「細部の地獄の為の淋しさ。」
口紅から機関車まで売って居るショッピングモールでウインドウショッピングを愉しみながら闊歩していた。手癖で与えられた恋愛要素を真っ赤なハイヒールの音で蹂躙しながら。御金を支払って居ると言う脳内分泌物質こそ、一番のバンドエイドに成り得ると知っていて欲しいの。躊躇って言いそびれた台詞は、伝えない事でキット災厄から此の星を護れるから。死ぬ前にエヴァンゲリオンが終わって呉れたのはオタクとしての生き抜けたプライドに値するに違いない。ドヨめいている世の中の一部が何時の間にか躯の中で暴れ続けて居る。正しい答えは何度も確認して、キーボードで打ち込んで大きな声で唄うのだ。本当にする事でしか透明人間に成れないならば、一層の事視えない程の速度で走り廻りたくて。鮮やかなベースラインに惚れながら飲み干したカルーアミルクと肴のブルーチーズが輝いて居た。電話を一刻も早く滅ぼしたいと願いながら今日もエスエヌエスとゲームアプリにハマるから。ヒジャブを着込んだユーチューヴァーを観ながら、上手な日本語の在処に対する問答が始まってしまうの。顔と性格と自己嫌悪の格好佳い男の人の隣しか、空き場所は無いと決めて居るから。一番星に届かない事を嘆いてもアマリ在る程の美しさを寵する事が出来ない。結局は纏わり付く様な嘘を本当にする為に今の今まで取り残されている。其れでも狂気太郎さんのホームページで、仲佳しの権利を争って居た子供は既に存在しないのだ。分厚い御薬手帳の独り言は、出来るだけ聞こえない振りをして乗り切って。変化の時代が無い時点で歳を取ると言う行為に何の意味も感じる事が無くなった。雨の日に傘を刺したとしても濡れるので覚悟と名乗るべき爆弾を冷まして居たら。物語の尻尾を捕まえた段階で、泪が止まらなく成るのは病気なの。誰の中に自分が居るのかも見当が付かなく成れば、生々しいナイフを事実と解釈したから。罠に掛かった儘で生きて居たいので誰彼が苦痛に因って謝る事は絶対に赦さない。唐突な叫び声で空が晴れていくのなら文句なんて全く言わずに傷塗れに成れる。障害の有る道のりで、とち狂ったランプの精の甘い誘惑なんて無視出来ると証明するのだ。臆病者と言われて、怒り散らかしたトラベラーにウットリして。前が前で後ろが後ろなのか、気付けばトテモ永い時間迷っては振り返ったりしていた。語り継ぐべき憧憬は、庭の足跡の中に咲き乱れた野花みたいに哀しくて。