【ソフトテニス】2024年STリーグ女子結果予想

12月13日〜15日まで行われるSTリーグ(旧日本リーグ)女子の結果予想です。

速報等は日本ソフトテニス連盟ホームページをご参照ください。



結果予想

1位:ワタキューセイモア
2位:ナガセケンコー
3位:東芝姫路
4位:SHIROYAMA HOTEL kagoshima
5位:ヨネックス
6位:アドマテックス
7位:太平洋工業
8位:アキム


男子のNTT西日本のような絶対的なチームがいない分、より混戦度合いが強い女子のSTリーグ。
実際、代替大会の2021を除けば、2016年~2017年ヨネックスを最後に連覇を果たしたチームが現れておらず、今年も苛烈な優勝争いが予想される。

その中で優勝に期待したいチームは、ワタキューセイモア。先月の皇后杯ではベスト8に3ペアを送り込み実業団としての意地を見せているだけに、今の勢いと実力は他チームよりあるだろう。2020年以来の優勝掴めるか。

ワタキューセイモアに次ぐ期待を寄せるのは、一昨年優勝で去年2位のナガセケンコー。去年からメンバーの半数が入れ替わったが、代わりに入ってきたナショナルチームルーキー3人が強力。フレッシュな顔ぶれで今年も優勝争いを繰り広げるか。

3位に予想したのは前年優勝の東芝姫路。去年の優勝の原動力となった志牟田選手が引退したのはかなりの痛手だが、高卒ルーキー佐藤選手が穴を埋めるような活躍。STリーグでも勢いを見せて連覇を成し遂げられるか。

4位にはSHIROYAMA HOTEL kagoshimaを予想。地元鹿児島国体が終わった後に衰えるどころか勢いが増し、去年のSTリーグは過去最高の3位、今年の国スポは地元国体の悔しさを晴らす3位、そして全日本実業団では悲願の優勝を果たすなど今年乗りに乗っているチーム。最高を更新する活躍ができるか。

5位予想はヨネックス。ここ数年は惜しくも優勝争いから脱落してしまっているが、今年は注目のルーキーが3人加入し厚みが増した。ダブルスは全日本社会人や皇后杯で活躍したペアがいるため、課題のシングルスを克服できれば5年ぶりの優勝も見えてくる。

6位はアドマテックスを予想。去年一昨年は6位でギリギリプレーオフ行きを免れたが、その間にも国体では優勝を果たすなど実力は間違いなく高いチーム。経験豊富な選手達に加えU-20ルーキーも活躍しており、今年こそ上位進出なるか。

7位予想は太平洋工業。2年ぶりに復帰して挑むSTリーグ。2年前の主力だった選手が残りつつ、初めてトップリーグの舞台に立つ1,2年目の若手ペアも楽しみな存在。今年は残留決められるか。

8位はアキムを予想。ここ2年は最下位となっているがプレーオフで勝利を掴んで3年連続のリーグへ挑む。去年は全敗だったもののアドマテックス以外の6チームとは1勝2敗での敗北で、更にその内5チームとはファイナルまで迫ったが惜しくも競り負けるという展開で、一歩違えば優勝争いに加わっていたかもしれなかった。今年はその一歩を縮めて最下位脱出、そして上位進出果たせるか。


各チーム情報

東芝姫路

前回順位:優勝(7勝0敗)

予想オーダー
ダブルス:中野根岸ペア・宮原岡野ペア
シングルス:佐藤選手

去年は大黒柱の志牟田選手の活躍と、志牟田選手の花道を飾るべく奮闘したチームメイトの力が合わさり優勝を掴み取った。その志牟田選手がいなくなった穴は簡単に埋まるものではないが、高卒ルーキー佐藤選手が代わりを務めるかのような活躍を見せている。根岸選手とのペアでは全日本社会人準優勝し、国スポではシングルスで白星を重ねて優勝に貢献しMVPも獲得。高卒ルーキーとは思えない結果を連発し早くもエース級の存在感だが、初めてのSTリーグでも実力を発揮して連覇達成に導けるか。


ナガセケンコー

前回順位:2位(5勝2敗)

