見出し画像

管理業務主任者試験とマンション管理士試験の差

私は、令和4年の試験で管理業務主任者試験を合格しました。そのとき、マンション管理士試験も同時受験しましたが、届きませんでした。令和5年は、1点足らずで不合格。令和6年では合格しました。
結局、マンション管理士試験合格に至るまでに3年間を費やすことになりました。

では、管理業務主任者試験とマンション管理士試験の差はどれぐらいあるのかということを、私の感想のみでお話いたします。

**

私は、現在、マンション管理組合の理事代行業の仕事に従事しています。管理業務主任者の資格を持っている人は、まずまずいます。意外なことに持ってない人もいます。

ところが、マンション管理士の資格を持っている人は、数えるぐらいしかいません。仕事をしていくうえで、マンション管理士の資格を持っているといいかどうかですが、その価値を知っている人は少ないです。
しかし、知っている人に対しては、大きな効果があることは、間違いありません。

管理組合の役員の方で、マンション管理士の資格をお持ちの方がいます。今まで、下に見られていたのが、合格を報告したところ、親しく対応してもらい、距離が縮まりました。

**

さて、試験の難易度についてですが、やはりかなり差があると感じます。試験傾向も違います。

どれぐらい差があるのかというと微妙なのですが、そこに横たわる川は結構広いように思います。そこを突破するには、より細かな知識が必要に思われます。

この2年間は、マンション管理士試験の勉強だけを続けてきました。管理業務主任者の問題を見ると、簡単だな~という問題が多いです。マンション管理士の試験は、基本的な問いかけのさらにその奥を聞いてくるといった感じです。その選択肢が複数あるので、一筋縄ではいきません。
管理業務主任者は、1問のなかで聞いてくるところは一つだけといった印象です。

その反面、マンション管理士の勉強だけをしていると、全然違った角度からの問題もあり、答えられない問題もあります。

**

管理業務主任者、マンション管理士、ともに目指している方にアドバイスがあるとしたら、知識を覚えることに対して、前向きになってほしいということです。

問題を間違えたら、文句をつけるのではなく、なぜその法律ができてその条文があるのか、ということを考えれば、その必然性がわかってくると思います。

その繰り返しで、軸のようなものができあがり、初見の問題にも対応できるようになってくると思われます。



いいなと思ったら応援しよう!