「劇中劇は終わらない。」
殻を剥く為に作られたロボットみたいな正しさが欲しかった。
丑三つ時の樹海は千客万来で。
悪魔男の様に生首でキレてる。
詩篇と明示しないのは卑屈だ。
電球は裸に成っても光るのに。
楽団と爆弾は踏める上に因縁が有る。
気にしいこそが生粋の詩人と化した。
マスクで細菌も醜さも閉じ込めたら。
湯船で煮詰めた老人のスープを一口。
農薬は頑張った結果に残る親心だ。
貧血のモノクロと便秘のモチーフ。
告るのは断片で文脈で抽出だから。
盗作みたいに世の中は概念に塗れ。
傾いた耳を甘く噛んでは教えない暗号。
妖精の粉を浴びて何処までも翼にする。
踊ったり唄ったりで忙しくて轟かない。
恋人の声しか届かないのは倖いだから。
眼を観れば判るなんてムーの案件だ。
調子が悪さを気圧のせいにして黙る。
核家族はビストロで在るべきか否か。
殴る事を記録して閻魔様を肯かせて。
ジャンクフードみたいな友情で佳かった。
真面目にズルをしてヤット帳尻が合える。
人間大砲には笑えないエピソードを隠し。
乾電池で動く脳髄の温度に泣いて縋れば。
宮殿に棲む野犬は骨を世界遺産にし。
殆どが生物で殆どが言葉に違いない。
口付けシーンに挑戦して胸を触られ。
知っていると言う第一印象に痺れる。
聖書に書いてない淋しさを憶えたら。
大きな声で勝ち続ける活動家をバン。
攻略本が無いと何もしたく無く成る。
とりあえず肉だけは聴かせて欲しい。
ウッドベースはピアノとドラムを夢観て。
睨まれて怒鳴られると殴るか傷付くかだ。
不機嫌な顔と呼ばれた臆病さを棄てたい。
チョコレートを服用して止まらなく成る。
逢いに往くか永訣を題材にするかだ。
部屋の扉には悪口と好物が飾られた。
危険な文化は弁え健全な文化は穢れ。
銃声は全てフラッシュモブに過ぎず。
空鍋を通せば誰しもゆるふわ愛され系。
形而上と語る人々は賢さを誇示してる。
最初に殺される女の子の死因は優美さ。
少々の傷痕は基督のせいに出来たのだ。
憂欝のリズムで寓話は価値を抱く。
最大の発明はキット地獄の苦しさ。
吐いて気付けばペアが固まってた。
何時まで強気で居れたら善いのか。
シンクロニシティで双子扱いされて。
右と左を縫い付ければ完璧な軀とし。
好評な裡に有る待ち時間を離さない。
食品サンプルみたく静かな言論術で。
納得するまでシンボルを並べ。
無邪気に酷い表現を撫でてる。
もしもを仕事にしない仕事で。
最終形態は何時だって誤りだ。
猛獣は常に魂の中で僕の内臓をランチにしようと狙っている。