着物交換市・その1

着物交換市という地域でのイベントが、定期開催されています。
有難いことに主催の方からお声がけいただいて、準スタッフとして携わってます。

仕組みとしては、
・家で不要になった着物を持ってくる
  ↓
・置いてある着物の中から、持ってきた着物と同じ枚数を持ち帰る。
という流れの仕組み。

新たに持ち帰らず、寄付のみも可能。
なんですが…。

このところ、寄付のみされる方が多く、在庫が増える一方なのです。

大量に持ち込まれる方の多くが…。


「寄付のみで、持ち帰らなくてもいいです」
そう言って置いて行かれるのは、年配の女性がほとんど。

【花嫁道具】として着物を持ってご結婚された世代の方々。
箪笥一棹の中。
喪服一式・訪問着・羽織・普段着など、困らないようにと親御さんが用意してお嫁入りしたのかと。
まだ袖を通したことがないような着物も、しばしばあります。

また、ご親族の形見だという着物もあったりします。
こちらは、着用していた感じのあるのが多い印象。

どちらの理由にしても、処分というと心苦しいのでしょう。
親御さんの用意した着物、着ていた姿の思い出がある着物。
ゴミ袋に入れて処分というのはツライ…。
とはいえこんなにたくさん持っておけない…。

ここなら着物を活かしてくれる。
そんな思いで持ってこられたのでしょう。

ただ、寄付のみ故に循環するわけではないので、交換市の在庫は増えるばかり。
状態の良し悪しを見てからお持ち込みされない方もいるので、こちらで選別する作業も伴ってくるのです…。

この課題をどうすればいいのか


まだ始まって1年も経たないイベント。
正直、まだ模索中です。

有料となるけれど(とはいえ破格値です)、何も着物を持っていない方でここで揃えたいという方が持ち帰れば、在庫は減る。
でも、圧倒的に寄付が多い。
着物初心者さんは、滅多に来ない。

アップサイクルで何か活用できないか。
そういったことも視野に入れていきたい。

まだまだ試行錯誤しなければいけないイベント。
課題もたくさんある。

なんだか纏まらない文で終わってしまいましたが…
(note初心者なので、すみません)
今後の動向を、ここに記していけたらと思っています。

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