「素晴らしい世界が観れたなら。」
フィルムケースに仕舞い込んだ玩具の指環の様に強かな想いを、犯されない為に築いたバリケードがゾンビに突破されたとしても、コチラには健康染みた小麦色の肌と言う最終兵器を持って居たから。無くした後のカード札には種ポケモンは一匹も揃ってなくのに、少しだけ追い掛けた穴だらけの天使はメッセージ性を獲得しようと血迷ってしまい、二次元に分解された宇宙飛行機達を永い小説に救って。御来光から始まるヒップポップの歌詞に注目していたら四年の歳月が過ぎ、凝り性なイラストには最早モデルの原型を維持出来なく成って居たので、北山は何時かとイケボで問い合わせる悪夢から眼醒める。
詩人は死ななきゃ治らない。佳い詩人は死んだ詩人だけだ。要するに、佳い詩人と言う生物は存在しない。或いは此れこそが完全無欠なキューイーディーだ。薬物を摂取して透明人間に成ったり、何らかのすこしふしぎでタイムマシーンに乗り込んだりするウチに、人生は暴落した株の様に歯応えのある漬物と化するから、せめて青春の薫りで色付いたロックンロールだけは奪わないで欲しいと懇願しても。決して口にしたくない言葉の連続性を維持出来ないとして。雨が降って傘を差す事を平和活動家に痛烈に非難されていたと唱え。選民意識の強いエスエヌエスの終わりは無理をし過ぎた家族崩壊にトテモ似て居ると感じて。其れを何の花に喩えるべきかは考え抜いた後に答えて欲しくて。月を喰べてハレー彗星が訪れた事で地球上の空気が宇宙へ逃げた日から幾星霜で、理想を並べる事で解決出来ると信じている無垢な初心者の声の大きさはまるで古ぼけたカラオケ店で、口紅で描く桜色は何時の間にか芸術作品と同格にされて居た驚きで、剥き出しに成った乳房の重さに纏った静謐を読んで。
軽量化した心魂で肉の壁に成った鬼殺隊は其の後の輪廻転生がアカシックレコードにインプットされていたのだ。中目黒駅のホームは何故こんなにも聖地と呼ぶには当たり前に成り過ぎてしまったのか。脳の中ではズット特別な自分に伴った全ての言い訳を回転させて撹拌し続けている。急に軀と心に激痛を憶えたなら何方にせよオカルトなんて信じずにベッドルームの照明を消すべきだ。怖い人間と評価されたせいで起こる全ての不条理や拭えないレッテルを剥がす為に何れだけの頑張りを虚空に費やしたか。そして全てが上手な事と何らかを惹き付ける事は同義では無いと言う事に気付くには後何年掛かる。