよ。


 って平井和正的に言うと、急にマイケル・ジャクソンの「スリラー」のPVになっちゃうのが難点です。てへぺろ。

 あと、サビの部分が「Runaway!」×3なので、曲名が「full moon」だと覚えてもらえない、という欠点があります。(メタルは、サビの単語が曲のタイトルになりがちの為)
 また、ライブでは最もカッコいいサビの「Runaway!」×3を観客が歌う事になるのも欠点ですね。

 そして、ハードロック的には「Runaway」といえばボン・ジョヴィの「RUNAWAY」(邦題:夜明けのランナウェイ)ですが、本邦における「ランナウェイ」と言えば、お前を抱いてランナウェイなシャネルズですよ。ええ。

 さて。そんな訳で、本日の話題は「ランナウェイ」にちなんで、


 (´・∀・)」 逃げていいよ。


 って言う話です。
 なんか、どうにも日本では「逃げちゃダメだ!」って神話になりそうな14歳の少年が如き思想が根強く蔓延っていますが、ワタクシは、


 (´・∀・)」 You、
 逃げちゃいなよ。


 としか思ってません。逃げるべき。逃げなきゃ。逃げねば。お嬢さん、お逃げなさい。
 何度でも言いますが、割と本気でそう思ってます。
 ぶっちゃけ、大津波が来るとわかってるのに逃げないのはアホです。

 ぶっちゃけ、イジメからも、毒親からも、ブラック企業からも、


 (´・∀・)」 なんで逃げないの?


 ぐらいの気持ちでいます。
 こう言うと「逃げるな!」とか「逃げた先に楽園があるとでも思ってるのか!?」とか「逃げ癖がつくぞ!」なんて反論が来る事はわかりきってますが、逃げずにお答えしますと、


 (´・Д・)」逃げるな?
 逃げるが勝ちですよ?


 (´・Д・)」踏みとどまった先に、
 楽園があるとでも思ってるのか?


 (´・Д・)」踏みとどまって、
 心身をブッ壊すぐらいなら、
 逃げた方がマシじゃない?


 どうぞ。これらにも逃げずに反論してください。
 で。「逃げていい」とか「生ぬるい事を言う奴は、逃げた先で失敗しても何の責任も取らねえだろ! 騙されるな!」なんて言ってきたりしますが、

 逃げるな!って言ったアナタは、そいつが踏みとどまってブッ壊れても、何の責任も取りませんよね? おかしいな。その言葉の責任からは逃げるんですか? あれれ?
 ん? ワタクシは責任から逃げますよ? 逃げる事を推奨してますから、身をもって逃避の有効性を示しますとも。はい。

 正直な話、ワタクシは「逃げずに戦って成功した人」も知ってますが、「逃げられずに心身をブッ壊した人」はもっと沢山知ってます。比率で言うと、1:9ぐらいじゃね?
 で。「逃げてダメになった奴」と「逃げた事で助かった奴」の比率も3:7ぐらいです。確率的には逃げた方がいいと思う訳ですよ。

 ただし、踏みとどまって「普通」の奴と、逃げて「普通」の奴はもっともっと沢山いて、これは数が多すぎるから測定できません。
 つまり、逃げなきゃならないほど危機的だったか、という観点を加えると、多くの人は「そこまで悲惨な状況に追い込まれてない」のです。

 なので、自分の立ち位置が、「大津波が来てるぞ!」ぐらいの危機かどうかは、


 (´・Д・)」自分で判断して。


 その上で大津波級ならば、今すぐ逃げる事をオススメします。
 大雨洪水級なら、落ち着いて、なるべく荷物や財産をまとめて、なるべく早く避難してもらいたい。
 その人の置かれてる環境までは知らんので、逃げるべきかどうかの判断は、やっぱり自分でしてもらうしかないんです。ワタクシは当事者じゃないから知らんし。

 ただね?

