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「忘れた事すら忘れて忘れた。」

腰痛くて恋したくて、足痛くて愛したくて、頭痛くてまた逢いたくて。言葉は随分と遠回りをする事で、沢山の幻を吸い込んで、親孝行しに子宮へと帰って来るのだ。鏡は割れて居るクライが丁度佳いし、大人に成ったと宣言しても空しいし、大雨が降ってもどうしようも無く彼等が嫌いで。キノコの雲を象徴としたアートには何時だって火傷が足りないし、コカ・コーラ社の陰謀に依ってサンタクロースは真っ赤な嘘を吐き続けるし、今笑った人の理由を確実に殴りたいから教えて呉れ。猛禽の卵を温めて居たら悲劇が殻を破って、裡に有る誰かの声を残らず否定する事で何とか正気を保ち、冷凍都市にてブラック・ラグーンの新巻を支えに屈辱に成る。倖いを選ばない事で自分を救いたがるのはもう止めて、デフォルメされた自分のフィギュアで厄を根こそぎ祓ったなら、何時か入る墓場にはドウゾ蓋をして世界の終わりを迎えなさい。悪口大会が愉しいと言うのは半分くらいフィクションで、体操座りした自分の泣き顔みたいな乱れ心に、散々な穴を開けて月への出発は白紙に戻した。束縛と無関心を繰り返された結果の作風に、誰彼が靴音を鳴らしながら去ったとしても、スペシャルな背後の喝采が大地を揺するのだ。後から後から勝手に生き様を悔いるくらいなら、最も始めの時に飛び降りてターンを稼ぎ、有耶無耶に成った腫れ物の喧嘩に決着を付けようじゃ無いか。心の流れる音で踊りたいから後三十分で支度をして、可愛い舌打ちの合いの手でハンド・クラップを重ね、全てのモノが燃え尽きたなら開拓者にだって成れる筈で。現実より馬鹿なユーモアしか保存して居ないので、死に方を選べない事をラッキーと捉えるしか無く、蔭干しに成ったアノ日の執念を右脳に刻印して居る。前例が無い事を恐れる神経は最後まで理解出来なかったと思うし、自分に産まれたのに何故自分以外に成らないといけないのかと、小一時間吉野家で僻みの混じった様な説教を囁くぞ。親愛なる全ての詩人達に告ぐ事と言えば、もう二度と交われないのを残念に感じてると言う事と、正直な話「ギザギザに成った詩篇を超えられるならば超えてみせよ」に限る。地球が円いのはこの世からシェルターを無くした結果で在り、其れを信じない目立ちたがり屋は永遠に紙飛行機を飛ばしては堕ちてばかりだろうし、佳い薫りの新品の朝が来ても一瞬で中古と成りバーゲンに並んで値札に「確かに生きている」と印刷されるのだ。

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