B'z-X

　皆さん、こんにちは。B'zの発音は「プール」と同じらしいけど、B'T-Xのビートは平坦に読むだろ。木賃もくちんふくよし(芸名)です。
　皆さん、明けましておめでとうございます。

　このところ、更新が滞りがちなのは、

　(´°Д°)」老眼がひどいから。

　タブレットはともかく、スマホじゃ文字が読めなくなって来てて、眼を休めようと、眼を閉じてたら、

　(´･∀･)」寝ちゃってた。

　を何回も繰り返してるからです。
　はい。そんな訳で新年１発目の更新から行きたいと思いますが、何か知らんけど、

　(͡° ͜ʖ ͡°)　B'zなんて
　90年代はクソダサくて、
　文化的な素養が少しでも
　ある人なら、みんな

　大嫌いなのが
　当たり前だった

　ことを忘れてはいけない。今はノスタルジーのおかげで変わったけど。これは大事なことです。

　と言うご意見がツイッター上に上げられておりまして。ええ。

　(´･Д･)」　意味がわからん。

　いや、そりゃ当時だって今だって、B'zが嫌いな人ぐらい存在はしてる。
　だが、文化的素養がある人なら「みんな大嫌い」ってのは意味がわからんし、当時から好きだった人は、

　(´･Д･)」文化的な
　素養が少しもない。

　と言う、非常に侮辱的な発言である事は間違いないだろう。

　まあ、確かに言わんとする事はわからんでもない。と言うのも、Mötley Crüe、Aerosmith、Guns'n'Rosesなど洋楽曲からのリスペクト、悪く言えば、

　(´･Д･)」パクリ曲が多かった。

　最もわかりやすい例がコチラ。

　なので、洋楽ファンからすりゃ「フザケんな！」と怒り心頭だった事は間違いない。かく言うワタクシもその１人である。
　しかしまあ、長い年月が経過してしまった今、ずっとそのスタイルを貫いてるB'zを見る限り、

　(´･Д･)」パクったと言うより、

　好きすぎたんだな。

　という印象に変わってる事も否めないだろう。
　漫画家でも割といますやん。好き過ぎて憧れの漫画家そっくりの絵柄になっちゃって、そこから脱却できない人。要はそれなんだと。

　B'zとしてのデビュー前は、ゴリゴリのヘヴィメタルな曲を書いたりしてた松本孝弘だが、バキバキのメタル好きからすると、

　(´°Д°)」松本が、
　軟弱な曲を書いてる…

　と、「メジャーデビューしてから売れる為の曲を書いてダメになった理論」を展開してた音楽ファンもいたが、結論から言うと逆で、

　(´･Д･)」80年代当時、
　流行り始めたメタルを、
　追っかけて書いただけ。

　で、

　(´･Д･)」B'zで好きな曲を
　好きなようにやったら売れちゃった。

　と言うのが真相なのではないかと推察する訳だ。

　で。

　そう言った旨を呟いたら、

　(´･Д･)」本人から返事が来た。

　ぜんぜん違う、と。

　(´･Д･)」え？　違うの？　じゃあ何？

　と本人に問いただしたら、

　売れてるものこそがダサい。

　という吃驚仰天な返答が来た。

　(´･Д･)」中学生かよ。

　いや、言いたい事はわからないでもない。いや、何ならわかる。
　ワタクシはゴリゴリのメタル好き。しかもドイツ産メタル(いわゆるジャーマンメタル。無論HELLOWEENも好きだが、メロディック・ジャーマンよりも、SCORPIONSやACCEPTのようなゴリゴリの元祖ジャーマン)が大好き。メジャーで売れてるモノの良さなんて理解できない側である。

　しかし、

　(´･Д･)」自分に理解できないからダサい、とはならん。

　正直に告白するなら、内心で「あんなのはキャッチーなだけで、本当に魂を揺さぶるような、素晴らしい曲じゃない」ってな気持ちがあった事は間違いない。
　だが、何で魂を揺さぶられるかなんて、人によって違って当然なのだ。生い立ちも感性も違うのだから。
　確かに「大衆受け」を狙った作品を下に見て悦に入りたい気持ちもなかった訳じゃないが、世間的に見りゃ、

　(´・∀・｀)　ヘビメタとかダサい。

　と下に見られてたのは、こっちの方なのである。
　つまり、結論だけ言えば「ダサい」など個人の感覚でしかなく、そこに正解も善悪も優劣もない。
　別に今でも「売れてるモノなんて大衆受けを狙っただけのくだらない作品だ」という価値観の人間は沢山いる。昔に限った話ではない。
　しかし、ワタクシは商売をやってたから、

　大衆受けを狙ったところで、
　受けない奴が９９％だ。

　という事は痛いほど知ってる。

　そして、松本のギターも、稲葉の歌唱力も否定のしようがないのだ。
　何を絶対値として測るかは知らんが、セールス、技術面では否定のしようがない。

　実際、当時から売れてたし、かつて「売れてるモノなんてダサい」という価値観が「まるで正しかった」かのような言い草は、負け犬の遠吠えでしかない。(特にB'zは割といきなり売れたので、ギリギリ80年代〜90年代初頭。90年代中期には、もう相当に売れてたし、評価されてた)

　と言うか、「売れてるモノなんてダサい」という価値観自体が、多様性の受け入れによって風化し、「ロングテール現象」を起こしてしまったのだ。

　※　ロングテール現象。多くの人から人気のある1~10位ぐらいまでを別として、それより下位が、ヒップホップ、K-POP、フュージョンなど各ジャンルで売れてるモノになった。
　つまり、かつては「＼」のような滑り台型のグラフだったのに、「\_」のような尻尾が長い「ロングテール型」に変化した。

　つまり、別にメジャーじゃなくてもファンが支えれば(知るための情報源さえあれば)ちゃんと売れるって事であり、この結果をあえて分析するなら、

　(´･Д･)」売れてるからダサい
　という考え方の方がダサい。

　という事に他ならない訳だ。
　別に腐したりはしなかったが、洋楽派のワタクシにも、素直にボン・ジョヴィは好きと言えないぐらい人気があったし、正直、ガンズでさえ、

　(´°Д°)」素直に「いいよね！」
　とは言いたくなかったりはした。

　腐したりはしなかったけどね。

　さて。長々と書いたが、ワタクシはどっちかと言われると、洋楽パクリ疑惑があるし、それを忘れてないから、

　(´･Д･)」アンチB'zである。

　別にアンチ活動をした事は一度もないが、苦い思い出があるので、好き3:嫌い2ぐらいの感覚でしかない。
　言ってしまえば「好き」や「嫌い」で終われない複雑な気持ちがある訳だ。

　そして、ワタクシにも、「売れてるモノなんて、大衆受けを狙っただけのキッチュなインポ野郎じゃねーか！」という気持ちがない訳ではない。
　だが、これだけは言っておきたい。

　(´°皿°)」売れてるからダサい！
　なんて、負け犬の遠吠えじゃねーか！

　売れてるのが気に入らないなら、

　(´°皿°)」何がダメなのか、

　重箱の隅を突っついても、
　無理矢理なこじつけでも、

　もっともらしい理由を
　並べるのがスジだろうが！！

　(´･∀･)」という腐った根性の持ち主がワタクシです。

　年初の投稿がコレでいいのか、とは思う。

　※　この記事はすべて無料で読めますが、皆様からのお年玉(¥100)をお待ちしてます。
　なお、この先にはワタクシがどっちかと言うとB'zアンチとなった事件の話が書かれています。