 過酷な環境に慣らされてしまうと、「逃げるべきかどうか」の判断が出来なくなってくる。これが割と深刻。
 だからこそ、判断が出来るうちに判断して逃げた方がいい。ワタクシはそう言いたい。

 これに対し「弱い奴は雑魚だから、すぐ逃げるんだよ」と言う非難もあったが、


 (´・Д・)」雑魚は逃げるのは当然。


 生存戦略として正しい。より大きな魚から捕食されないために逃げ、自分より小さい魚や草やプランクトンを食って生きるのだ。
 勝ち目のない風車に戦いを挑むドン・キホーテは、愚者であって勇者ではない。

 剣豪だったミヤモト・マサシ宮本武蔵でさえ「三十六計逃げるに如かず」と逃走を得策としたのだ。
 なお、武蔵はただ逃げりゃいいと言った訳ではなく、中国の兵法「走為上」と同じく、


 勝ち目がないなら損害を減らして撤退せよ。
 命あらば兵を立て直し、機を見て再挙せよ。


 と言う事なので、ワタクシはヤバいのに踏みとどまって被害を増やしてどうするボケ。悔しいなら臥薪嘗胆だ。健在であれば復讐の機会も訪れよう。その気持ちをバネに奮起すべし。と言いたい。

 ただ、いざ離れちまえば、割と「復讐とかど〜でもよくなっちまう」ことが大半で、むしろヤバい環境からは早々に離れて、自分なりの幸せを見つける方が得策ではある。

 つまり、「踏みとどまって、戦った結果で成功する」のは、自分の戦闘能力が高かった(レアケース)か、


 (´・Д・)」相手が
 ショボかっただけ。


 上記の「普通」ってのがソレで、大した事のない抵抗を英雄譚のように盛ってるだけなのよ。
 さもなくば、それは生存バイアスでしかなく、「能力が高かった成功者の例」を一般人がなぞっても失敗するだけだ。
 つまり、結論だけ言うと、やはり高確率で、


 (´・Д・)」逃げた方がいい。


 と言うか、この「逃げる」って言葉にネガティブなイメージを持つ人が多いから「逃げにくくなってる」部分はあると思うので、単刀直入に言って、


 (´・Д・)」ヤバい奴は
 相手にしない方がいい。


 と言えば、ご理解いただけるだろうか。
 ウヒウヒ笑いながらナイフを舐め回してる奴が道の真ん中にいたら迂回するよね、普通。って話だ。
 危険やヤバい環境からは離れるに限る、と言えば、もう少し「逃げるが勝ち」の意味がわかってもらえるのではなかろうか。
 一時期「逃げるは恥だが役に立つ」なんて言葉が流行りましたが、ワタクシは逃げる事を何ひとつ恥だと思っておりません。戦略的な判断と決定に過ぎないのですから。

 で。最後にコレだけは言っておきたいんですが、人間は割と自分の都合に合わせて認知を歪ませる傾向がある。
 逃げりゃいいのに、戦ってるオレは立派だ!とか下手なプライドに負けてる奴を見かけたりするのが良い例だ。いや、悪い例だけど。

 そして、人間には妙な不幸願望があったりする。

 こんな過酷な環境に耐えてるアタシ! 耐えればいつか報われるわ! みたいに不幸に酔うアレ。


 こーゆーのじゃなくても、「毒親とは言え、親だ」とか「DV彼氏だけど、優しい時もある」みたいな感じとか。
 もっと身近な例で言うと、「この会社はクソだから辞めたいけど、貯金もないし、転職活動を始めるのも大変だしな」なんてのがある。なので、


 (´・Д・)」実は、
 劣悪な環境にいる自分を美化し、
 その環境に甘えて、
 環境の改善という努力を怠る。


 そーゆー人間は、実はめちゃくちゃ多いのである。


 「そんなクソ会社なら辞めれば?」→「オレが抜けると他の社員に迷惑が掛かるからよォ」


 「DV彼氏と別れなさいよ」→「でもでもォ」


 「毒親からは離れなさい」→「毒親でも、肉親なんです」



 (´・Д・)」申し訳ないが、

 実のところ、



 (´・Д・)」耐えてる自分に酔い、
 劣悪な環境に甘えてるだけで、
 戦おうとせずに逃げてるのは、
 そっちの方なんじゃねえのか?


 というケースは、 か な り 多 い 。


 (´・Д・)」だから、


 「逃げる事が難しい」ってんなら、

 それは「逃げる」んじゃなく、

 「困難に立ち向かうこと」だと、

 考え直して欲しい。



 なお、ワタクシはこの記事を読んで逃げた奴が不幸になっても、一切責任は取らないが、幸福になれたならワタクシの功績だ。

 ※ この記事はすべて無料で読めますが、この記事が気に入ったなら、その責任から逃げず投げ銭(¥100)をお願いします。
 なお、この先には、どうでもいい映画の記憶の話しか書かれてません。


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(´・Д・)」 文字を書いて生きていく事が、子供の頃からの夢でした。 コロナの影響で自分の店を失う事になり、妙な形で、今更になって文字を飯の種の足しにするとは思いませんでしたが、応援よろしくお願いします。