第2回 子ども支援
こんにちは。
浅草で人力車を曳いています、中野優介です。
吉兆屋WAZAOGIの代表をしています。
先日(2023.12.16)に行われた、第2回子ども支援について書いてみます。
ついに応募が!
第2回子ども支援は、ひとり親家庭の方限定でInstagramから募集をしました。
どのくらい応募が来るか予想できなかったので“何かの記念日・特別な日”を条件にしてみました。
約2週間後、ついに応募が!
内心、応募があるかドキドキでした!笑
娘様のお誕生日ということで、条件や詳細をやりとりしながら、支援が決定!
まずは、支援ができることに一安心。
ひとり作戦会議
支援が決まり、ようやくスタートライン。
メールのやり取りで
・中学2年生、小学4年生の姉妹が2人で浅草に乗りにくる
・誕生日
ということがわかりました。
この情報をもとに、どうすれば楽しんでもらえるか、ひとり作戦会議。
私がサービスを提供する上で、まず行うことは“ゴールの設定”。
今回のゴールは2つ。
1.分かりやすさ & 安心感
まずは、子ども2人だけで来られるということでした。
なので、コースをイメージしやすいように、2つのコースを提案しました。
A.人力車のスピード感を楽しむコース
B.浅草のお話を楽しむコース(こちらを選ばれました)
また、待ち合わせをして、すぐに走行やガイドを開始するのではなく、安心してもらうために乗車する前に色々と雑談をします。
自分の雰囲気を感じてもらったり、2人の雰囲気を感じたり。
会った瞬間は緊張気味の2人も、人力車が動き始めてすぐに柔らかい笑顔になりました。
子ども2人で乗車しに来たこともあり、解散した後すぐに長女(お母様に繋がる)に解散をしましたの報告メールをお送りすることで、安心していただけるようにしました。
2.誕生日を感じ、楽しむ
一年に一度の特別な日。 誕生日。
どうすれば、楽しい思い出が作れるか。
色々と想像を膨らませながら、支援前日に浅草を散歩。
イチョウが散る季節なので、何か季節感を絡めながら思い出を作れないかと考えていました。
そうだ! イチョウの葉で年齢の数字を作ろう!
そう決まったら、徹底的に現地に足を運んで、調査開始!
・どこがどれくらい散っているか?
・地面や工事の状態は?
・どの角度で人力車を停める?
・数字のサイズは?
・写真の画角やカメラの設定は?
・もし急に通行止めや雨が降ったら?
などなど。
イレギュラーなことがあっても、毎日浅草にいるなら、ある程度対応できるんじゃないの?
そう思われるかもしれません。
確かに90%は対応できます。
ただ、お客様にサービスを提供する以上、自分が納得するまで準備をし、100%を目指す。
それが例え、ご予約の方・リピーター様・支援の方、誰であっても、喜んでいただくために1%でも確率を上げる作業が、本当に大切だと信じていますし、そこを疎かにする行為は、お客様に失礼にあたると思います。
(これは自分の信念なので、他の方に強要しようとは全く思っていないです!笑)
細部や手間をどれだけ大切にしているかは、お客様の深い部分に伝わる時もあるので、これからもコツコツと丁寧に、お客様や社会と向き合っていきたいです。
(どんな着地点!笑)
このようなことを考えながら準備をし、当日に臨みました。
いよいよ当日
雷門付近で待ち合わせ。
最初は緊張気味の挨拶。(3人とも。笑)
凄く礼儀正しく、丁寧に挨拶をしてくれました。
人力車に向かいながら、色々話をしたり、コースを決めたり。
そしていよいよ人力車に乗車!
持ち上げて走り出した瞬間、表情が一変!
人力車って楽しいですよね!
いつも見ている景色も、人力車に乗ると別の視点が。
隅田川沿いを駆け抜けて、スカイツリーと記念撮影!
この時には既に、初めの緊張はどこかへ。
「いつも人力車を見ているけど、乗ったことなかったので嬉しいです!ずっと乗ってみたかったんです!」と言ってくれて、私までとても嬉しい気持ちに。
その後、事前に下見をしたイチョウスポットへ。
ここで2人にご提案。
「お姉ちゃんの14歳の誕生日だから、イチョウで14の数字を作って写真撮ってみない?」
すると2人は笑顔で
「やってみたいです!」
そうなったら決まり!
3人でせっせとイチョウを集め。
「こんなに大きいイチョウがあったよ!銀杏もあった!」「茶色の落ち葉が混ざってる!」と言いながら、14の数字が完成!
大満足の3人は二天門・浅草神社へと向かい、浅草の昔話を聞きました。
まとめ
今回の記事では、支援内容に加え、支援までの準備や考え方について書いてみました。
2023年12月で吉兆屋WAZAOGIがスタートして1年。
ようやく少しずつ、やりたいことが、ぼんやりカタチになってきました。
皆さんの応援のおかげです!
本当に有難うございます。
2024年は、子ども支援の幅を広げると同時に、吉兆屋WAZAOGIを利用していただけるように考えて、行動していかないといけないです。(吉兆屋WAZAOGIの利用がないと子ども支援が継続できないので)
たくさん壁はありますが、子ども達の笑顔を見ると、純粋に癒され、温かい気持ちになります。
以上、まとめでした!(まとめが下手。笑)
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