【ソフトテニス】2024年STリーグ男子結果予想
12月13日〜15日まで行われるSTリーグ(旧日本リーグ)男子の結果予想です。
速報等は日本ソフトテニス連盟ホームページをご参照ください。
結果予想
1位:NTT西日本
2位:ワタキューセイモア
3位:東邦ガス
4位:福井県庁
5位:東京ガス
6位:ヨネックス
7位:太平洋工業
8位:UBE
今年も去年から更に各チームの実力差が埋まって大激戦必至のSTリーグ男子。結果予想が非常に難しい大会だが、これだけは唯一自信を持って言えるのは今年もNTT西日本の天下は変わらないということ。
NTT西日本は現在リーグ13連覇中の絶対王者。国体では日本代表メンバーの過酷な日程の影響もあったのか2回戦敗退というまさかの結果となったが、その他の大会では今年も圧倒的な成績を残しており今年も隙は見当たらない。今年は2020年以来に1試合も落とすこと無く完全優勝を果たせるかに注目。
2位以下はどこがどの順位になっても全くおかしくない大混戦ムード。
その中でNTT西日本の対抗馬1番手として期待したいのは2年連続2位のワタキューセイモア。選手層は去年と同じく厚みがあるが、そこにナショナルチームメンバーの池口選手が加入し更に選択肢が増えた。エース川﨑山本ペアは天皇杯3位など実力を更に上げており、NTT西日本に今年はどこまで近付けるか、白星を奪えるかに期待が持てる。
続く3位には東邦ガスを予想。今年から安藤優作選手がチームに加入したことはかなりのアドバンテージ。更に高卒ルーキーの足利選手は全日本シングルス2年連続ベスト16入りの実力者。期待の新戦力の活躍でチームを上位に導けるか。
4位予想は福井県庁。新戦力も加入したが、やはり今年も不動のオーダーが予想される。中本鈴木ペアと品川早川ペアのダブルエースは今年も衰え知らずで各大会で活躍。シングルスの阿部選手も去年は3勝を挙げるなど年々力を増しており、噛み合えば優勝もあり得そう。今年こそ打倒NTT西日本を成し遂げられるか。
5位予想は東京ガス。安藤選手が抜けた穴は大きいと思うが、大卒ルーキーペアがその穴を小さくし、全日本実業団では準優勝を果たした。日本リーグでも勢いに乗って上位進出果たせるか。
6位はヨネックスを予想。毎年戦力が少しずつ入れ替わるチームだが、今年は中々思った結果が出せていない印象。絶対的なエースはいないが、今年もシングルスの伊藤選手を中心に粘り強く熱いプレーで喰らいついて再び優勝争いに加われるか。
7位は太平洋工業を予想。去年一昨年と2年連続で入れ替え戦に回ったが残留を掴んで今年もSTリーグに挑む。去年も出場した主力に期待のルーキーを加えて今年こそストレート残留決められるか。
8位予想はUBE。去年は7位でプレーオフに回ったが、プレーオフは1位通過で残留。新戦力はいないが、経験豊富な選手たちの熱いプレーで下剋上果たせるか。
各チーム情報
NTT西日本
前回順位:優勝(7勝0敗)
予想オーダー
ダブルス:内本内田ペア・広岡長江ペア(長江上松ペア)
シングルス:上松選手(広岡選手)
前人未到の13連覇継続中の絶対王者。
今年も日本代表3人を擁し、上松選手は天皇杯と全日本シングルス、広岡長江ペアは全日本社会人で優勝、内本内田ペアは西日本選手権優勝や天皇杯準優勝など今年も抜群の結果を残している。丸中村上ペアと本倉林ペアも全日本級の大会で上位に入るなど、誰が試合に出ても隙はない。
今年は完全優勝で連覇継続できるか。
ワタキューセイモア
前回順位:2位(5勝2敗)
予想オーダー
ダブルス:川﨑山本ペア・北野亮星野ペア(阪本池口ペア)
シングルス:阪本選手(星野選手)
2年連続2位の打倒NTT西日本の最右翼。
川﨑山本ペアが天皇杯3位でひとつ殻を破ったような印象。ここ数年エースとして引っ張ってきた北野亮星野ペアも頼りになる存在だが、大型ルーキーの池口選手が加わったことで阪本池口ペアでのダブルスも1枚増えて単複ともに厚みが増した。
他のチームもどんどん強力になっていくが、今年も倒して最終戦でNTT西日本から白星を奪えるか。
福井県庁
前回順位:3位(5勝2敗)
予想オーダー
ダブルス:中本鈴木ペア/品川早川ペア
シングルス:阿部選手
昇格してからは常に上位争い・優勝争いを繰り広げてきた強力チーム。
