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#コラム

ボードゲームってどうやって作るの? アイデア・製造・PRまで、企画方法を全部解説

ボードゲーム作りはクリエイティブで、ゲリラ的な楽しさのある営みです。ルールを思いついたら少ない人数、あるいはほぼ1人でも形にできます。 大抵の仕事やプロジェクトは、複数人の分業で行います。各人の専門性を組み合わせると、少人数でやるより大きなことができるし、効率的だからです。 でもたまには自分だけ、仲間うちだけで思うままに何かを作るのもいいものです。ボードゲーム作りは、普段の分業体制で抑圧されているモノヅクリ欲を開放するいい機会になります。 本noteでは、そんなボードゲ

ボードゲーム制作 最初のMTGでする4つの質問

ボードゲームデザイナーのミヤザキです。 最近、ボードゲームが話題になることが増えて、うちの会社でボードゲームつくりたいんだけど、どうすればいいんだろう? どこから話せばいいんですか? という企業様からご相談をいただくことが増えてきました。 そういうときに、最初のMTGで質問させていただくことがだいたい固まってきたのでまとめます。事前に目を通していただけると、最初の打ち合わせのクオリティが上がるのでお互いハッピーになれます。 1.ゲームをつくりたいと思った背景まず、どうし

ボードゲームを面白くしたい人のための、テストプレイ実践マニュアル

新しいボードゲームをつくるのは、新しい体験をつくること。だからテストプレイが欠かせません。 テストプレイとは、ゲームのプロトタイプを実際に遊んでみて、ゲームシステムの整合性の確認や抜け穴を探すことです。頭の中で考えたルールが実際に運用できるか、楽しいかどうかは、やってみなければわかりません。新しい体験は、できるかどうか分からないから新しい体験なのです。 WAZA gamesではそんなテストプレイを行うにあたって、マニュアルを制作しています。ゲームを考えたデザイナーであれば

ボードゲームをブラッシュアップするための10の視点

ボードゲームに限りませんが、何か新しいものを作ろうとするとき、一発で完成品が出来上がることはまずありません。 かならず、完成(仮)→ブラッシュアップ→完成という流れになります。そんなブラッシュアップの時につかえる、10の視点をまとめました。 1.自分のセンスを疑えゲームらしきものができあがったら、まず自分のセンスを疑うことから始めましょう。ゲームのブラッシュアップに際して、自分のゲームを「面白い」と思っているのは非常に危険です。 ゲームを作ってると「面白いものができた!

テストプレイは「意見」と「感想」の切り分けが大事

ボードゲームをつくるとき、少なくとも一度は、「テストプレイ」をします。 テストプレイとは、つくったボードゲームを製品化する前に遊んでみることです。頭の中で考えたルールを、現実でやってみて面白いかどうか試す行為です。 作者本人は自分のゲームを面白いと思いこんでいるものですが、それが他の人にとってもそうであるかは分かりません。 だから、ゲームを見知らぬ人に販売するのであれば、その前のテストプレイは欠かせません。お金をかけて印刷したけど実はつまらなかった…では悲惨なので。