川口浩探検隊は本物だった
皆さん、こんにちは。川口浩も、藤岡弘、も「し」で終わってるので、ワタクシも探検隊を結成できるかも知れません。木賃ふくよし(芸名)です。
早速の報告になりますが、伏見稲荷山で再び出くわしました。イノシシ。
前回の体験談はコレ。
こんなにあっさり相見えるとは思ってなかったので割と驚いてます。
時間帯は前回と同じく夜8時ぐらい。
場所は前回よりも、わずかに人里近い、根上の松を越えたあたり。
十字路で、立ち止まっている浴衣姿の女性が2人。女子大生ぐらいだろうか。
「びっくりした」「ガサって聴こえたから」的な立ち話をしている。
場所と時間帯から推察するに、「出た」んだろうな。と思い、自分の身の安全も考え、情報収集のために話しかけてみる。
(´・Д・)」 「イノシシでも出ました?」
すると、女性が答えてくれました。
(╹◡╹) 「はい。
そ こ に い ま す 」
(´°Д°)」 NOOOOOooooッ!?
女性が指差した方向に、イノシシのケツ。
暗闇にいるのでわかりにくいが、確かにイノシシのケツが蠢いている。
街灯は鳥居の内側に向けられているので、鳥居の外にいるイノシシはケツだけが仄かに浮き出されている状態だが、ぬっこぬっこ尻を振っているので間違いない。
明るい参道を通ってきたので目が慣れていなかったが、暗闇を見つめていると、次第にハッキリしてくる。
(╹◡╹) 「割と大きいですよ」
そう。
ケツしか見えてないけど、前回見たイノシシより確実にデカい。ケツしか見えてないけど、確実に60kg超級である。まあ、なんて立派なケツ。
コレは伏見稲荷にいたねこのケツ*
てゆーか、浴衣のおねーさん、何でそんなに落ち着いてるの!?
いや、1人は冷静だけど、1人は落ち着かない空気を醸している。
当のワタクシはと言うと、「あんなのが突進してきたら死ぬぞ?」が半分。
ここの所アクセスが減ってるし、「イノシシの姿を写真に収めてツイッターで大バズや!!」が半分って所である。
ワタクシはスマホを向けて撮影を試みるが、前回と同じく、スマホの画面は真っ暗の闇しか映していない。
前回よりは光源があるから、ライトを点灯さえすれば前回よりはハッキリ写るかも知れない。ケツだけが。ええい、ケツはいい! ガンダ違う顔面を写せ顔面を!
とは思ったものの、横にはおねーさん2人。
ライトを点灯してイノシシを刺激なんかしようものなら、確実に危険である。むしろ振り向いて貰っては困る訳だ。しかも、ちょうど十字路なので、イノシシが真っ直ぐに突進できる。危ない。それは出来ない。うむ。仕方ない。
(´・Д・)」 「結構、麓なのに、堂々としてますねぇ、、、。先日も出くわしましたけど、危険ですね」
(╹◡╹) 「あ。わたし、田舎育ちなんで、タヌキとかイノシシとかよく見てたから慣れてます」
道理で。
てか、その冷静さがあったら、お友達のびびり具合を察してあげて?
と、これ以上はここにいても発展がなさそうなので、「道中お気をつけて」と告げて、その場を去った。
20mぐらい進んで、立ち止まる。あのおねーさん達も去ってくれれば、イノシシを追跡できるかも? そう思って、振り返る。すると、
_(┐「ε:)_ まだ立ち話してた。
で。ワタクシは日課の登山を続けた。てか、本来は約五合目まで登って帰るのが現在の日課だが、この日は約四合目で折り返す。
そう。一周してもう一度あの場所まで戻り、イノシシを追跡する為である。ワタクシは足早に下山すると、再び根上の松を目指す。1ヶ月も登り続けると、ショートカット参道も把握してるので楽勝である。まあ、道は間違えたんだけどね。
そして、現場近くまで近寄る際に、ワタクシはスマホを動画撮影モードに切り替え、ライトを最大にする。
今度こそ撮影に成功してやる。何故か半ば恐怖は消えていて、撮影する気満々であった。何故だ。この記事の売上の為か?
そして、現場付近。
さっきいた場所に、
おねーさん達はいない。
イノシシもいない。
うむ。そんなモンだな。諦めて帰ーーーーー、ガサッ
いたわ。
さっきと反対側に。
全開のスマホライトを向けると、シルエットが浮かび上がる。
てか、
さっきと同じ個体じゃないの?
どう見ても
100kg超級
なんですケド?
あー、そういやモンハンのブルファンゴ、ケツより頭の方がデカかったな。うん。てか、マジで同じ個体? 暗闇で距離がわからずサイズを見誤った? え? あんなのに突進されたらマジで死ねるんだけど? 別の個体なら、付近に2頭いるかも知れない? サイズからすると、前回見たイノシシの親か?
びびりながらスマホの画面を確認。
はい。真っ暗! 何も映ってない。
光が足りない。全然足りない。まるで足りてない。
今、ワタクシがイノシシに殺されたら、
辞世の句は、
「もっと光を」だわ。
ゲーテじゃん。
ゲーテになれるじゃん。
動画モードは諦めて写真に切り替えーーー、あかん、写真モードのライトは別設定だ。くそう。あ。あかん参拝客が来た。ええと。急いでもう一回動画モードに戻して撮eーーー、
ブゴッ!
イノシシは唸り声をひとつあげて、闇の中に走り去って行った。←音からすると多分。
唸り声は録れたと思ったのに、それさえ録れてなかったその時の様子。
後で遭遇場所を確認しに行ったら、まだいた。
— 木賃ふくよし(芸名)@OPUS ONE & meno mosso (@wb_opus_1) October 11, 2020
100kg級で泣くかと思った。
撮影には失敗した。
川口浩探検隊もあながち嘘じゃないと思った。 pic.twitter.com/MLJvzS9Mg2
で。この時に思ったさ。
子供の頃、夢中になった川口浩探検隊が、年齢とともに、嘉門達夫の歌の意味を理解し、それが作り物だって。今で言うモキュメンタリー、リアリティーショーなんだって。
でもさ。
この時に理解したんだ。
照明さんがいなきゃ、そりゃ光量足りないよね。
カメラマンが先行しなきゃ、良い画角は撮れないよね。
探してるからって、いつ何処から来るかわからない突然の出来事に対応するのは難しいよね。
案外、川口浩探検隊って真実だったんじゃないかなァ、、、なんて。
※ この記事はすべて無料で読めますが、
水曜スペシャル!木賃ふくよし探検隊伏見稲荷の麓に幻のイノシシを見た!
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なお、この先には特に何も書かれていません。
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(´・Д・)」 文字を書いて生きていく事が、子供の頃からの夢でした。 コロナの影響で自分の店を失う事になり、妙な形で、今更になって文字を飯の種の足しにするとは思いませんでしたが、応援よろしくお願いします。