【ソフトテニス】2024年インターハイ女子団体戦結果予想

7月28日に行われるインターハイ女子団体戦の結果予想と注目選手、展望のようなものです。

組み合わせについてはインターハイ公式ホームページ等をご参照ください。



女子団体戦結果予想

優勝:東北

準優勝:三重

ベスト4:広島翔洋/京都光華

ベスト8:学法石川/和歌山信愛/岡崎城西/就実


団体戦も群雄割拠というような本命不在の激しい優勝争いになりそうな女子。
その中でも特に優勝候補筆頭に数えられるのが、
東北三重京都光華あたりか。

東北は去年から主力として活躍していた選手が多く、得意のインドアで強さを炸裂させて選抜優勝を果たした。日本代表の天間選手やハイジャパシングルス優勝の大和選手など充実した戦力を誇り、2021年以来の春夏連覇を狙う。

三重は去年のインハイ団体戦優勝校。しかも優勝メンバーの内7人がチームに残っており、三重高校初のインハイ団体連覇にも期待がかかる。しかしその分、追われる立場になり勝って当たり前というプレッシャーは計り知れない。選抜では準々決勝敗退で期待通りとは言えない結果となったが、去年まで4大会連続で決勝戦に進んでいる夏の勝負強さ、決勝進出力を発揮して今年も連続決勝戦進出を伸ばし連覇達成できるか。

京都光華は、選抜予選では京都府2位で、近畿地区でも出場ギリギリの5位で通過という地の底から這い上がり、選抜準優勝まで一気に駆け上がる下剋上を見せつけた。それから外シーズンになると更に強さを伸ばし、近畿で団体優勝、個人戦でも最も多くのペアを上位に送り込み、充実さをアピール。春に届かなかった頂点を今度こそ掴めるか。


上記3校を追う対抗勢として期待されるのは、広島翔洋就実和歌山信愛、そして昇陽

広島翔洋はハイジャパダブルス優勝の塚本前川ペアという白星を計算できる絶対的な柱がいるのは大きい。しかしその分2番手3番手のペアが重要になってくる。塚本前川ペア以外は中国地区や全国大会で大きな実績がある選手はいないが、インハイまでに成長してエースを支える存在が生まれれば去年決勝で敗れた悔しさを晴らせるか。

就実は去年のインハイのレギュラー選手の大半が残り選抜ベスト4入りを果たしている。毎年並行陣主体で選抜では結果を残している就実だが、インハイでは2011年を最後にベスト4に進めていない。今年こそインハイでも上位進出できるか。

和歌山信愛は去年の岩元姉妹のような絶対的エースは不在で、近畿でも個人戦上位に進むペアは例年より少なく、ここ数年では1番厳しい戦いになるかもしれない。しかし1年生の頃から全国で優勝争いを繰り広げた経験を持つ浦山選手や、ハイジャパシングルスで天間選手を破った天野選手などポテンシャルの高い選手は多い。2年ぶりの優勝を果たせるか。

昇陽はまさかの選抜予選敗退で悔しい冬を過ごしたが、2年連続全中2冠を達成したスーパー1年生の加入が起爆剤となり、強豪ひしめく近畿地区で団体準優勝。近畿個人戦を制した1年生の野間竹田ペアや、去年のインハイ個人戦5位の大釜池田ペアなどが暴れれば選抜未出場からインハイ制覇も現実味を帯びる。


他にも、選抜ベスト4の岡崎城西や、東北地区で優勝争いを繰り広げる学法石川羽黒、ハイジャパで上位進出したエースを擁する中村学園女子須磨学園なども虎視眈々と上位を狙う。


各ブロックの予想と注目チーム

左上ブロック(東北〜県岐阜商業)

勝ち抜け予想:東北

ベスト8予想:学法石川

注目チーム
高田商業
昭和学院

白鷗大足利
とわの森
県岐阜商業


左下ブロック(広島翔洋〜和歌山信愛)

勝ち抜け予想:広島翔洋

ベスト8予想:和歌山信愛

注目チーム
甲西
能登

羽黒
静岡商業


右上ブロック(京都光華〜岡崎城西)

勝ち抜け予想:京都光華

ベスト8予想:岡崎城西

注目チーム
中村学園女子
文大杉並

尽誠学園
宮崎商業
須磨学園


右下ブロック(就実〜三重)

勝ち抜け予想:三重

ベスト8予想:就実

注目チーム
秋田令和
星野
済美

昇陽
八戸工大一
明豊


選抜に続き前評判が高いチームが多くてどこが勝ってもおかしくないような大混戦となっているが、選抜の京都光華や岡崎城西のように下剋上を果たして歴史を塗り替えるチームがインハイでも現れるのか、それとも比較的順当な勝ち上がりでバチバチの最強決定戦が行われることになるのか。今年の主役をどこが射止めるのか注目。