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もっと広めたい。わざわざオリジナル、全パッケージリニューアル!
わざわざでは自分たちが欲しくて、でも世の中には見当たらないものを「わざわざオリジナル」製品として作ってきました。靴下やTシャツ、バッグなど多岐にわたるラインナップで多くのお客様に受け入れられ、2014年に作り始めて以来、改良しながら生産を続けてきました。
パッケージひとつひとつにも愛着があり、商品開発の度にこだわって作成してきました。最初の開発から数年が経ち商品数が増えてきて、これからのありたい形を思い描く中で、あるお客様の声がきっかけになって、パッケージを全て変更することにしました。
「わざわざって、オリジナルの商品もあるんですね!」
これは、実店舗で常連様が仰った言葉です。店頭のスタッフは、この言葉に衝撃を受けました。お客様が見たのは長年販売しているオリジナルで、店のど真ん中に配置されていたものでした。オリジナルであることを知らない方がいるなんて、想像できなかったからです。
ここで初めて、わざわざのオリジナル商品が、仕入れ商品と混在して陳列されている時に、オリジナルであることが一目では分からないことに気が付いたのです。
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「欲しいけど世の中にはなかったもの」を色々と作ってきて約10年、わざわざはオリジナルの商品を特に大切にしてきました。けれどお客様から見たら、それらは数ある商品の中のひとつに過ぎません。冒頭の言葉にはハッとさせられました。
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わざわざの「顔」を作りたい
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何気なく目にしているパッケージは、お客様が迷わず商品にたどり着くための大切な役割を果たしています。
例えば「セブンプレミアム」は、商品を見ただけでセブンイレブンのオリジナル商品だと分かります。ロゴやフォントなどでパッケージのデザインが統一され「顔」が整っているのです。
わざわざオリジナルのパッケージはお気に入りではあるものの、統一感はありませんでした。わざわざオリジナルをもっと広めていくには、一目見ただけでそれが「わざわざオリジナル」だと分かる顔が欲しいと考えるようになりました。
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統一したパッケージを作るには、年数をかけてひとつずつ積み上げてきたわざわざオリジナルを、ひとつのブランドとして俯瞰して整理する必要がありました。そこで、ご縁のあった浅野藝術にご相談して、岡本健デザイン事務所と共に、チームとなって新しいパッケージの構想を組み立てていきました。
理屈っぽさがわざわざらしさ。
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どういうものがわざわざらしさなんだろう?そう考えた時に、商品に対する熱量が半端じゃないということだろうという話が出てきました。熱量をデザインに落とし込むにはどうしたらいい?ということで、考えたのが「文字量」です。
わざわざのオンラインストアをご利用のお客様も、実店舗をご利用のお客様もきっと、説明文が異常に長いことにはお気づきですよね?笑。
それをパッケージにも反映したいと考えました。私たちはこの商品のよさを語り尽くすことができる。その理屈っぽさを表現したいということになったのです。
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デザインはもちろんのこと、テキストの内容、パッケージ資材の物流に至るまで、あらゆる角度から考えていきます。約2年半もの長い時間をかけて、完成した新パッケージがこちらです。
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「ゴミ削減」も意識しています。今までパン屋のTシャツはビニール袋に入れていましたが、この機会にくるくると帯で巻いたパッケージにしました。
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もしかするとパッケージの「字」に見覚えがある方もいらっしゃるかもしれません。旧パッケージの字も書いてくださっていた、詩人のウチダゴウさんにお願いしました。ウチダゴウさんとは2015年にわざわざのロゴをデザインしていただいて以来の長いお付き合いです。わざわざのパッケージに、やっぱりウチダゴウさんの字は欠かせません。
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「あっ、わざわざのオリジナルだよね!」
おみせに来てくださったお客様が、こう言ってくださるのが理想です。一目見ただけで気付いてくださいますようにと思いを込めて作りました。
もちろん、パッケージを変えたからといってすぐに認知が広まるわけではありません。今回の変更をひとつの大きなステップとして、引き続きコツコツと、わざわざオリジナル商品の使い心地のよさをご紹介してまいります。
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これはウチダゴウさん @uchidago に4年前に描いてもらった「ふつうがとくべつ」です。普通であることを社会で求められ続け普通ってなんだ?と幼少期から悩み続けて、普通は特別なのでは?とやっと気がつき、ゴウさんに話してわざわざでは特別な普通をやりたい!と描いて頂きました。これからもやる。 pic.twitter.com/XKzVRJ5TSD
— わざわざ問う人 平田はる香 (@wazawazapan) December 14, 2021
ユーザーの声を拾って、拾って、今。
わざわざはこれまで、ユーザーの声を拾い続けてきました。わざわざオリジナルを開発する過程はまさにそうですし、発売開始した後も商品改良のために動き続けてきています。
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例えば2014年に発売したリブウール靴下は沢山のユーザーからご意見をいただき、穴の開きやすい箇所の補強を繰り返してきました。リネン靴下は当初2サイズでご用意していましたが、よりフィット感のある履き心地を求めて3サイズに増やしました。
今回のパッケージの変更もそうです。お客様の何気ない一言に気づきを得たことがきっかけとなりました。
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わざわざオリジナルの成長、改良には常に皆様の姿があります。何かお気づきのことがありましたらSNSで「#勝手にわざわざ」のタグを付けて投稿いただいたり、おみせのスタッフに声をかけたりしてくださると嬉しいです。どうかこれからもお付き合いください。今後ともわざわざをよろしくお願いいたします!
監修>平田はる香 文責>いしはら 写真>若菜紘之