スモーク・イン・ザ・フェイス
皆さん、こんにちは。スモーカーの木賃ふくよし(芸名)です。
・・・悪ィな。おれの胃袋がアイス食っちまった。次ァ5段腹を目指すといい。
そんな訳で、ご存知の方もいるかと思いますが、ワタクシ、
( ´・Д・)y━・~~ スモーカーです。
もちろんズボンでアイスを食う人ではなく、いわゆる喫煙者です。
ネットなんだから、別に黙ってればわかりゃしない訳ですが、こーゆーのはちゃんと言っておかないとフェアじゃないですからね。
(´・Д・)」 そんな訳でタバコ吸いまーす。
いいじゃんよ別に。どうせ今時、自分の家以外で吸えもしないんだしさ。副流煙もクソもねえよ。
あ。
(´・∀・)」 ごめーん。
ネット回線を通じて副流煙がそっちに行ってたわー。
ごめんねー。
ってな訳で、本日の話題はタバコ。
タバコと言えば、以前、まだ自営業をやってた頃にこんな記事を書いた事もありました。
まあ要するにルールを守って吸ってるのに、ゴチャゴチャ言われるのは筋違い。
喫煙者はルールを守れないカス喫煙者に文句を言え。
嫌煙者は国なり自治体なりに文句を言え。
以上終わり。
としたい所だが本日の話題は、ツイッターで見掛けた、とあるツイートである。
ツイート自体は流れて見失ってしまったのだが、探すのも面倒だし、飛び火は望んでいないから引用しないが、要するにこんな感じだ。
公園にて、孫と爺さんだろうと思われる2人がいた。
微笑ましいな、と思って見てたら、
爺さんがふかすタバコの煙が面白いらしく、もっとやって! とキャッキャ言いながら、せがむ孫。
爺さんは喜ぶ孫に応えたいのか、
フーッ( ´Д`)y━・~~(゚∀゚)キャッキャ
とタバコの煙を孫の顔面に浴びせる、という行為に出た。そして、孫も喜んでる。
まあ、当人間では割と幸せそうな光景なのであるが、コレを見たツイ主は思ったのだ。
(;´°口°) コレ、虐待やん。
と。
(´・Д・)」 せやな。
微笑ましい光景ではあるが、嫌煙ブームも甚だしく、副流煙問題が騒がしい昨今、子供の顔に向けてタバコの煙を吹きかけるなど、虐待と言われても仕方のないレベルだ。
ワタクシは喫煙者だが、意見の方向自体はツイ主の方に賛成である。まあ、虐待とまで言われると、些か言葉が強いとは思うが、決して褒められた行為ではない。
孫が何才ぐらいなのか、今時、公園で爺さんと遊ぶって事は、保育園から小学校低学年ぐらいか。単純に煙が面白いのも仕方ないだろう。
爺さんの方も何才になるのかわからんが、昨今ならば曾祖父さんでもおかしくはない。
御年配の爺さんだったら、副流煙についての知識がなくても、まあ当然といえば当然だろう。年寄りは情報がなかなか更新されないからな。
いや、年配だから知らなくても仕方ない、とか、知らないんだから許されるべき、なんて事はまるで思わない。単にそーゆー可能性もある、という話である。
その辺を考えながら、ツイートにぶら下がってたリプライの数々を眺る。
(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾ ありえませんっ!
(ㆀ˘・з・˘) 親御さんは知らないんだろうな、、、
( ̄^ ̄) 信じられませんっ! 酷いっ!
( *`ω´) こんなの虐待ですよ!
( ゚д゚) ありえない。児童虐待ですよ。
o(`ω´ )o 虐待だー!!
(´・Д・)」 せやろか?
いきなり手のひらを返すようだが、せやろか?
ワタクシはマイケル・ジャクソンのファンだが、いつかの光景を思い出す。
マイケルに子供が生まれた時、マイケルが滞在するホテルをマスコミが取り囲んだ。
この時、マイケルはお披露目かファンサービスのつもりだろう、ホテルの部屋の窓から赤ん坊を抱き上げて見せたのである。
この時、世間は大騒ぎしてマイケルを責め立てた。
児童虐待だ、と。
確かに、赤ん坊の脇の下を抱えて、ホテルの窓から腕だけ外に出す行為は、安全配慮に欠けるかも知れない。
しかし、それは虐待なのだろうか?
