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「花占いはクローバーで。」

ミノフスキー粒子に侵されている事だけは判っているので、引導を贈れる誰かをズットズット捜し続けている。対偶となった好意を抱いて居た人との壁に指紋を残しながら、時代を重ねる上での偉人の鮮度を確認していた。

命乞いウイルスに同情する程度の弱さで御洒落をするので、茶番劇の様な物語性を照準器に合わせて睨んでる。シェヘラザードの遂げられなかったソワカさんを応えながら、墓守みたいな抱き寄せ方しか出来なくて悔いた。

ミミッキングマシーンもモッキングバードも知らないので、読んだ本に心を置き去りにしない様に注意してる。全ての不手際は御薬の飲み過ぎの結果だと言われ続けながら、顔色が映る全てのモノを憎しみの密室に焚べた。

未だ詩人に成りたい故に個の好き嫌いをしては暴れるので、他に対する主張みたいな崇高さまでも棄てている。「美学の名前を昇れる気概が有れば佳いのだ」と呟きながら、キット最後の最後まで何にも実らないのだった。

何故生きる為に辛い事をしないといけないのかが怖いので、裏技と攻略本を駆使してこんな場末に成っている。夜職で永生きの重さがどんどん軽く成る雷光を授かりながら、子供の頃の将来の夢を想い出して只々踊ってた。

性格をロールプレイするなら過去は全てゴミ箱往きなので、ウェヴのタトゥーがパンクして花火に打ち上がる。目標に辿り着く事で無意味さを俯瞰する拷問刑に震えながら、また新しい遣っても佳い事を求めて旅人を着た。

倫理も手加減もプライドも環境も潰せる程の存在性なので、一番楽しいデッサンの後の色塗りみたいに溺れる。純粋な衝撃で在る限りは全く干渉されずに生きて生きながら、死んだ娘の歳を数える様に穏やかな瞬間だった。

普通じゃない実存を間違いだと信じている人が沢山なので、可哀想だと感じて太陽の数を密かに増やしている。時計の針は止められるし齧れるし殺せるので遊び廻りながら、遠いトコロに往く為の手段として贅肉を閃いた。

余りにも差の開きが大き過ぎる此の世の中が大嫌いなので、絶対に手札で好きを好きな儘で居ると誓い唱える。小さな頃の塾の先生からの視線も悪くないと振り返りながら、今までの軌跡を斬り売りしないと救えなかった。

方言で情緒が乱されて少し遅めの自己嫌悪の反省文なので、自分らしさしか名乗れない吃りで檻が増えてくる。紙幣は世界一薄い詩集で在り聖書で在る事を知っていながら、見下した奴のは機会さえ有れば噛み千切ってた。

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