「成金に文豪に淑女に村娘。」

喩えばガソリンが足りない先天性を巧く重ね合わせて居たとして、其れでも気品の優雅さも心優しさも宿らない生き方だったとして、其の時は観念して性格の悪い誰彼から冷たい人間と言う烙印を捺されても弁解してはいけないのか。まるで悪魔を観た様な笑顔をしながらオネショをする童子はマセて居て、自分の弱さも触れられない部分も其れらの便利な利用方法も把握して居て、背中に生えた天使の翅で何時でもトリップの真っ最中だから。

不思議な空色のカーテンが揺れる度に怯える事が隠せられなくて、何度も後ろを振り返り確認しないと朝が寝坊する噂を魔に受けて、壊れ始めてる結末が可愛い事と赤ペン先生の御蔭で頭が佳い事を武器にしてる事実で終わらせてた。悪口は吐けば吐くほど脳に悪意が貯まる不愉快な永久装置なので跳ねて、奇蹟に出逢えるまで繰り返してる予習復習赤本過去問単語帳学習塾を得て、狙撃と共に色付いたアスファルトの赤忘れない様にしている。

得意の感受性の高さで人を傷付ける事を不本意そうに嗤って居て、其処に在るのは自分に対する憐憫しか受け付けない魂の音で居て、停止ボタンを押さない限り永遠に踊り続ける少年少女の裸を喰いモノにした放送の都合だけだから。二酸化炭素で呼吸が出来る生物を駆逐した植物達の怯えを知ったとして、甘ちゃんの反戦主義者や皮肉で溜飲を下げてる活動家に呆れて居たとして、何故未だに存在証明を安定させる事ばかり優先して居るのか。

罰で出来たゲームでは真っ白な雪だとしても苦しまずに済んでて、増える重量に泪していても鈍感なゾンビの徘徊ならば問い直して、死んだ人から忘れ去られていくから濡れ場を塗り潰した映画の中に居る真面目さに拍手をしている。会話をする事で正しく成れる胎児にはヨウコソのリモコンを連打してて、ピアスもリングも細胞も贅肉もティッシュもメモ帳も全て同じだと唱えて、本物は何時だって手前で乗り越えて安全を満喫するのだった。

空から堕ちるのは簡単だけど青春に堕ちるのも実は簡単な事実に、自分の在り方というモノを教え込まれた末のメジャーデヴューで、生きる事を生きる事に対して自信が無いモノから不自然な倖いを自然な人から奪い取っていくのだ。狂人の振りをして狂人を目指した人が狂人に成ったトコロで結するなど、知って居ると言う事実を辿って構築される関係には全く及ばないと知れと、拗れた性能を遣って完成させた近未来の子供達と化していく。