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「引かないで、笑って笑って。」

業火を吐き出す様な重低音の叫びが、病んで転んだ脳髄をボコボコにしに来る。片想いの様な怨み方をすれば、美感は昆布の天ぷらに陥るだけだから。量子のもつれでは無い状態で思うのは、四次元ポケットのどこら辺が四次元なのかと言う事で。今考えて居る途中だから、少なくとも終わるまでは誰も彼も存在として不確定の儘だ。序文は我慢して伝えるが、理解を促していく羽目だけは勘弁して欲しい。両手の指の肉を脱いだら、ユーエスビーに繋がる水色で細いコードだけが出て来て助かった。何が残って居たら、自分を個人だと断言する日が来るのか。穢した臓物ほど美味しいモノはなかなか無いと、老婆がクチャクチャと喋って居る。ギターは打楽器とは言うが、壊れたギターは震えながらコッチを睨んで居るから。星々もハートも、直ぐに満天に広がっては気持ち悪いだけなので。未だ壊れてないと信じて居るのかと、過去のフラッシュバックが罵って来るのだ。鮮やかで珍しい光景に、言語以上の美しさを感じる事が出来ない。世界の情報の中で忘れられる度に、全ての本当の事を教えたくて狭ばる白い部屋を出た。其れからは自らの可愛い人のサヨナラの口パクをイメージしながら、明日の地獄に成れるのか。レモンにはレモン一個分の文学の哀愁が含まれて居て、其の上大地の心霊までもが宿っている。何度も何度も撮り直して、出来るだけ多くの琴線に響く様に結びつけるから。実存を認めずに嫌っている言葉は、迂回して遣え無い様にセッティングしているので。弱点に収束する前に飛び降りたから、キット大凡のマリア様にだって成れるのだ。交換に因って引き起こる齟齬とズレを回避する為に、恋に堕ちた人とは言語を通して交流しない。骸の様な顔をして、置いて往かれた祈りに同じ毎日を迎えさせられた。踊ってたのは、スーパーの有料のビニール袋だけで佳いのか。不意に目の前に現れる過去の場面で、選ばれた試しがなかった事を未だに妬んで居る。難し過ぎる細胞分裂を経て生まれた自覚を、窓から外に投げ棄てたから。其処ら中に出来た傷痕も、少しでも御洒落に隠せたなら心音は未だ鳴って居られるので。未来と言う今は過去だから、歴史の上限を突破して気付けば遥か彼方の外れる予言の対象に成るのだ。佳い気持ちに成ったら、効いている証拠だとフォクシーは黙らない。ボーイもガールも、クラブで等しく挑戦者で在り続けて居た。倖いな寵愛の神経、漸く視破れたのか。

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