オーディオマニアに捧ぐ
皆さん、こんにちは。割とオーディオ自体は好き。木賃ふくよし(芸名)です。
はい。そんな訳で、オカルトオーディオマニアに全力で喧嘩を売った前回ですが、
(´・Д・)」力が入り過ぎて
前後編になっちゃったの。
前回。
てな訳で、容赦なく続きに行っちゃいたいと思います。
ぶっちゃけ、オカルトオーディオマニアの「音質へのこだわり」ってのは、もはや、
(´・Д・)」僕の宗教においでよ。
でしかないと思っている。
無論、その音を聴き分けられる敏感な人もいるのだろう。まあ、少なくともワタクシは違う。
しかし、実際に実験したら聴き分けられない人がほとんどだったので、まあ、
(´・Д・)」大した事ァ
ねえのが大半だわな。
と思ってる。ちなみにワタクシは滅茶苦茶に性格が悪いので、かつての自分の職業である利きワインなんかでも、
(´・Д・)」自称マニアの
実力が大したコトない
ってのは立証済みです。
で。利きビールやら利きコーラ、利き水なんかも試した事はあるんですが、割と結果は燦々たるものでした。ちなみに、水はマニアがかなり当てて喝采を浴びましたが、逆にビールはプロが外したり。一方のコーラは「まったくわからん!」ってテキトーに答えた人が全問正解してたりと、思うようにはならないものだと実感するばかりです。
さて、話をオーディオに戻すが、オカルトに走らなくても、オーディオマニアには厄介な人達がいる。
(´・Д・)」自称
音の良し悪しが
わかっちゃうおじさんだ。
彼らが本当に音を聴き分けられるのかどうかは一旦、横に置いておこう。
だが、彼らが言うには、2万円のオーディオの音、5万円の音、10万円の音、という風に段階があるのだと言う。
わからなくはない。(音質の話ではなく、段階の話です)
確かに、一応ワタクシは元ワインのプロだが、価格による段階ってのは少なからずある。
¥1,000のワインから¥5,000以上の味がする事は、まず、ないと言っていい。
¥3,000のワインから¥10,000以上の味がする事もないし、¥5,000で¥30,000の味がする事も稀有だ。
別に、これはワインやオーディオに限らず、色んな物にも言える事である。オーディオが例外って考える方が難しいし、ワタクシ如きでもオーディオの良し悪しのある程度はわかるのだから。
で。先日、小耳に挟んだ話だが、¥100万越えのオーディオの音を聴いたマニアから、
o(`ω´ )o 10万円クラスの
音しか、しないじゃないか!
という嘆きが漏れたと言う。
(´・Д・)」 ?
それが何か
悪いのか?
それがワタクシの率直な感想だった。
いや、おそらくコレを読んだ皆様も、あるいはワタクシがオーディオマニアで、同じ体験をしても、「そりゃ悪いだろう!」って言うと思う。
しかし、ワタクシはリアルにそう思ったのである。
解説すると、まず、ワインなんて、保存状態や環境によって傷む可能性が高い。なので、
(´・Д・)」さんまんえんも支払って、
サイゼリヤのグラスワインに劣る。
なんて事はフツーにあり得るのだ。
だから、10万円の音がしてりゃ御の字って感覚がある。
いや、それでも値段に対して1/10以下の音質じゃ嘆くのは当然だろうって?
(´・Д・)」ワタクシは
そうは思わんのだよ。
と言うのも、わかりやすく牛肉あたりで説明するが、100gで¥400の牛肉と、¥800の牛肉では、確かに、
(´・Д・)」倍ほど味が違う。
しかし、¥800と¥1,600で比べたら、
(´・Д・)」1.5倍ぐらいじゃね?
更に、¥1,600と¥3,200だと、
(´・Д・)」1.3倍もあれば
御の字だと思わんかね?
この調子で、¥3,200から¥6,400だと、1.2倍。¥6,400から¥12,800だと、
(´・Д・)」1.1倍ぐらいで
妥当なモンじゃない?
と言うか牛肉に限らず、価格の違いこそあれど、大体のモノの品質ってのはこんなモンである。
何を持って品質と呼ぶのか、という問題はさておき、基本はそんなモンじゃなかろうか。
ぶっちゃけ、ワタクシはオーディオマニアの言う10万円の音がどれほどの物かは知らん。
しかし、10万円の音ってのが「値α」だと設定するとしよう。
それが100万円になったとて、
せいぜい値α×1.5倍が、
100万円の品質として、
妥当なんじゃねえの?
えっ? それでも0.5ぐらい損してる?
(´・Д・)」せやろか?
すまないが、何故アナタは、値αに、
10万円の価値があると
思い込んでるんだ?
例えば、一般的に、充分な高品質とされるオーディオの音質が5万円で手に入ったとしよう。
だとすると、10万円のオーディオは、5万円の倍の品質なのか?
(´・Д・)」たぶん答えはNOだ。
知らんけど、せいぜい1.5倍だぜ?
って事は、100万円支払ったところで、10万円と大差がなくても、
(´・Д・)」何も
不思議じゃない。
ワタクシはそう思うんだが、どうだろうか?
いやいや、それでも100万円も支払って、、、と言いたい気持ちはわかる。
しかし、三島由紀夫の初版本を揃えるのに何十万円も掛ける人だっているのだ。本の中身は新しい物を買っても、基本的に同じなのに。だが、それでいいじゃないか。マニアは自分の悦びの為に大枚をはたくモノだ。
オーディオマニアが自己満足のために
何百万円費やそうと好きにすべきなのだ。
だってさぁ、コレを言っちゃおしまいなんだけど、本の中身が大して変わらないのと同じく、
(´・Д・)」そもそも、
100万円の音なんて、
存在してないんだから。
冷静に考えて欲しい。
めちゃくちゃ良い音質で、例えが下品で申し訳ないが、それこそ勃起どころか射精しちゃうような音質が最高だとしよう。
いや、まあ、フツーに涙が出るような音質でもいい。
そこで問いたいが、皆さんは、
そもそも、
そんな「音質」に
出会った事は
あるだろうか?
たぶん、多くの人はない。ある人もいるだろうが、確実に少数派だ。
だが音楽を聴いて、涙を流した、鳥肌が立った、胸を打たれた、というような経験を持つ人なら沢山いるだろう。
それが歌詞なのか、メロディか、楽器の音か、その場の雰囲気なのかは知らん。
定めるとするなら、それが値千金の音だとしよう。
(´・Д・)」しかし、それらは人が作り出した「音楽」という存在であり、
つまり、ミュージシャンが生み出した「生音」が、
録音物を再生する
限界最大値なのである。
さて。ここまで書いたが、
(´°Д°)」 まだ本題に
たどりつかないのよ⁉︎
前後編のはずが、前中後編になってしまった。
そんな訳で明日の後編「本当に録音物は生演奏を超えられないのか」に続く。
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(´・Д・)」 文字を書いて生きていく事が、子供の頃からの夢でした。 コロナの影響で自分の店を失う事になり、妙な形で、今更になって文字を飯の種の足しにするとは思いませんでしたが、応援よろしくお願いします。