予想オーダー
ダブルス:上野藤城ペア・箱崎木原(恵)ペア(箱崎久保ペア)
シングルス:浪岡選手

去年は2位、一昨年は優勝で実業団屈指の強さを見せたナガセケンコーだが、その主力メンバーの半数が昨年で引退。メンツが大きく変わったが、代わりに入ってきた浪岡選手・箱崎選手・藤城選手の3人のナショナルチームルーキーが強力。高校・大学の時から日本一を争う活躍をしてきたが、社会人になっても各種大会で注目される存在になっている。ルーキーたちの活躍でSTリーグの主役となれるか。


SHIROYAMA HOTEL kagoshima

前回順位:3位(4勝3敗)

予想オーダー
ダブルス:黒木元村ペア・末吉山本ペア
シングルス:加(奈)選手

去年は過去最高の3位となったSHIROYAMA HOTEL kagoshima。地元国体では悔しい思いをしたが、今年の国スポでは去年敗れた千葉チームにリベンジを果たして3位入賞。そして全日本実業団では悲願の日本一を手にするなど、チームの歴史で最も輝きを放つ1年になっている。その集大成として今年のSTリーグでも活躍し、最高を更新する結果を残せるか。


ヨネックス

前回順位:4位(4勝3敗)

予想オーダー
ダブルス:小林吉田ペア・白崎大友ペア(赤川杉本ペア・片野小松ペア)
シングルス:小松選手(大友選手)

去年までのチームを支えてきたエースペアなどが引退し、ルーキー3人が加入したことでフレッシュな顔ぶれに。毎年シングルスが弱点となっているが、今年は全日本シングルスで小松選手ベスト16の活躍。新エース小林吉田ペアが確実に白星を挙げ、全日本社会人や皇后杯で活躍した期待のルーキーたちが勢いよく戦えられれば久しぶりの優勝も見えてくる。


ワタキューセイモア

前回順位:5位(3勝4敗)

予想オーダー
ダブルス:古田原口ペア・福田海老根ペア(長谷川辻倉ペア)
シングルス:長谷川選手(原口選手)

去年は強豪ワタキューセイモアとしては悔しい結果となったが、今年はSTリーグに向けて調子は上向き。実業団チームで唯一皇后杯のベスト8に3ペアも送り込んでおり、戦力の充実ぶりを見せた。ナショナルチームメンバーの期待の新人、長谷川選手の加入で単複ともに安定感を増した采配ができるはず。2020年以来の栄冠を掴めるか注目。


アドマテックス

前回順位:6位(3勝4敗)

予想オーダー
ダブルス:松田瀬戸口ペア・澤井坂本ペア
シングルス:那須選手

2年連続6位止まりのアドマテックスだが、今年はエースの那須坂本ペアが好調。日本代表予選会では準優勝、全日本社会人もベスト8で今年も頼れる存在。シングルスは例年通り那須選手が結果を残し、好調の坂本選手や、社会人ベスト16の松田瀬戸口ペアが活躍すれば優勝争いに加われるだろう。


アキム

前回順位:8位(0勝7敗) プレーオフ1位

予想オーダー
ダブルス:小野吉野ペア・青木宮田ペア
シングルス:藤原選手

2年連続リーグ最下位に終わったアキムだが、去年はアドマテックス以外の6チームとは1勝2敗、しかもうち5チームとはファイナルまで迫った末の敗戦で、最下位ながらもかなり惜しく強さも見せていた。今年はその悔しさを晴らすようなプレーで勝利を収められるか。


太平洋工業

前回順位:STリーグⅡ優勝 プレーオフ2位

予想オーダー
ダブルス:塚川地中ペア・浅倉永田ペア
シングルス:薮内選手

プレーオフを通過してトップリーグに帰ってきた太平洋工業。前回の日本リーグでの経験がある塚川地中ペアなどの主力が実力を発揮し、初めてのSTリーグの舞台に立つ1,2年目の浅倉永田ペアが躍動できれば、今年こそストレートで残留を決められるか。


今年の女子ソフトテニス界の主役は高校生や大学生に奪われてしまい、社会人の中でもルーキー選手の活躍が目立っており、世代交代の波が大きく寄せてきていると感じたが、まだまだ実業団も負けていない、ここからは私たちが主役になるんだという気迫を込めたプレーで、日本最高峰のリーグに相応しい熱くハイレベルな大会になってほしいと思う。

私事ながら、今年は2日目午後から現地で観戦予定。年々面白くなっていく女子の最高峰の大会と雰囲気を肌で感じられる貴重な機会なので、素晴らしい体験ができることを心から願っています。