【ソフトテニス】2024年全日本選手権女子(皇后杯)結果予想
11月8日〜10日まで有明テニスの森で行われる全日本選手権女子(皇后杯)の結果予想です。
組み合わせ等は全日本選手権公式ホームページや、日本ソフトテニス連盟ホームページなどをご参照ください。
皇后杯結果予想
優勝:高橋岩倉ペア(どんぐり北広島)
準優勝:根岸佐藤ペア(東芝姫路)
ベスト4:中谷前田ペア(明治大学)/小林吉田ペア(ヨネックス)
ベスト8:浪岡久保ペア(ナガセケンコー)/長谷川辻倉ペア(ワタキューセイモア)/那須坂本ペア(アドマテックス)/久保田原ペア(國學院大學)
ベスト16:古田原口ペア(ワタキューセイモア)/塚本前川ペア(広島翔洋高校)/上野藤城ペア(ナガセケンコー)/久保中野ペア(東芝姫路)/天間左近ペア(日本体育大学)/福田海老根ペア(ワタキューセイモア)/青松西山ペア(明治大学)/天間宮前ペア(東北高校・関西学院大学)
去年はスーパー高校生だった前田中谷ペアが驚異の快進撃で林田宮下ペア以来の高校生で決勝進出を果たし、それを志牟田根岸ペアが同じ兵庫県チームの社会人として迎え撃ち有終の美を飾るという盛り上がる展開で締めた皇后杯。
今年は大学生となった前田中谷ペアが第1シードに座り今度は優勝候補筆頭として迎え撃つ立場に。
東日本選手権で優勝し、インカレではダブルスで決勝ファイナルの激戦の末に準優勝、シングルスでも中谷選手が準優勝の活躍。前田選手は日本代表に選ばれ世界選手権で経験を積んだ。去年より上の舞台で揉まれた2人が今年こそ皇后杯を手にできるか注目。
去年の準優勝ペアの対抗馬となりそうなのは、世界選手権出場選手とインカレ・全日本社会人の上位勢か。
打倒前田中谷ペアの最右翼となるのは全日本社会人優勝の高橋岩倉ペアか。インドアシーズンで何度も前田中谷ペアと対戦し勝ち負けを繰り返したライバル的存在。去年は第2シードから登場したものの3回戦敗退という悔しい結果だったが、今年も全日本社会人を連覇して皇后杯に臨む。また、高橋選手は今季での現役引退を表明しており、ここ2大会は優勝選手が花道を飾る展開が続いているだけに高橋選手もその流れに乗って最後の最後に悲願の皇后杯初優勝を叶えられるか。
高橋岩倉ペアと全日本社会人の決勝で対戦したのが、今大会第2シードの根岸佐藤ペア。根岸選手は去年の皇后杯で志牟田選手とのペアで優勝を果たした得点力の高い前衛。相方が変わっても全日本社会人で2年連続準優勝は素晴らしい。根岸選手の連覇への道を支えるのが高卒ルーキーの佐藤選手。前田中谷ペアと同い年のプラチナ世代の社会人で出世頭となっているが、決勝戦で直接対決を叶えて世代最強決定戦に持ち込むことができるか期待。
世界選手権にワイルドカードで出場の小林吉田ペアは去年3位の強力ペア。今年は代表予選会や東日本選手権、全日本社会人でも3位となっており、安定して好成績を残している反面、決勝が近くて遠い展開が続いている。皇后杯で今度こそ3位の壁を破ることができるか。
上記4ペアを4強に予想したが、他にも優勝候補筆頭勢に匹敵するペアは多数。
浪岡久保ペアはナガセケンコーのエースペア。久保選手は日本代表として、浪岡選手はワイルドカードでそれぞれ世界選手権に出場し、久保選手はダブルスと国別対抗で2つの銀メダルを獲得。次は全日本級の大会でメダルを獲得できるか。
長谷川辻倉ペアは西日本選手権優勝ペア。ナショナルの長谷川選手の技と、若手ながらワタキューセイモアのレギュラーとして結果を残す辻倉選手のペアは強力。実業団のトップチームとして今年も皇后杯上位に進みたい。
那須坂本ペアは経験豊富なアドマテックスのエースペア。日本代表予選会では他実業団のライバルやナショナル選手を抑えて準優勝を果たすなど、ナショナルから外れても存在感を残した。ハードコートの舞台でも粘り強く繋いで勝ち上がれるか。
久保田原ペアはハイレベルなインカレを2年連続で制した大学最強ペア。インカレダブルスでは前田中谷ペアとの壮絶な決勝戦を勝ち抜き実力を見せた。ナショナル外では最強格のペアが皇后杯でも実力を発揮し、大学生で上位進出、そしてナショナルチーム入りへ結果を残せるか注目。
以上がベスト8予想だが、他に特に注目したいのは、日本代表を勝ち取った若手選手たち。
日本代表同士のペアで挑む天間宮前ペアは急造ペアではあるが、宮前選手は代表予選会でも前川選手との急造ペアで臨んで優勝しており、天間選手もインターハイやハイジャパなどで色々な選手と組みながら結果を残しており、2人ともシングルスの実力に定評があるので対応力も高いだろう。天間選手が世界ジュニア帰りすぐなのが少しの不安要素ではあるが、逆にそれが勢いに繋がれば皇后杯でも主役になるかもしれない。