ワタクシはマイケルのファンだが、あるいはファンゆえに、マイケルの行動を危なっかしいと感じたのは事実だ。何しろ、マイケルの奇行は有名である。赤ん坊を落っことしかねないと感じたのも事実だ。
しかし、同時にファンであるがゆえ、マイケルの腕力については承知している。
見た目が細くフェミニンで、困った事に色白であるから、軟弱に思われがちなマイケル・ジャクソン。
だが、実際はキレッキレのダンスでライブをこなす超アスリート側。何なら、どっちかと言うとマッチョなのが真実である。身体能力的に赤ん坊を落っことすなんて有り得ないのだ。
無論、安全面や、万が一を考えたら、軽率な行動であった事は間違いない。だが、それは児童虐待だと言えるだろうか。ワタクシは大いに疑問である。
だって、赤ん坊は怪我なんかしてないんだぜ。
話を爺さんと孫に戻そう。
確かに、子供の無知につけ込むかのような、爺さんの無知で軽率な行動は問題だ。そこに異論はない。
だが、それは児童虐待なのだろうか。
冷静に考えて欲しい。
爺さんの行動を面白がる子供と、その期待に応える爺さん。
それだけなら、何ひとつ問題はない。無論、その爺さんの行動が性的虐待であるとするなら、子供が面白がっていようと犯罪である。その辺はきっちりと線引きしよう。
だが、爺さんは法律で許されてるタバコを吸っただけだ。その公園が喫煙可なのかどうかは知らんが。
子供の顔に煙を吹きかけると言うのは、今では言語道断の行為かも知れない。しかし、昭和だったらフツーにあった光景だし、それを面白がる子供の気持ちはわかる。ドーナツ状の煙に心を奪われた子供は少なくないだろう。
何も、昔は許されたから、今も許されるべきだなんて思っちゃいない。
だが、そこに精神的虐待はなかったと、ワタクシは考える。
ならば、肉体的虐待はどうだ? 無論、子供にタバコの煙を吹きかけるのは、肉体的な虐待であろう。その点も異論はない。
しかし、それはどの程度の肉体的ダメージだと言うのだろう? その1回で肺癌になるような危険な行為か? だとしたら我々喫煙者はとっくに死に絶えてる。
例えば、普段は温厚で優しい母親が、子供の取った命に関わる危険行為(怪我はなかった)を咎めるために、たった一度だけ、咄嗟に子供の頬を引っ叩いたとしよう。
それは児童虐待だろうか。
ワタクシは武術が好きなので、頬を叩かれるだけでどれほど脳が揺らされ、ダメージを受けるかは理解できる。後遺症が残らないなんて言えない。
タバコの煙を浴びせた事で、喘息を引き起こさないなんて言えないのである。
だがそれでも、それは児童虐待に相当するのだろうか。
ポール・オースターでさえ「僕だって喫煙がいいと言ってるわけじゃない」と言っている。
喫煙者だって、喫煙が褒められた行為じゃない事は知ってる。
この話はそれ以上に発展はしなかったようだが、もしコレがマイケルの時のように事件化していたら? 爺さんはもう、孫と接触させてもらえないかも知れない。
孫も「自分は爺ちゃんから虐待を受けた」と言われて育ってしまうかも知れないのだ。
その時、よりダメージが大きいのはどちらの方だろう。
確かに、このツイートが知られる事によって、子供に煙を浴びせる爺さんが減るなら、それはメリットがある。
だが同時に、我々のような無関係で無責任な人間が、ひとつの家庭の関係を壊すかも知れないデメリットについても考えるべきではなかろうか。
ワタクシはちっともはタバコを辞めるつもりはないが、世界からタバコが消えて無くなったとしても、それはそれで構わないと思う。だが、
無関係で無責任な
正義ってヤツが、
タバコの煙以上に、
煙たくなっちゃ
本末転倒だろう?
( ´・Д・)y━・~~ って思うのよね。
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(´・Д・)」 文字を書いて生きていく事が、子供の頃からの夢でした。 コロナの影響で自分の店を失う事になり、妙な形で、今更になって文字を飯の種の足しにするとは思いませんでしたが、応援よろしくお願いします。