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これで勝つる


 皆さん、こんにちは。思い通りになったら、面白いに決まってるだろ。木賃もくちんふくよし(芸名)です。

 さて。ワタクシ、映画が好きなんですけどね?
 これは割と真面目に言いますけど、


 ちゃんと5回観て、
 「つまらん映画」は
 存在しないんですよ。


 (´・Д・)」 割とマジで。

 いや、あのですね。この映画はクソだわ、って思った映画でも、何がクソなのか分析してやろうと、しっかり5回視聴するとですね、なんと、どんどんと面白さを見つけちゃうんですよ。ええ。

 クソな部分も、慣れてしまって気にならなくなるし。


 てか、クソな部分ほど「笑いが堪え切れない場面」になってしまったり、その笑いにも慣れると、妙な「味」を感じ始めたり、監督の意図やら、現場の苦労やら、演者の心情を察すると、

 (´・Д・)」 悔しいけど、
 なんか面白さを感じる。


 ってなってしまうのである。真面目に5回観ればね。

 (´・Д・)」 つまり、
 5回の視聴に
 耐えられるかが問題。


 いや、真面目に。つまり、5回視聴できるだけのムカつきや苛立ちを映画に感じるかどうかが問題で、要するに、それってのは作品に向けられる「興味」なんですよ。
 だから、どんなにつまらないと感じた映画でも、5回目を観終わる頃には、悔しいけど面白いビクンビクンってなってるのである。面白さのベクトルは違うかも知れないけどね。

 で。ワタクシはコレを映画で感じるのだが、ぶっちゃけ、おそらくほぼ全ての事象は同じような事が言える。
 ほぼあらゆる趣味や学業や競技ってのは、困った事に、設置された壁ってのを乗り越える事によって面白くなるのがややこしいところ。

 スポーツなんてのは、ボールやバット、ラケットの扱いを覚えるまでは、大して面白くもなんともないモノなのである。

 わからんなりに、ちょいと繰り返してるうちに、ボールのコントロールを覚えたりして、そこで得られる万能感がそのスポーツを面白いと感じる要因となる訳だ。
 したがって、周囲の皆が出来てる事を自分だけが出来なかったりすると「つまらない」に変わる。無論、そこで「なにくそ」と続けて周囲より出来るとカタルシスが大きい分だけドハマリする訳だ。

 わかるだろうか。フレイザード様ではないが、結局のところ、人は「戦うのが好きなんじゃねえ! 勝つのが好きなんだよ!」って事である。

 その勝利ってのが他者に向いてるか、自分に向いてるかの差はあるが、「あいつに勝てた」か「うまく出来た」かの違いはあれど、勝利ポイントがどこに設置されてるかで、その勝利を収める事で人は面白さを感じる。

 端的に言うと、人は「労力に対して、得られるものが大きい」と感じれば、それを「面白い」と感じるのだ。
 だから、なるべく勝利ポイントは小さく設定されている方がいいし、なおかつ、他者ではなく自分に向けられている方がいい。

 たしか、プロゲーマーのウメハラが言っていたと思うが、「成長が得られる限り、人は飽きる事がない」と言うのはかなり正しくて、それを単純化すると、


 (´・Д・)」 勝てないからつまんねえ。


 (´・Д・)」 やり尽くしたから飽きた。


 って事になる。
 つまり、得られるものが「多く」「大きい」初心者ほどのめり込むし、初心者ほど壁を乗り越えられずに脱落する訳だ。
 しかも、この壁は次第に高く大きくなる。要するに、次の成長までに「得られるもの」など何もない期間が長い。平坦な道をただ歩く事になる。RPGの後半のように、次のレベルに上がるまでの必要経験値が大きい。大半の人間が脱落するのは壁の高さだけでなく、壁までの平坦な道のりもあるのだ。
 だからこそ、勝利ポイントは小さく設定する必要がある。

 ミスを1/100から1/120に減らす。この動きを0.1秒コンパクトにする。あと1秒耐えられるようにする。
 RPGで言うと、レベルを上げるだけでなく、お金を貯めて装備を強くするとか、物語を進めるとか隠し要素を見つけるとか、そーゆー事だ。

 だから、人は概ね「物事に飽きた」のではなく、飽きたと感じるのは「自分の成長が止まった」と言うのが正解なのである。
 しかし、人と言うのは「自分の成長が止まった」と認めるのは屈辱以外の何者でもない。
 だから、したり顔でこう言うのだ。


 (´・∀・)」 飽きた。


 とね。
 無論、飽きること、つまり成長が止まる事は悪い事でもないのだ。

 理由は、成長にかかるコストが膨大になるから。

 つまり、「新しい事を始める」ってのは、低コストで得られるものが大きい。
 突き詰める面白さとは対極に、どんどんと新しいものを取り入れる。何なら、表層だけをさらっていくのが最もコストパフォーマンスが高い訳だ。
 流行り物を追いかけるのは軟派に思えるかも知れないが、実のところ、最も効率がいい方法だとも言える。

 ワタクシは別にどっちが正しいとか、どっちがいいなんて言うつもりはない。個人的な好みを言えば、他人など構わず、突き詰めてる人は大好きだ。
 だが、自分はそーゆータイプにはなりきれない。

 かと言って、流行り物には興味がない。そーゆー人間なのだ。
 そもそも、突き詰めるか表層か、のゼロイチではない。
 突き詰めるタイプだけど、ちょっと流行りも気になる、って中途半端なのが普通の人間だ。

 幸いと言うか何と言うか、ワタクシ自身は趣味が、


 (´°Д°)」 Wikipediaを
 読み漁ることなので、
 常に知識を得る事に
 特化している半端者。


 なので、どっちなのかも判断しかねる。
 まあ、話が随分と遠回りしたが、結論としては、どんな映画も漫画も小説も、


 5回繰り返して踏破すれば、
 つまらない作品などない。


 と言うのがワタクシの持論である。


 (´・Д・)」 最もわかりやすい例を挙げるとね?


 嫌いな曲(特によく流れるCMソングなど)でも、繰り返し聴かされるうちに、


 (´°Д°)」 鼻歌を
 歌っちゃうとか!


 (´・Д・)」 ないですか?
 ワタクシはあります。

 で。その曲が嫌いなので、認めたくないけど、「このソロの部分はいいな」とか色々考えちゃう。認めたくないけど。

 ※ この記事はすべて無料で読めますが、この記事も繰り返して5回読めば、投げ銭(¥100)したくなるかも知れませんよ?
 なお、この先にはワタクシが嫌いすぎて耳に残った近年の曲の話しか書かれてません。


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(´・Д・)」 文字を書いて生きていく事が、子供の頃からの夢でした。 コロナの影響で自分の店を失う事になり、妙な形で、今更になって文字を飯の種の足しにするとは思いませんでしたが、応援よろしくお願いします。