日本代表最後の1人前川選手は塚本選手とのペアで出場。塚本前川ペアは高校2年生ペアながらハイジャパとインターハイ個人戦を制した高校最強ペア。ダブル後衛メインながら繋ぐだけでなくストロークでの攻めも良く、どちらかが前に出されて雁行陣になっても対応してポイントを奪うプレーは超高校級。慣れないハードコートで、ダブル後衛には不利なサーフェスだと思うが、去年の前田中谷ペアが示したように高校生でも勝ち進むのは充分可能。今年の中心になれるか。
他にも去年の最終日に残った社会人の強者たちも健在で、高校・大学生の若手選手たちにも勢いがあり、優勝候補のペアといえども序盤から油断ができない試合が続くだろう。どのペアがコロシアム行きの権利を得るのか楽しみ。
各ブロックの予想と注目ペア
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勝ち抜け予想:中谷前田ペア(明治大学)
ベスト8予想:浪岡久保ペア(ナガセケンコー)
ベスト16予想:古田原口ペア(ワタキューセイモア)/塚本前川ペア(広島翔洋高校)
注目ペア
赤川杉本ペア(ヨネックス)
久留谷ペア(四国大学)
房野市川ペア(四天王寺高校)
安田藤井ペア(神戸松蔭女子学院大学)
元村黒木ペア(SHIROYAMA HOTEL kagoshima)
松田瀬戸口ペア(アドマテックス)
岡野宮原ペア(東芝姫路)
立花鈴木ペア(TeamSSP)
釘本大谷ペア(ワタキューセイモア・山鹿協会)
村上細田ペア(日本体育大学)
吉川清水ペア(トヨタ自動車)
小松﨑近藤ペア(ダンロップ)
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勝ち抜け予想:高橋岩倉ペア(どんぐり北広島)
ベスト8予想:長谷川辻倉ペア(ワタキューセイモア)
ベスト16予想:上野藤城ペア(ナガセケンコー)/久保中野ペア(東芝姫路)
注目ペア
前本佐藤ペア(ダンロップ)
五十嵐原田ペア(日本体育大学)
本間岩元ペア(神戸松蔭女子学院大学)
末吉山本ペア(SHIROYAMA HOTEL kagoshima)
後藤河村ペア(JOHNNY'S・ルーセント)
川口江口ペア(関西大学)
田辺鈴木ペア(ヨネックス新潟)
浮貝藤田ペア(四国大学)
片野小松ペア(ヨネックス)
吉木高橋ペア(日本体育大学)
濱島佐藤ペア(國學院大學・早稲田大学)
武田北川ペア(明治大学)
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勝ち抜け予想:小林吉田ペア(ヨネックス)
ベスト8予想:那須坂本ペア(アドマテックス)
ベスト16予想:天間左近ペア(日本体育大学)/福田海老根ペア(ワタキューセイモア)
注目ペア
大和佐藤ペア(東北高校)
山口清水ペア(神戸松蔭女子学院大学)
柴田山本ペア(就実高校)
寺澤相原ペア(國學院大學)
一ノ瀬粟野ペア(四国大学)
岩隈安保ペア(中村学園女子高校)
木瀬髙嶺ペア(TeamSSP・八重山高校)
清水小川ペア(ダンロップ)
高橋畑中ペア(どんぐり北広島)
竹田野間ペア(昇陽高校)
奥田日笠ペア(立教大学)
加竹山ペア(SHIROYAMA HOTEL kagoshima)
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勝ち抜け予想:根岸佐藤ペア(東芝姫路)
ベスト8予想:久保田原ペア(國學院大學)
ベスト16予想:青松西山ペア(明治大学)/天間宮前ペア(東北高校・関西学院大学)
注目ペア
三浦上野ペア(川口市役所)
矢野岩元ペア(神戸松蔭女子学院大学)
池田大釜ペア(昇陽高校)
藤井阿部ペア(東北高校)
八島上田ペア(四国大学)
白崎大友ペア(ヨネックス)
岡田逸見ペア(四国大学)
松井高橋ペア(早稲田大学)
箱崎木原ペア(ナガセケンコー)
坂本川口ペア(どんぐり北広島)
地中塚川ペア(太平洋工業)
宮本久保田ペア(学法石川高校)
男子以上に混戦で波乱の起こりやすい女子皇后杯。去年は角シードペアが次々と敗れる波乱が多く、高校生・大学生の活躍も印象的な大会だったが、今年は実績のあるペアが手堅く勝ち進めるのか。それとも今年も若手やダークホースが輝きを放ち下剋上を果たすのか。コロシアムでの最終決戦に大注目。