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ドイツ北欧旅行記④〜コペンハーゲンの金夜編


金夜コペンハーゲン散歩

4.5時間の列車旅の後、コペンハーゲンに到着。18時前だった。
友人は現地の旧友に会うとのことでここから別行動となった。
ジャズバーは軒並み21時スタートだったため、数時間余裕がある。ということで、金夜のコペンハーゲンを散策することとした。
氷点下の寒さだが、おそらく金夜ということもあり街自体はかなり活気がある。

土地の広さが東京と圧倒的に違う。
道も広いし、こういった広い広場みたいなのが点々としている。

とりあえず飯を食いたかったので口コミ評価の高そうだったKarlaという店へ。

デンマーク料理が堪能できるお店。
割とかしこまった雰囲気のオシャレな店で、1人で来てる人はほぼいない。ほぼカップル。
アジア人なんて俺以外いるわけもない。アウェー感がすごい。
デンマークのビールsvanekeとデンマークのハンバーグを注文。

svanekeはフルーティな飲み口で、ハンバーグによく合う。やっぱビールに合う料理になるんだね。

けどこの時ふと思ったんだが、別にペッパーランチもビールに合うくね?むしろペッパーランチの方が味濃くてビールに合うんじゃね?って思ったが、単独行動で無駄に思考する時間が増えて頭がおかしくなってしまったのだろう。

あとHoobastankのThe reasonが流れてた。バカ懐かしい。てかフーバスタンクってデンマークのバンドだったっけ?と思って調べたらバリバリアメリカのロックバンドでした。

ジャズクラブ La Fontaine

その後、目当てのジャズクラブLa Fontaine に行ってみると、開演40分前にも関わらず超行列。


今日は人気ミュージシャンの日だったのか…?店内は歩けないほどの超満員で、熱気がすごい。

この日の編成はオルガン、ツインギター、ドラムというかなり特殊な編成。
恐らくオリジナルも結構たくさんやっていたんだと思うが、スタンダードも豊富。
いわゆるクールな北欧ジャズというより、エモーショナルにソロを取り合う王道なジャズ!って感じだった。
オルガンがベースの役割も担っていて、ギターも上手く棲み分けられている。特殊な編成なのに全く足りないと感じる帯域もなくて、すげえなあ。
ソロが終わるたびに拍手喝采という感じで、マジでこんな熱気のあるセッション日本では見たことないよ。

客層も多種多様で、1人で来てるアジア人が珍しかったのか色んな人が話しかけてくれたけど、アムステルダムから来たカップル(クソイケメンクソ美女)やアメリカ人グループ(こっちの方が見えるよ!とか教えてくれて優しい)、スロベニア出身でデンマーク在住の女性など…。

しかも決してジャズ好きが多いというわけではないらしく、スロベニアの子(年齢不詳だけど2-3歳下に見えた)も古典的なロックが好きだと言っていた。

21時スタートで終わったの深夜の1時。
けどあんま途中で帰る人もいなくて、本当にすごい盛り上がりだった。
スロベニアの子にも最後までいる?と聞くと、もちろん!と即答。なんかステージ近くの空いた席まで確保してくれたのでありがたく最後まで見させてもらった。

帰り道も途中まで一緒だったから色々話しながら帰ったけど、マジでこの時ほど自分のカスい英語力を恨んだ時はない。海外で初めて出来た友だちだから嬉しかったけど、正直言ってること2割も分かんなかった。

音楽評論とかを読んでると「日本人は音楽が嫌いだ」みたいなことを言ってる人がちょくちょくいて、そんなことないだろと思っていたが、なんとなく今回わかった気がする。

というか、海外は音楽を聴きに行くことに対するハードルが低いのだろう。日本に比べて明らかに音楽が文化に根付いている印象を受けた。

この日見たセッションはめちゃうまだったけど、東京のセッションも決して負けてはいない。けど客が俺しかいないみたいな日も普通にあったし、もっと日本もフラッと音楽を聴く習慣が浸透すればいいのになあ。

次の日は1日コペンハーゲンを堪能します。

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