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まったく、近頃の老人は、、、


 皆さん、こんにちは。そろそろ織田信長と同い年。木賃もくちんふくよし(芸名)です。
 さて。ワタクシは若さに興味も執着もないので、自らおっさんを名乗る事には何の抵抗もありません。
 と言うか老け顔で、そもそもおっさん扱いされまくっていたので、デフォルト値がおっさんだった訳ですよ、おっさん。
 ですから、年齢がおっさんに達した時は、むしろ安心した部分さえあります。

 逆に、ワタクシの顔は子供の頃から35歳ぐらいだった模様で、それまではずっと歳上に見られていたのですが、38歳ぐらいから、若く見られる事が増えました。
 慣れない事だったので、ちょっと耳にくすぐったく、「なるほど? 若く見られて喜ぶ女性の気持ちはこんな感じか?」と思ったりもした訳ですよ。ええ。

 そんな訳でワタクシの顔面設定年齢は35歳ぐらいだった模様ですが、さすがに人間にんげん五十年、下天げてんのうちを比ぶれば、夢幻の如くなり。

 年齢的に、普通に老年に差し掛かって来たのである。


 白髪も増えて、皮膚もたるんで、普通に老けて来たのである。


 (´・Д・)」 いや、別にいいんだけど。


 寿命にも若さにも興味ないし。まあ、確かに、



 (´・∀・)」 こんな顔文字
 使ってる老人って
 どうかとは思うけどね。



 まあ、ぶっちゃけ、自分でジジイを名乗る事にもあんまり抵抗はない。そこに抵抗はないのである。だが、おっさんと言う前後が曖昧な存在に対し、子供と老人は終わりと始まりしか決められない。

 かなりの数の諸先輩方がおられるのに、ワタクシ如きが勝手に老人入りして良いものか、少々気後れするのである。あと、平均寿命が延びて、昔なら老人だった人が、今はまだおっさん扱いだったりするし。
 そして、


 (´°皿°)」 お前みたいな
 若造が老人を名乗るな。


 と怒られそうなのである。
 いや、いますよね? お前はまだおっさんじゃないとか、中年の体力の衰えはこれからだ!とか、まだまだキミは若いよと、逆マウントを取ってくるパターンとか。



 (´・A・)」 めんどくさ。



 自分が老害扱いされるのは仕方ないし、まあ当然だとして、おっさんや中年を名乗り始めた頃にも同様の出来事はあった。
 まあ別に、こーゆーしょーもないマウント取りはよくある話だが、そこで、ふと気付いた。



 (´・Д・)」 中年の時にマウント取りをして来た世代が、


 (´°Д°)」 老人世代でも
 同じ事をやってるだけ。



 そう。よく言われる「近頃の若いモンは、、、」ってのは、「若い頃にやっちゃう失敗」みたいなモンで、わかりやすい話、ティーンエイジャーなら大半は経験する失敗なのである。
 失敗ややらかしの種類は違えども、若者だからこそやらかす失敗に過ぎないのだ。

 しかし、


 中年や老人の失態は、
 エスカレーター方式だ。



 つまり、若者の時から愚かしい行為をずっと続けているだけなのである。

 冷静に考えよう。常識や習慣なんてものは時代によって変化する。若い世代にとっては「それが当たり前」だ。日々、年々進化する生活について行けないのは、いつだって中年や老人に他ならない。
 若者が古い習慣を知らないのは「当たり前」でしかないが、老人はともかく、中年が今の習慣について行けないのは、


 (´・Д・)」 ただの怠慢。



 考えてもみな。若い世代に古い習慣を重んじなさい、ってな教育できてないのは、自分らの怠慢だからな。
 そもそも自分らが重んじて来なかった姿を見て、若い世代が育ってるんだから。

 だいたい、ワタクシに言わせりゃ、今の若い世代は優秀よ?
 クソみたいな因習を引きずってる職場でも「ブラックですもん。しゃーないっすわ」って笑って働いてるし、ワタクシの世代なんかより、よっぽど勤務態度は真面目だ。
 変に偏った思想もないから、給料分は働くけど、会社に人生を捧げたりしないし、それでも悪習を改善しようとしてくれてる。


 時代を変えるのは老人ではないって、グラサンの赤い人が言ってたけど、だいたいその通りなのだ。


 例外は幾らでもあるが、歳を重ね、財や家族を築くと人は保守的になりがちである。積み重ねた個人的な経験を「世間の常識」と呼ぶようになり、老害化するのだ。
 そりゃ、中には時代のリーダーとなって、何年・何十年も社会を牽引し続ける人間はいる。しかし、そんな人間は100人に1人もいない例外に過ぎない。
 少なくとも大企業の社長やら会長、政治家やタレントなど、財力、政治力、影響力を持つ人間だけ。大半はそうじゃない。

 そう言った例外こそ、若い頃から時代を変えてきた人物であり、時代を変え続ける寵児なのだ。そんな時代の寵児でさえ、老害と化す。
 それも、力を持っているからこそ、厄介極まりない老害と化すのだ。
 そんな絶大な権力を持つ保守的な老獪に立ち向かうおうとするのは、概ね若者なのである。

 別に、そんな大袈裟な話じゃない。
 新入社員が会社のダメな体質を変えようと献身するのは、むしろよくある光景である。
 そして、ダメな上司や会社の腐った体質に染まり、ミイラ取りがミイラになるのもまた、よくある光景に過ぎないのだ。
 そういう点で言うと、

 「まったく、近頃の若いモンは、、、」


 なんてのは、老害のたわごとに過ぎない。
 そりゃ、ダメな若者なんて幾らでもいる。しかし、若者よりダメなのは概ね、老害なのだ。
 実際、若い子は優秀な子が多い。その事実を認めようとしない時点で、老害なのである。「若者」って括りでしか見てない。個人を見てない。個人を見るにしても、良いところ、悪いところを別々に見ていないのだ。だからそんな事を言う。

 だからこそ、ワタクシは若者に説教しないようにしている。
 だって、ワタクシ自身がおっさんの説教なんか聞きたくなかったもの。


 (´・Д・)」 自分がされて嫌な事を
 他人にするなって教わったでしょ?


 こっちはアドバイスのつもりかも知れんが、大きなお世話である。まあ、反面教師としては役に立ってるかも知れんが、そこは誇るべき点じゃない。
 若者に見せるべきは、頑張ってる大人の背中なのである。

 頑張ってる背中ってのは、何か。


 簡単だ。
 より強い権力であろうと、環境を良くしようと、立ち向かっていく姿だ。
 矢面に立ってれば、若者には背中しか見せられない。
 少なくとも、若者に説教する姿ではない。

 そして、忘れないで欲しい。

 何も、より上に立ち向かうのは、若者だけの特権ではないと言う事を。


 てな事を、


 (´・∀・)」 こんな顔文字
 使ってる年寄りが言っても
 説得力がないとは思うけどね。


 (´・∀・)」 ねぇ?

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(´・Д・)」 文字を書いて生きていく事が、子供の頃からの夢でした。 コロナの影響で自分の店を失う事になり、妙な形で、今更になって文字を飯の種の足しにするとは思いませんでしたが、応援よろしくお願いします。