新戦力も加入したが、今年も不動のオーダーで挑むか。
年数を重ねてWエースの成績も少し落ち着いて来たかと思ったが全日本社会人で中本鈴木ペアがベスト8、品川早川ペアがベスト16でまだまだ健在。シングルスの阿部選手も去年3勝を挙げて侮れない存在に。
今年こそNTTを倒して優勝掴み取れるか。
ヨネックス
前回順位:4位(3勝4敗)
予想オーダー
ダブルス:山根荒木ペア(伊藤荒木ペア)/髙月榊原ペア
シングルス:伊藤選手(山根選手)
数年前はNTT西日本の最大のライバルとして挑んで来たヨネックスだが、去年一昨年は他チームにも屈し4位となってしまっている。
ナショナルチームメンバーの荒木選手が新加入したが、今年の全日本級の大会では中々上位に進めず苦戦。
シングルスは伊藤選手を軸にしているがダブルスは色々なパターンを見せて相手にオーダーを読ませない印象があるが、今年はどんな布陣で上位を狙っていくのか楽しみ。
東邦ガス
前回順位:5位(3勝4敗)
予想オーダー
ダブルス:安藤安藤ペア/仲川大友ペア(足利佐渡ペア)
シングルス:足利選手(大友選手)
まさかの実業団リーグ落ちから最短で戻ってきた去年は5位で残留を掴んだが、今年は期待の新戦力が多く優勝争いに期待できるチームとなった。
安藤優作選手が東京ガスから移籍し安藤兄弟ペアが同所属となり、全日本社会人3位や天皇杯5位などいきなりの好成績連発。高卒ルーキーの足利選手は全日本シングルス2年連続ベスト16の実力者。シングルスを任せられる選手が増えたことで例年崩さざるを得なかった仲川大友ペアをそのまま使えるようになったのは大きい。
例年登録選手を全員使うような多彩な采配が見られるが、今年はどんな起用で挑むのか注目。
東京ガス
前回順位:6位(3勝4敗)
予想オーダー
ダブルス:山下西田ペア/掛川松本ペア
シングルス:中村選手
全日本実業団準優勝の東京ガス。
主力だった安藤選手が東邦ガスに移籍したのは大きな痛手ではあるが、全日本実業団では大卒ルーキーの山下西田ペアが穴を埋めるような活躍を見せた。既存戦力の層も今年も厚く、エースが抜けても充分優勝争いに加われるチームになっている。
東邦ガスやワタキューセイモアで今年大活躍した元チームメイトとの対戦がどうなるのかにも注目。
UBE
前回順位:7位(1勝6敗) プレーオフ1位
予想オーダー
ダブルス:戸畑川合ペア/河村越智ペア(宇都宮藤井ペア)
シングルス:荒尾選手(小川選手)
去年は1勝のみでプレーオフに回ったが、プレーオフでまた強さを見せて残留を勝ち取ってきた。
戸畑川合ペアが全日本社会人ベスト16で全日本シングルスでも32入りし頼れるエースになっているが、新戦力はおらず、ベテランの域に達する選手も増えてきたのが少し不安点。しかし経験豊富な選手が多く気迫のこもったプレーで今年は上位争いに食い込みたい。
太平洋工業
前回順位:8位(1勝6敗) プレーオフ2位
予想オーダー
ダブルス:加藤齋藤ペア/野田安井ペア
シングルス:立木選手
去年一昨年と入れ替え戦に回り、2位通過で残留というギリギリの戦いが続いている太平洋工業。
シングルスの柱の立木選手を中心に、その立木選手とのペアで個人戦で結果を出してきた齋藤選手の2人がポイントゲッターとなり、フレッシュな新人の勢いも加えて今年こそストレートで残留決められるか。
去年は2位と3位、4位から6位、7位と8位がそれぞれ勝ち数同率で並ぶ超大混戦となったが、今年もそれに近いようなハイレベルな争いが予想される。
絶対王者NTT西日本が今年も圧倒して連覇を継続するのか、ついに王者の連勝を止めるチームが現れるのか、そしてSTリーグならではのプレーオフ行きを掛けた熾烈な争いにも大注目。
どんな熱い大会となり、どんなドラマが待ち受けているのか、今からワクワクが止まらない。
また私事ではございますが、STリーグ2日目の午後からは初めて現地での観戦予定です。3日間フルで観ることはできませんが、少しでもあの熱を感じてみたい、そしてもしかしたら自分の推し選手が今回最後のSTリーグになるかもしれないと思ったらどうしても現地に行きたい気持ちが募り、行かせて頂きます。
初めてのSTリーグが最高の思い出になることを願っています。