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「本棚に命で償えば。」

雪崩も津波も台風も竜巻も圧の常套句にする事を禁止された世の中に産まれたから、リスクの中のリスクこそリスクの中のリスクだと敬虔に断言していた。其れでも色白に執着するホモ・サピエンスには言語の通り道が脳を経由していないので、只々繰り返し同じ事で追い詰める作業に余念が無いのは或る種の崇高さすら感じている。

ジブリもシャフトも京アニもカラーも様々な時限式の娯楽と夢を与えて呉れたから、花みたいに処女みたいに嘘みたいに熱量みたいに誠実さを示していた。常に密室とパーソナルスペースを侵される事を何よりも嫌っていると警告しているので、ソロソロ詮索する悪癖の無い新しい看守に来て欲しいと強く祈ってもまた赦されている。

何星人が嗤い何の海に溺れど飽きるほどの自分の作風の連続を実行し続けてたから、今は少しだけスタート地点の存在が視え始めて来てしがみ付いていた。出来る現実は誰にでも出来る美しさを誰よりも人生を賭けて誰からも離れた物量なので、情報でしか扱えない古文書と化してフロッピーディスクを積んだ地獄に再会させている。

サドは人に与えたくてマゾは人に求めていると友人に語れば引用だと疑われたから、或いは註釈が付いている方が説明のカロリーが高まるので肯いていた。自傷行為の様に確実に自傷行為の様に明快に自傷行為の様に円滑に傷付いていけるので、前々から刈り上げたかった囚人カットの想いは実験映画の様に落ち着かなさを数えてる。

電車じゃ無いとしてどう落しまえるかに対する模範解答など出る筈も無かったから、取り敢えずは頭の悪さを武器にして愛想で誘導し舐められさせていた。隣に居ると言う事実は好意を寄せるのに十二分過ぎる理由に成ると既に知っているので、最近の柔らかさと冷たさのリンパ腺をよくよく揉み解して視逃していた正しさをしてる。

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イマジナリーフレンズに絶交を言い渡された時以来、詩篇以外のモノ全てに対する諦観を持病としてしまった。
人を殴った経験が無い儘メイクの区別を覚えて以来、遂に目を閉じてる瞬間は何モノに於いても無に収束する。

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